2008/11/28

あなたのお口は健康ですか

長崎県諫早市の歯医者  「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です

朝、目覚めるとロの中がバリバリに乾いていて、気持ちが悪い。舌はひび割れて痛いし、口臭も気になる。この状態、唾液の分泌量が少なくなることによる口腔乾燥症「ドライマウス」かもしれません。

ドライマウスは、年齢に関係なく症状が出ますが、男性より女性がなりやすいと言われます。背景に、ストレスや不規則な食生活、さらに薬物の副作用があるとされます。症状が軽ければ、唾液がねばる程度ですが、重くなると、舌の表面がつるつるになり、粘膜が歯などで傷つき、炎症を起こしてしまいます。

ドライマウスに詳しい歯科医院に行くと、まず勧められるのが唾液検査です。唾液は、口の中をきれいにするほか、むし歯の修復、抗菌、潤滑作用などの働きがあります。少なくなると、口臭や口内炎の原因になり、口の動きが悪くなります。検査では、唾液中の雑菌の種類や分泌量を調べます。むし歯になりやすいかどうかを判断する目安にもしています。

ドライマウスの対策として耳の下にある唾液腺のマッサージや、よく物をかむことのほか、保湿剤を使う方法があります。しかし、これらはいずれも対症療法です。

ロの乾きには、こうした療法が中心になります。義歯が合わない、口内炎ができやすいといった訴えの原因が、ドライマウスである場合もあります。口の粘膜に潤いを与えるためにシュガーレスの飴をなめる、水分で潤す、口の中の清掃をしっかりするといったことも大切です。

また、乾燥の原因のひとつに挙げられる薬物の副作用も心配です。
水分をつくり出している分泌腺に障害が起きるシェーグレン症候群、放射線治療の影響、あるいは利尿剤、鎮痛剤、糖尿病治療薬などでも唾液の量は少なくなります。服用している薬がある時は、歯科医師とも情報を共有し、口腔管理だけでなく心身の健康やケアについても一緒に考えてもらいましょう。

病的な原因がなくても、日日常生活で緊張状態やストレスが続くと口の中は乾燥しやすくなります。リラックスできる時間を持ち、ゆっくりとよくかんで食事をする習慣をつけ、人生にも口の中にも潤いを保ちたいものです。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科