『歯は健康の窓口』歯の健康が全身の健康を作ります

ふじた歯科は今年の7月23日(2010年)で開業20周年を迎えました。これも日頃お世話になっている方々のおかげだと思っております。今後ますます地域の皆様に愛されるような歯科医院に、よりグレードアップしますので、これからもよろしくお願いします。

20年前に『歯は健康の窓口』をキャッチフレーズに長崎県諫早市の多良見町で開業したしました。今思えばあっという間に20年経過したしたようです。

 

メタボ対策として、歯磨きを励行し歯周病菌を少なくすることが重要だ。つまり歯周病対策をすることで、血管年齢の老化を防ぐことに関して前回書きました。

ところで、1日3回の食事。何気なく行っておりますが、生きていくうえで、食事は大きな楽しみであることは疑いもない事実だと思います。その食事を楽しく、おいしく頂きたい。そういうことをお手伝いするのも私たち歯科医師の役目です。

まず、食事は見て楽しむ。お口に入れて最初に味、食感、そして歯ごたえを楽しむ。よく咬んで小さくして飲み込む。その後食道を通過し、胃の中で溶かされ、腸に送られます。

ここで、腸の話になるのですが、腸で栄養をとりこんでいきます。その中にはやはり細菌がいて我々の健康に大きな影響を及ぼしています。

健康を保つために、栄養を吸収する器官である腸管の細菌状態も重要です。食物繊維は腸に善玉菌を増やします。ですからなるべく多くの食物繊維をとることが重要です。しかし、歯が悪くて、噛む力が弱くなると思うようなバランスの良い食事ができなくなります。歯が残り少なくなると、穀物も野菜も摂取しにくくなり十分な食物繊維が摂れなくなります。加えてミネラルやビタミン類も不足し、栄養状態が悪くなりますね。

 

80歳の方を対象に行った咀嚼の研究では、咀嚼能力が低い人は高い人に比べ死亡リスクが5.1倍高いという結果が出ているそうです。これは自分の歯の数が多いほど痴呆になりにくいという研究とも関連すると思います。こと死亡リスクに焦点を当てると、喫煙の有無よりも厳しい結果ですね。以前から日本歯科医師会の啓蒙運動で80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動がございます。この運動には80歳になっても歯をなるべく残して、健康でいましょうねという運動ですが、先に書いたような研究をもとにしたものです。

 

また、歯が悪いと、会話を行う機能が低下します。舌の回転がうまくいかなくなるからです。会話がうまくいかないと、それに伴い社会参加も積極的でなくなります。その上運動機能の低下も起ってきます。このように歯の健康は、口腔細菌・栄養摂取・運動機能の3点で全身の健康につながっているのです。ぜひ、歯の健康を守って、お口の健康を維持し、食べる力を強化し、ひいては体の健康を守っていきましょう。

歯は健康の窓口です。