最近のインプラントに関する報道について

6月25日の各種新聞によりますと、インプラントの治療で6割の歯科医師が何らかのトラブルを経験していることが分かりました。

これは日本歯科医学会の全国調査で分かったことです。全国の1000人の歯科医師に調査票を送り423人の回答からデータをとったものだそうです。

報道によりますと、治療に取り組んでいる歯科医師289人のうち、約6割が何らかのトラブルを経験していたそうです。

どういう内容かと言いますと、上部構造物(クラウン)の破損が67.5%。インプラント周囲炎が55.4%。などです。

また、4人に1人の割合で、神経に関するトラブル、出血に関するトラブルを経験していたそうです。

これはインプラントの失敗というわけではありませんので誤解なさらないようにしてください。

また他にも、手術室で手術するか否か?また手術前の患者さんの血液検査など内容に医療機関毎にばらつきがあることが分かりました。

また、この報道と時を同じくしてNHKの放送で、厚生労働省の研究班が調べた調査でも次の様な事が分かっています。

歯科医師1000人を対象に行った調査で289人の回答によるそうです。

先の報道も289人の回答と言ってましたので、日本歯科医学会と厚生労働省の合同調査かもしれません。

それによりますと、治療を始める前に、骨の厚さや神経の位置などを確認するCT検査を患者全員に行っている歯科医師は57%。糖尿病など治療の障害となる持病を把握するための血液検査や尿検査の値を確認している歯科医師は23%にとどまり、事前の検査を十分に行っていない事が明らかになっています。

 

インプラント学会はいくつか存在します。ですが歯周病治療の様なガイドライインはありません。
インプラント治療の利点や欠点など大分周知されていると思いますが、患者さんのためにも、インプラント治療のガイドライインが必要と判断されています。

最近インプラントに関するネガティブキャンペーンとも思えるようなTV番組や、報道が目立つようになりました。

これは、全国的に色々なトラブルが起こっているからだと思います。数年前に東京でインプラントの死亡事故があったことも事実です。

 

長崎インプラント研究所や諫早インプラント相談室を監修するふじた歯科にも、、他院でインプラントをし、
結果として満足な結果が得られない患者さんが、どうにかしてほしいと数多く来院されます。

その症例を見ると、事前にCT検査をして、CTシュミレーションなどの精密な治療計画を立てて実行していれば違った結果になったのにと思えるものばかりです。

治療を受ける患者さんも、インプラント治療はやはり特殊な治療で、どの歯科医院でやっても同じではありません。

ましてや一度治療をすると簡単にやり代えができず、後々まで影響がある治療であることを認識する必要があります。

 

患者さんにとって、インプラント治療はこれからの人生をいかに楽しむことができるかどうかを左右する治療とも言えます。

その重要な治療を選択するにあたり、自らが納得できる治療計画を立案することは非常に重要だと言えます。

 

インプラントをした後、きちんとメンテナンスをやってもらえるのか?残っている自分の歯を守るためにどうしたらいいのか?

良く説明を受けて、納得することが大切です。