歯周病と献血

歯周病と献血

 

長崎県諫早市の歯医者  ふじた歯科 院長の藤田です

今日は歯周病と献血の話です。

 

皆さんは献血に行ったことはありますか?献血は一人でできる素晴らしいボランティアです。私も今まで40回近く、ふじた歯科 としても20年以上にわたってスタッフ一同で献血に協力しています。

 

ところで、献血に行ったときに必要事項を記入する用紙があるのですが、その項目の一つに最近歯科に行きましたか?という質問があるので疑問がわいた方もいらっしゃると思います。

歯科に治療に行ったら献血が断られるのです。

どうして?

 

これは治療の内容にもよるのですが、虫歯の詰め物だけの治療なら問題ありません。

献血できない場合というのは、出血を伴った歯科治療を行った場合です。

というのは 口の中には常在菌と言って多数の細菌がいます。その中には無害なものもいれば、歯周病菌などの有害なものもいます。

 

出血するということは、歯肉粘膜が傷ついているということです。その部位から細菌が侵入するのです。

そうすると血液の中に最近が入り菌血症となります。そうした血液が輸血されるとなると問題がありますよね。

 

こういうことを考えれば、出血を伴う治療をすると、血液に細菌が入るのは理解できますね。

ですから歯科治療の内容によって3日間は献血できないのです。

 

歯周病で歯石を取るなどといった治療は出血する場合が多いです。

歯周病が歯垢、歯石に含まれる歯周病菌が原因で起こりますが、その住処は歯周ポケットという歯と歯茎の間の溝です。歯周ポケットは面積に換算すると人の手の平ぐらいになるそうです。

てのひらに相当する広さに歯周病菌がいるのですから、歯周病の患者さんは歯茎から出血しやすく、歯磨きででも出血する人が多くなります。ですから重度の歯周病の患者さんは絶えず菌血症になっているのです。

 

そのため、歯周病菌が全身回って、全身疾患に影響を及ぼす理由なのです。

歯周病を治すと、心疾患や、血管疾患。糖尿病が改善するといった理由もここにあるのです。

 

しっかり歯周病を治して、献血という素晴らしいボランティアを行いましょう。