義歯とインプラント

義歯とインプラント

 

不幸にして歯を失くしてしまって、その修復治療として義歯をつくった患者さんたちのお話を聞くと、満足されている方はほとんどいません。その時に訴えられることは、
1、動いて安定しない
2、歯茎に当たって痛い。
3、よくかめない
といったところでしょうか。

 

原因としましては、1は義歯を支えるものがない。2は噛むと義歯が動いてこすれる。また沈んで歯茎に当たって痛くなる。3は、義歯の噛む力は本来の歯に比べ30パーセントである弱ことに起因します。
このように、義歯に関して不満を言われ、すぐに使わなくなる方が多いようです。

でも、冷静に考えていただきたいことがあります。
義手、義足、義眼という言葉をご存知でしょうか?確かにつけてはいますが、本来の生来持っていた手、足、目とは違いますよね。入れ歯も同じなのです。

 

義歯は義手や義足と同じものと思っていただきたいです。義手も義足も精巧につくられますが、どうしても自分本来のものではありません。

ですから、義歯をつくったとしても自分の歯と同様に噛むことは不可能なのです。噛む力は自分の歯に比べ、3分の一から4分の一に落ちます。

また、総入れ歯は歯茎の上に乗せているだけ、部分入れ歯は残った歯にバネでかけているだけです。そのため、すぐに動いてしまいます。ですから、本来の自分の歯に比べると、使用感は落ちるもの。
義手義足と同様にしばらくはリハビリが必要なものということを認識することが大事です。

 

義歯を入れた日から、自分の歯と同様に使えるものと勘違いしている方が多いので、これは事実としてお知らせしておきます。

 

ここで、いくつかの義歯の不調の原因である、『義歯が動き、こすれて痛い』ということに対して、インプラントを用いて解決を見る方法があるのです。これはインプラントと義歯を合体させたものがあります。インプラントに上に義歯を乗せるのです。

インプラントを入れた後で、そのインプラントを支えにして、外れないように工夫するのです。
そうすれば、義歯が動かないので、こすれないので痛みが減る。また、インプラントの支えがあるので、噛む力が倍増します。いわゆるハイブリッド義歯ですね。