2021/11/29

歯科訪問診療と総医療費の関係

院長の藤田です。院長コラムです    2021/12/1

諫早ふじた歯科・矯正歯科では訪問診療も行なっております。それも治療主体ではなくケアー主体の口腔全体管理を目指しています。当然今お困りの虫歯治療や、歯を作る治療、義歯調整と歯周病治療をおこないます。一時治療が終了した後は口腔ケアと摂食支援を定期的に行なっております。諫早ふじた歯科・矯正歯科では開院以来、歯は健康の窓口、歯の健康から全身の健康を作るというキャッチフレーズで診療を行なっておりましたが、これが厚生労働省の研究によって証明されました。

訪問診療において歯科が介入した場合と、歯科が介入しない場合の医療費について厚生労働省のデータがあります。

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これによると、平成28年度、29年度の厚生労働省のモデル事業で訪問診療に歯科が介入した場合と介入しなかった場合の年間の総医療費について調べました。それによると歯科が介入した場合、当然年間にかかる歯科医療費は増加(男性で3万円、女性では2万円)したのですが、年間医療費(医科、歯科、薬剤、その他合計)は男性で15万円減少、女性で2万円上昇しました。

これが2年目に入ると年間歯科医療費は男性で4万円(月約3000円)、女性で3万円(月約2500円)増加したのですが、年間医療費(医科、歯科、薬剤、その他合計)は男性で40万円減少、女性で35万円減少しています。これは、歯科が介入することにより、年間の総医療費が減少する。つまり、歯科が介入して健康が維持でき、他の病気が減って健康が保てたたということを意味します。

まさしくお口の健康から全身の健康を創る ということです。ですから日常に歯科医院に通える方と同様に、施設や居宅で歯科に行けない方も訪問歯科診療で口腔管理や、摂食支援をすることにより、歯科的なアプローチをして健康維持、重症化予防をすべきなのです。そのため ふじた歯科では訪問歯科診療に力を入れております。(歯の残存本数と認知症の関係など歯科と全身の関係はますます周知されることとなりそうです。)

訪問歯科診療でお困りの方は、ふじた歯科までお問い合わせください。

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