2022/04/22

保険診療の金属について

長崎県 諫早市 多良見町の歯医者    諫早ふじた歯科・矯正歯科 の中嶋です。

 

【 保険診療で使われてる詰め物や被せ物の金属についてのお話しです。】

 

銀歯は、見た目が目立つという印象もありますが、実はこの銀歯を使用している国は先進国で日本だけで、様々な影響があることがわかっています。

 

諫早ふじた歯科・矯正歯科

 

【 虫歯になりやすい 】

銀歯は素材そのものは丈夫なのですが、歯よりも硬いため、経年変化で歯が摩耗してくると、歯と詰め物の間に隙間ができやすく、その隙間に汚れが入り込み、虫歯が再発するリスクが高くなってしまいます。銀歯の下の虫歯は、レントゲンにも写りにくいため、発見しづらいです。

銀歯の下は虫歯になっていることが多く、銀歯の寿命は約5年半ほどといわれています。

 

【金属アレルギーを引き起こすことがある】

意外と知られていませんが、保険診療で使われている金属の詰め物や被せ物の金属の歯科材料が原因で、金属アレルギーの症状が出ることがあります。

金属アレルギーというと、ネックレスやピアスなどのアクセサリーが皮膚に触れることによって痒みがでたりかぶれたりするというイメージが強いかと思いますが、このように金属が直接皮膚に接触し症状が出ると気付くことができますが、お口の中の金属により金属アレルギーを起こしていると気付きづらいことがあります。

保険診療で使われている金属は、長期間の使用によって劣化した金属はイオン化して溶けだしてしまいやすく、その溶けだした金属が歯肉に着色したり、身体に取り込まれてしまうことで金属アレルギーの原因になってしまいます。原因不明の肌荒れやだるさ、頭痛、肩こりなどはもしかしたら金属アレルギーが原因かもしれません。

金属アレルギーの症状には、接触性皮膚炎、湿疹、口内炎、口唇炎、口腔粘膜異常、掌蹠膿疱症などがあります。金属アレルギーには個人差があり、お口の中に金属が入っていても全く症状が出ないということもあります。

 

保険診療の銀歯は比較的安価で、虫歯によって削った歯の機能を補う治療として最低限の内容をカバーしたものになります。保険診療では使用できる素材が限られていることもあるので全身の健康を気遣うのであれば自費診療による安心安全な素材を使用することをおすすめします。

 

金属アレルギーがあるか気になる方は皮膚科で調べることができます。当院からの紹介も可能ですので、気になる方は皮膚科への受診をおすすめします。

 

虫歯治療に関しては こちら

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