こんにちは。長崎県諫早市多良見町の歯医者 「諫早ふじた歯科・矯正歯科」の本田です。
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みなさんは歯科の定期検診に通っていますか?
予防が重要視されている今、定期的に通われている方とどこか痛くなったら行こうと思われてる方もいらっしゃると思いますが、歯をなくす原因の9割が歯周病と虫歯です。そうならないために定期検診はとても大切です。
私は歯科衛生士として日々患者様のお口の中のクリーニングを行い管理しています。
当院ではほとんどの患者様が最低でも3ヶ月に1回というペースで通っていただいています。「なぜ3ヶ月に1回なのか」「半年に1回じゃだめなのか」そういった疑問を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
結論から言いますと半年に1回、1年に1回などではお口の中の状態が維持されません!
メンテナンスの間隔はなぜ3か月?
その日に口の中を綺麗にして歯石を除去してもその状態がずっと続くわけではありません。日を追うごとにお口の中にご自身では除去できない汚れや歯石がついたりし、状況は徐々に悪くなっていきます。メンテナンスを受診後、3か月を過ぎてからお口の中にトラブルが起きてきやすい方が多いことが統計的にわかっています。それによって歯茎に炎症が起きてきだすのが約3ヶ月後なので、その日のクリーニングから3ヶ月後に来院してもらい、またお口の状態を維持していくのです。患者様のお口の清掃状態によっては2ヶ月に1回や、1ヶ月に1回と期間を短くして管理していく事もできるので、担当の歯科衛生士に相談してみるのもいいと思います!
次に当院ではどのようなメンテナンスを行なっているのかお話ししたいと思います。
①歯周検査
まず最初に歯茎の検査をします。歯と歯茎の間には歯肉溝という溝があります。健康な歯茎ですと1〜3m m程度ですが、この溝に汚れが溜まり、汚れの中の細菌により歯茎が炎症を起こし腫れていったり歯の周りを支える骨が溶けたりし、溝が深くなります。
②染め出し液で歯の清掃チェック・指導
汚れを染め出して、どこに磨き残しがあってどんな風に磨いたらいいのか、鏡を見せながら患者様にしっかり指導していきます。
③プロによるお口のクリーニング(PMTC)
専用の器具にブラシを取り付けて歯と歯の間の汚れを丁寧に取ります。また歯石を除去したり着色も綺麗に落とします。最後に糸ようじ、歯間ブラシ、手用の歯ブラシで完全に汚れを落とします。
④歯科医師による確認
歯科衛生士がクリーニングを行った後、歯科医師に再度チェックをしてもらい、虫歯はないか、きれいに落とせているか、気になるところはないか確認していきます。
以上が当院でのメンテナンスの流れになります。
その他には1年に1回程度口の中の写真を撮影したり、CT撮影して、患者様の口の中に異常がないか常に管理していきます。
何かわからない点があればスタッフがしっかり説明しますので、安心してご気軽に相談ください。