2022/12/23

治療中のお願い

こんにちは 長崎県諫早市の歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。

 

歯が痛くなって歯科に通い始めたけれど、歯が痛くなくなったからや、忙しくて時間が取れない、

などの理由で治療を中断した方もいらっしゃると思います。

 

治療を中断するとさらに歯の状態は悪化していき、突然痛みが出たり、

歯茎が腫れたりと結果的にもっと長い治療期間が必要になるばかりか、

治療費も余計にかかることになってしまいます。そして最悪の場合、

歯を抜かないといけない状況になってしまうかもしれません。

 

今回は歯の治療中断が悪い結果となりやすいトラブルベスト3について解説します。

 

1位 歯の神経を取ったまま放置

歯の神経を取り除く治療を行った後や、歯の神経が腐ってしまって

歯の根の治療を行っている場合など、主に歯の中の治療を行っている

ときは、中断するとその後のダメージが特に大きくなります。

歯の内部は抵抗性が弱いため、あまり放置されると、虫歯が進行したり、根の中が汚れたりします。

1か月ほどの中断でも影響があると考えられます。

歯の根の治療は、痛みがなくなった後も、治療に回数がかかることも少なくありません。

しかしここで中断になってしまうと歯の寿命を一気に縮めてしまうので、注意が必要です。

 

2位 応急処置での放置

親知らずなど歯ぐきが腫れた際、歯の周囲を洗浄したり、

膿を出すために、歯茎の一部を切開するなどして、応急的な処置が行われます。

一時的に症状が改善すると、そのままで様子を見たくなりますが、あくまで対処療法に過ぎず、

原因となっている汚れや細菌など塊は歯茎の内部にそのままになっているため、

しばらくすると前よりももっと腫れることもしばしばです。

応急的処置を繰り返すだけでは、だんだん状態が悪化する場合も多く、

簡単に済ませる事のメリットは、後でのデメリットを大きくする可能性もあります。

 

3位 仮歯のまま放置

一時的に見た目が元に戻るのが、プラスチック状の樹脂で、歯に被せ物などを作る仮歯です。

長期間の使用には素材的に耐えることができませんが、

手軽で見た目も良いため被せる前などによく作られることがあります。

仮歯は時間が経過すると、次第にすり減ります。すり減ってしまった部分は歯の移動によって補正が起こり、

咬みあわせ面のせっかく被せるために削ったスペースが、どんどん失われます。

改めて治療を開始した時点では、スペース不足のため、追加で歯を削ることとなり、

特に歯の神経をギリギリで保存した場合などは神経を残せなくなってしまうこともあります。

 

一生健康なお口を維持していただくためにも、ぜひ治療は最後まで受けていただくようにお願いいたします。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科