2023/02/07

感染症予防と歯周病予防

ハニカミニュース2月号できました。

諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。

今月は感染症予防と、歯周病予防についての話です。

題して 「おうちでできる!口腔ケアで感染症予防 & 歯医者でできる歯周病予防 」

諫早 歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科 ハニカミニュース2月号

冬は、インフルエンザやノロウイルスによる感染性胃腸炎など、 ウイルスや細菌による感染症が流行する季節です。 

これは空気の乾燥によって、口腔内や喉、鼻の粘膜が乾燥し、ウイルスや細菌など 外からの侵入を防御する機能が弱まってしまうためです。

ウイルスは多くの場合、 鼻や口の粘膜から進入しますが、口の中に入った時点では、まだ悪さはできません。 

実は、お口の細菌がウイルスを粘膜細胞の中に入り込むのを助けるタンパク分解酵素を 出すことがわかっています。特に、歯周病菌が強力なタンパク分解酵素を持っていること がわかっており、歯周病菌のコントロールがウイルス感染症予防にも重要だと言われています。 

つまり、口腔ケアが不十分だと “ウイルスが活動しやすい環境”ができてしまうのです。 

感染症を予防する為には、口の中を清潔に保つことも大切です。 また、口腔ケアは肺炎の重症化の予防にもなります。

特に高齢になるとお口の働きが 悪くなる口腔機能低下症という状態になる方もいます。

そうなると知らないうちに 唾液を誤嚥してしまう不顕性誤嚥が起きやすく誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。 

眠りにつく前と、目覚めの口腔ケアが大切 

 ・ 眠る前、しっかり念入りに磨く 

寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、細菌が増殖しやす い環境に。口腔内を清潔にし、細菌をできるだけ減らして眠 りにつくことが大切です。

デンタルフロス や歯間ブラシを併用したり、舌磨きを実 践するのも良いでしょう。 

・ 朝起きたら、食事の前に歯を磨く 

歯磨きは食後にするもの…というイメージがありますが、う がいや歯磨きをしないまま朝食をすると、食べ物と一緒に、 有害なウイルスや細菌を体内に入ってしまうことに。 

・ 唾液の分泌を増やすマッサージを 

唾液には、天然の抗菌成分が含まれており、細菌の繁殖を 防ぐ働きがあります。質の良い唾液を多く分泌出来ると、 細菌は少なく、口臭が少なくなるというメリットも。 

歯周病予防で長寿が手に入る! 

歯周病は、歯周病菌の増殖によって進行する病 気です。心筋梗塞や脳梗塞では、その周辺で歯 周病菌が検出されるなど、増えすぎた歯周病菌 は全身的にも悪影響を及ぼします。他にも、動 脈硬化や糖尿病を悪化させることがわかってい ます。 口腔ケアで歯周病を予防することは、全身の健康維持に もつながっています。

何かありましたら、諫早ふじた歯科・矯正歯科にご相談下さい。 

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医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科