2023/04/04

歯医者の初診料2

長崎県諫早市の歯医者  「諫早ふじた歯科・矯正歯科」理事長の藤田です

今回は 歯医者の初診料に関しての記事です。

 

■歯医者の初診料はいくら?保険と自費でどのくらい違う?

 

歯科を受診すると、医科と同様に「初診料」がかかります。これは日本の法律(医療関係は厚生労働省)で定められたルールなので、どの医院を受診しても必ず発生します。今回はそんな歯医者の初診料について、保険と自費の違いも含めて解説します。

2023年4月1日よりマイナンバーカードを保険証(マイナ保険証)として用いて、オンライン資格確認等により情報の提供をした場合としない場合も、初診料も再診料も変化がありますので留意して下さい。できればマイナンバーカードを持参して下さい。

 

▼歯科の初診料は264点(=2640円)

 

日本における診療報酬は、点数で表されます。1点につき10円となり、歯科の初診料は現状、264点となっているので、自費診療であれば2640円かかります。保険の3割負担であれば、792円ですね。1割負担の方であれば、264円となります。改めて確認すると、歯科の初診料の安さに驚かれる方も多いことでしょう。ただ、通院が長く続く治療では、「再診料」というものも発生します。

 

▼歯科の再診料は56点(=560円)

 

歯科の再診料は56点なので、初診料と比べるとかなり安いです。初診料の約5分の1で、3割負担であればさらに安くなります。ですから、歯科治療が長期に渡ったとしても、それほど大きな負担にはならないことでしょう。

 

▼初診料を何度も請求されるのはなぜ?

 

歯科への通院の仕方によっては、初診料を繰り返し請求されることもあります。これは継続していた治療を中断して、しばらく経ったのちに再び受診した場合です。そうしたケースでは歯科に限らず、医科でも初診料を再度請求されます。また、同じ歯医者さんで引き続き通院する場合でも、異なる病気で治療を受けるのであれば、新たに初診料が発生します。この点も意外に知られておらず、戸惑う方が多いようです。

 

▼初診料は「初診でかかる費用の総額」ではない?

 

初診料に関しては、もうひとつ誤解されやすい点があります。それは「初診料=初診でかかる費用の総額」でないという点です。何らかの理由で歯医者を受診した際、いろいろな検査や処置を受けますよね。具体的には、口腔内診査、歯周組織検査、レントゲン検査、虫歯を削る処置などです。これらを初診で行った場合には、初診料とは別に費用が発生します。ですから初めての受診だからといって、費用の総額が3割負担で792円となることはまずありません。そこにさまざまな費用が加算される点にご注意ください。

諫早ふじた歯科・矯正歯科ではレントゲン検査、歯周組織検査、口腔内写真検査などトータルで約3100円かかる場合が多いです。この検査で患者様の口腔内の現状把握、そして治療計画の立案に進ことができます。非常に重要な検査です。

 

▼歯医者の治療費を抑えるために

 

初診料や再診料が発生することを考えると、歯科への受診はできるだけ避けた方が良いように思われがちです。実際、医療費を抑制するために、歯が痛くても受診を控えている方もいらっしゃることでしょう。けれども、それはむしろ医療費の増大へとつながるケースが多いといえます。

 

なぜなら、お口の病気というのは予防するに越したことはないからです。あるいは、治療を始める時期が早ければ早いほど、治療費も安くなる傾向にあります。その2点を踏まえると、歯科の検診やメンテナンスは定期的に受けた方が良いと言えるでしょう。数ヶ月に一度、初診料がかかることになりますが、3割負担で1,000円弱の出費です。仮に虫歯や歯周病を重症化させて歯を失った場合は、治療法にもよりますが数万円から数十万円の費用がかかってしまいます。

 

▼まとめ

 

今回は、歯科の初診料や再診料について、具体的な金額・点数を取り上げながら説明してきました。こうした診療報酬は、定期的に改訂されますので、その点はご注意ください。その他にも歯科ではいろいろな費用が発生し、どのような内訳になっているか気になる方も多いことでしょう。そのほとんどはお会計の際にお渡しする明細書に記載されていますので、そちらをご確認ください。そんな歯科の診療報酬についてさらに詳しく知りたい方は、定期検診やメンテナンスの際にいつでもお尋ねください。わかりやすくご説明します。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科