2023/06/30

歯と喫煙の関係

こんにちは 諫早ふじた歯科・矯正歯科の野田です。

今回は『歯と喫煙の関係について』お話していきます。

歯と喫煙には密接な関係があります。喫煙はお口の健康に悪影響を与える多くの問題を引き起こすことが知られています。

1.口臭

タバコに含まれる化学物質は、口臭を引き起こすことがあります。また、喫煙は歯周炎や歯周病を悪化させ、口臭を悪化させる要因になります。

2.タバコによる変色

タバコに含まれるニコチンやタールは、歯の表面に付着し、黄ばみやステイン(着色)が生じることがあります。

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3.歯周病

喫煙は、歯周病のリスクを増加させる要因として知られています。

・歯周病の発症リスクの増加:喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病にかかる可能性が高くなります。

喫煙によりお口の中の免疫機能を低下させ、歯茎の炎症を引き起こします。

歯周病の進行速度の増加:喫煙は歯周病の進行速度を加速させることもあります。喫煙者の場合、歯周組織の修復能力が低下し、

歯周病が進行しやすくなります。また、喫煙によって血管の収縮が引き起こされ、歯茎に対する血液の供給

が悪化することもあります。

 ・歯周治療の効果の低下:喫煙は歯周治療の効果を低下させることがあります。

治療が進んでも再発のリスクが高まり、喫煙が継続されると歯周病の症状の改善や回復が難しくなることもあります。

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4.口腔がん

喫煙は、口腔癌のリスクを増加させると考えられています。タバコに含まれる発がん性物質が、口腔組織に損傷を与え、がんの発生を引き起こす可能性があります。

5.歯の寿命と健康

喫煙は、歯の寿命と健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。喫煙によって歯周組織が損傷し、歯を支える骨が減少することで、歯が抜けやすくなる可能性があります。

また、お口の中が乾燥し、唾液の分泌が低下すると歯の再石灰化が減少し、虫歯のリスクが高まります。

6.インプラント

・インプラントの成功率:喫煙はインプラント手術の成功率に悪影響を及ぼすことが知られています。喫煙者は非喫煙者に比べて、インプラントが定着する確率が低くなる傾向にあります。

喫煙は血行を悪化させ、お口の中の組織の修復や再生を妨げ、その結果インプラントが定着するのに必要な時間が長くなったり、インプラントが失敗する可能性が高まります。

 ・インプラントの寿命:喫煙はインプラントの寿命に悪影響を及ぼす可能性があります。喫煙者は非喫煙者に比べ、インプラント周囲の骨や組織の健康状態が悪化する傾向にあり、

喫煙により引き起こされる炎症や感染は、インプラントの寿命を短くする可能性があります。また、喫煙により喫煙によって歯茎が退縮することがあり、それによってインプラントが露出したり、失われるリスクが高まることもあります。

 ・インプラント手術の前後の喫煙:喫煙は手術の成功率だけでなく、傷口の治癒やインプラントの結合にも影響を及ぼす可能性があります。手術後の傷口の治癒が遅くなる傾向があり、感染症や合併症のリスクが増加する可能性もあります。

 

 

このように、お口の健康にさまざまな影響を与える可能性があります。喫煙を控えるか、できれば禁煙することで、これらのリスクを軽減することができます。

また、定期的な歯科検診や適切な歯磨き、フロス使用などもお口の健康を守るために大切です。何かお困りのことがあればお気軽にご相談ください。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科