2023/07/18

歯医者のクリーニングは痛いのか?

長崎県諫早市の歯医者  「諫早ふじた歯科・矯正歯科」理事長の藤田です

歯の治療は何でも痛いと思われている方もおられます。誤解も多いのですが、歯のクリーニングに関して説明いたします

■歯医者のクリーニングは痛い?痛くない?

 

歯ブラシによるブラッシングでは落とせない歯の黄ばみ・黒ずみなどは、歯医者のプロフェッショナルケアで落とすことが可能です。ただ、「歯科処置」となると痛みを伴うイメージが強く、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで今回は歯医者のクリーニングに伴う痛みや不快感についてわかりやすく解説します。

 

▼歯医者のクリーニングは痛くないです

 

とくに大きな問題を抱えていない方の歯をクリーニングする場合は、痛みが生じることはまずありません。なぜなら、歯のクリーニングというのは、その名の通り歯を清掃する処置だからです。ステインなどの汚れを取り除くために、歯を削るようなことはありませんのでご安心ください。むしろ、歯茎が適度にマッサージされて気持ちが良い、と感じる方が多いようです。

 

▼知覚過敏や歯周病の方は注意が必要?

 

象牙質知覚過敏症を患っていたり、歯周病によって歯茎が腫れたり、歯根面が露出しているようなケースでは、クリーニングで痛みが生じることもあります。そうしたケースではあらかじめ、クリーニングによって痛みが生じるリスクをお伝えしますし、できる限り痛みが生じないよう、配慮いたします。少なくとも、施術に耐えられなくなるような痛みは生じませんよ。

 

▼知覚過敏が起こるメカニズム

 

歯医者のクリーニングは、歯の表面に付着した汚れを取り除く処置なのになぜ知覚過敏のリスクがあるのか疑問に思われる方もいらっしゃることでしょう。そこでまず、クリーニングで歯がしみるのは、ホワイトニングによる知覚過敏のリスクとは大きく異なる点にご注意ください。

 

ホワイトニングでは、過酸化水素という漂白効果のある薬剤を使用することから、歯がしみる症状も起こりやすくなっていますが、クリーニングの場合は物理的な刺激に由来する知覚過敏です。つまり、もともと知覚過敏の症状がある方はそのリスクが高まるだけで、正常な人ではクリーニングで歯がしみることはほとんどありません。ちなみに、知覚過敏を患っている人は、エナメル質の表面に亀裂が入っていたり、摩耗や咬耗によって歯質が薄くなっていたりすることで、ちょっとした刺激でも歯の神経を反応させてしまう状態となっています。

 

▼歯垢や歯石をクリーニングすることの重要性

 

クリーニングでは、歯垢や歯石を一掃します。とりわけ歯周ポケットの中に形成された歯石は、取り除く際に痛いと感じこともありますが、それらをきれいに除去することで歯茎の炎症反応も和らいでいきます。ですから、歯垢や歯石、バイオフィルムといった細菌の温床は、定期的にクリーニングでゼロにしていくことが大切なのです。

 

◎歯石取りは出血・痛みを伴う?

 

クリーニングやスケーリングなどで歯石を除去する場合は、出血や痛みを伴うことが多いです。歯石というのは石のように硬く、スケーラーと呼ばれる鋭利な器具を使って削り取る他ないため、施術に伴う不快感もある程度は避けられないのです。だからといって歯石を放置すると細菌繁殖の温床となることから、より深刻な症状へと発展しかねませんので、頑張ってスケーリングやクリーニングを受けるようにしましょう。定期的なクリーニングを受けて汚れをため込まなければ、歯石が形成されることもなくなりますよ。

 

▼まとめ

 

このように、歯医者のクリーニングは基本的に痛くないです。定期的なクリーニングを受けることで病原菌の繁殖が抑えられ、虫歯や歯周病で痛い思いをすることもなくなりますよ。そんな歯のクリーニングに関心のある方は、いつでも 諫早ふじた歯科・矯正歯科 までご連絡ください。

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科