2023/10/06

歯周ポケットの掃除

こんにちは 長崎県 諫早市 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

今回は、歯周ポケットの掃除方法『デブライドメント』ついてお話しして行きます。

 

デブライドメンドとは

歯根面に付着した歯石を除去した後、歯周ポケット内のプラーク(歯垢)やバイオフィルムを取り除く方法です。

 

歯周ポケットは歯肉溝にプラークが溜まり、プラークの細菌によって歯肉が炎症を起こし腫れていき溝が深くなって形成されたものです。

健康な状態では1〜3mmほどの深さですが、歯周病が進行するとしに歯周ポケットは4mm以上の深さになります。

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・4〜5mmでは初期の歯周病

・6〜7mmで中度

・8mm以上は重度の歯周病と診断されます。

 

 

 

〈歯周ポケットが深くなる原因〉

主な原因は、プラークと歯石の蓄積です。

歯周病と関係のある細菌に嫌気性菌があります。

嫌気性菌は、空気の届きにくい歯周ポケット内を好み奥へと侵入し、細菌の作り出す内毒素によって歯肉を腫らし歯周ポケットを深くしていきます。

 

そのため、毎日の歯磨きで歯周ポケットをケアすることはとても大切です。

歯ブラシの当て方や、歯間ブラシやフロスなどの補助用具も使っていきましょう。

また、一般的にセルフケアでのプラーク除去は3mm以下までと言われているため、歯科医院での定期的な歯周ポケットの掃除も欠かせません。

特に、歯周ポケットが深い場合はメンテナンス期間短縮していくことをお勧めします。

 

当院では、歯周病治療が終わり安定期治療のための定期検診で『デブライドメント』を行なっています。

 

①超音波スケーラー

超音波スケーラーを使い注水下で、超音波振動を利用し歯面の清掃と共にポケット内のバイオフィルム、プラークを除去し洗浄する方法

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②パウダーメンテナンス

粉と一緒に細かいパウダーを吹き付け歯周ポケット内の歯垢、バイオフィルムの除去を行う方法です。

使用する粉は高い水溶性で、歯周ポケット内に滞留しないもので、微粒子のためインプラント周囲に使うことも可能。

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どちらの方法も効率用プラークや、バイオフィルムの除去に適しています。

デブライドメントは定期的に、継続して行うことが大切です。

セルフケアでは届かないような歯周ポケット深くのプラークも、専用の機械を使うことで除去できます。

 

日本人が歯を失う原因として最も多いのが、歯周病です。

歯は一生ものであり、口腔内は全身と大きく関わりがあります。

歯科疾患である歯周病を放置すると糖尿病・肺炎・脳卒中・心臓病など、様々な病気にかかりやすくなりますので、日頃のセルフケアと定期検診を通してご自分の歯を大切に予防を頑張っていきましょう。

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科