2023/11/03

治療の中断について

こんにちは。諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

今年も残すところあと2ヶ月になりましたね。年末に向けて忙しくなると歯のことが後回しになってしまい治療途中で通えなくなってしまうことがあるかもしれません。

歯科治療を途中で中断することは、症状が悪化し、痛みや不快感が増す可能性があります。感染や炎症が広がることもあります。

 

治療を中断してしまうと様々なリスクがあります。

 

1、仮歯・仮の詰め物のままにしておく

仮歯は通常、一時的な修復材料であり、本来の治療が完了するまでの間に使用されます。そのため、長期間の使用には適していません。仮歯は本物の歯冠と比べて耐久性が低く、磨耗しやすいことがあります。仮の詰め物はしっかりした材質ではなく柔らかく、外れるように詰めているので、放置するとそこからバイ菌が入り虫歯が再発してしまいます。

 

2、歯の神経の治療の中断

神経治療は通常、歯の内部の感染を除去するために行われます。治療を中断すると、感染が再び広がる可能性があります。

神経治療の目的は、歯を保存し、機能を維持することです。治療を中断してしまうと、歯の内部まで虫歯になってしまい、虫歯を全部取ってみると歯の残りの量が少なくなってしまった場合は最終的には抜歯が必要になることがあります。

 

3、歯の型取りをしたままにすると

型取りをした後1ヶ月以上経過してしまうと、被せ物の調節に時間がかかったり、作り直しになることがあります。治療回数が増えたり、別に費用が発生することがあるので、仮歯のまま中断されてる方は早めに再開してくださいね。

 

4、歯を抜いたままにする

親知らずを抜いたあとはそのままでも大丈夫です。ですが、それ以外の歯を抜いたあとそのままにしておくと、両側の歯が傾いてきてしまいます。上下の歯は噛み合う歯があるのが正常な状態ですが、反対の歯が失われるとそのまま伸びてきてしまいます。そのままにしておくとお口全体の噛み合わせが悪くなっていきます。

歯を失った場合反対側の歯で噛む癖がついてしまい体のバランスが崩れてしまい、お口の中だけの問題だけではなくなることがあります。

 

5、お子さまの虫歯治療の中断

“乳歯は生え変わるから大丈夫”と思いますよね。

乳歯は永久歯に比べて柔らかいため、虫歯の進行がとても早いです。虫歯をそのままにしておくと、すぐ下に控えている永久歯の発育を悪くします。また、隣の歯へと虫歯がうつり、範囲が徐々に広がっていきます。お子さまによく見られる『ランパントカリエス』という多発性の虫歯がお口全体の深刻な問題となる点にも注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

一度治療を中断してしまいもう一度通院するのに迷っている方がいらっしゃいましたら一度ご相談ください。

きちんと最後まで治療しお口の健康を長く維持していきましょう。

 

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科