こんにちは。長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。
「インプラントの寿命は何年くらいなの?」「インプラントの寿命を長持ちさせるポイントはなに?」と疑問を持っている患者さまもいるでしょう。
今回は、インプラントの寿命について詳しく解説します。インプラントの寿命を縮める原因や寿命を延ばす方法も伝えますので、ぜひご覧ください。
目次
インプラントの寿命は何年?
インプラントの寿命とは、一般的に人工歯根が抜けたとき、もしくは撤去するまでの残存期間を指します。メンテナンスを適切に行っていれば、10~15年ほどが寿命といわれています。
ただし、この年数はあくまで平均寿命です。インプラントの寿命を縮める行為をしていると、平均よりも早く寿命を迎える可能性があるでしょう。セルフケアやメンテナンスをしっかり行っていれば、寿命より長く使えることもあります。
インプラントの寿命を縮める原因
インプラントの寿命を縮める原因は、以下のとおりです。
メンテナンスを怠っている
インプラントの寿命を縮める原因として、最初に考えられるのはメンテナンス不足です。インプラントの埋入が終わったあとも、3ヶ月に一度のメンテナンスが欠かせません。
どんなに丁寧にセルフケアをしていても、口内に汚れが溜まることがあります。また、人工歯根と上部構造を繋ぐアバットメントがゆるんでいる場合、患者さま自身で締めなおすのは難しいでしょう。
口内で何らかのトラブルが起きていても、3ヶ月に一度定期検診を受けていれば早期発見・早期治療に繋げられます。
インプラント周囲炎になっている
インプラント周囲炎は、文字通りインプラントの周囲が炎症を起こした状態です。歯周病と同じように、細菌感染を起こしているので治療が必要となります。
粘膜部分のみが炎症している軽度のインプラント周囲炎であれば、人工歯根が抜け落ちる前に治療できるでしょう。
しかし、重度になるとインプラントの寿命に大きな影響を与えます。インプラントが埋まっている歯槽骨が溶かされて人工歯根が抜け落ちると、寿命を迎えるでしょう。
インプラント周囲炎の原因は、メンテナンスが不足していることといえます。
質のよくないインプラントを使用していた
インプラントは、世界中で数多くのメーカーが製造しています。どのメーカーのインプラントを使用するのかは、歯科医院によって変わります。
近年では格安でマイナーなメーカーのインプラントも出回っていますが、そのなかには寿命が短いものもあるので注意が必要です。トラブルが起きたとき、格安インプラントは部品の取り寄せが難しかったり、すぐに修理の対応をしてもらえなかったりすることもあるでしょう。
世界中で使われている有名メーカーのものであれば、すぐに対応できる可能性が高いです。有名なメーカーのインプラントは品質が高いものが多く、信用できるといえます。
インプラントの治療を受けるときに歯科医院でどこのメーカーを使用しているのか確認して、信頼できるメーカーを使っているところで治療を受けましょう。
歯ぎしりや食いしばりのクセがある
歯ぎしりや食いしばりのクセがあると、インプラントに負担がかかり続けます。インプラントの上部構造が欠けやすくなるだけではなく、人工歯根にも負荷がかかるので寿命が短くなる原因となるでしょう。
タバコを吸う習慣がある
タバコを吸う習慣があるとインプラントの寿命が短くなりやすいでしょう。なぜなら、タバコを吸うと血流が悪くなるので治療後の傷が治りにくく、歯槽骨と人工歯根との結合も進みにくいからです。
また、タバコを吸っていない人と比べるとインプラント周囲炎にもなりやすいです。
インプラントの寿命を延ばす方法は?
せっかくインプラント治療をしたなら、できるだけ長く使用したいと思う患者さまがほとんどでしょう。インプラントの寿命を延ばすポイントは、以下のとおりです。
毎日丁寧にセルフケアをおこなう
インプラントの寿命を延ばすには、毎日のブラッシングを丁寧に行いましょう。デンタルフロスや歯間ブラシも使ってしっかり汚れを落としてください。
インプラントだけではなく、他の歯の寿命を延ばすためにも丁寧なセルフケアで清潔な口内を保つことが重要です。ブラッシングの仕方に自信のない患者さまは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士から指導を受けると良いでしょう。
3ヶ月に一度はメンテナンスを受ける
どんなに丁寧にセルフケアをおこなっていても、患者さまご自身でインプラントの周辺に溜まった汚れを隅々までキレイにするのは難しいです。インプラントの周辺に汚れが溜まったままだと、インプラント周囲炎になりやすく寿命を縮める原因となります。
そのため、3ヶ月に一度のメンテナンスは必ず受けましょう。
インプラントに過度な力をかけない
歯ぎしりや食いしばりのクセがある患者さまは、インプラントに過度な力を加えないようにしましょう。例えば、ナイトガードなどを使用するとインプラントにかかる負荷を軽減できます。
タバコの本数を減らす・禁煙する
インプラントの寿命を延ばすためには、禁煙する、もしくはタバコの本数を減らすと良いでしょう。タバコを吸う人は歯茎の血流が悪くなるので、吸わない人と比べると歯周病の細菌に感染しやすいです。
禁煙もしくはタバコの本数を減らすと、インプラントの寿命を延ばせるだけでなく、口内の健康を守れるかもしれません。
インプラントが寿命を迎えたときはどうしたらいい?
インプラントが寿命を迎えたときの対処法は、以下のとおりです。
インプラントの保証期間を確認する
インプラント治療には、5〜10年の有料の保証がついていることが多いです。当院では、無料の5年保証を設けています。保証期間内に起きたトラブルは、無償もしくは一部負担で対応してもらえます。
ただし、インプラントの保証を受けるためにはメンテナンスを受けていなければならない、タバコを吸っていないなどの条件があるケースもあります。また、パーツごとに保証期間が違うこともあるので、詳しくはインプラント治療を受けた歯科医院へ問い合わせてみてください。
歯科医院で相談する
寿命を迎えたインプラントを放置すると、痛みがでたりインプラント以外の歯に悪影響を及ぼしたりします。そのため、インプラントに違和感があったら早めに歯科医師へ相談しましょう。
再治療を受ける
歯科医師へ相談した結果、再治療を受けることになるケースもあるでしょう。再度インプラント治療を受けられることもありますが、入れ歯やブリッジに変更しなければならないこともあります。
インプラント治療を再度受けられるかどうかは、患者さまの口内や歯槽骨の状態によって異なります。
当院では1本あたり35万〜50万円でインプラント治療が可能です。また、炎症が少ないなど条件が揃えば、インプラントの埋入と仮歯の装着を同日に行えます。2〜3か月での治療完了を目指しているので、通常のインプラント治療よりも早く治療が完了するでしょう。
まとめ
インプラントの寿命は、平均して10~15年ほどです。インプラントは、毎日の丁寧なブラッシングと3ヶ月に一度のメンテナンスを怠らずにいれば長持ちするでしょう。
タバコをやめられなかったり、メンテナンスをしていなかったりするとインプラントが早く寿命を迎える可能性が高いです。
インプラント治療は自費診療なので、高額な治療費がかかります。せっかくインプラント治療を受けたなら、できるだけ長持ちさせられるように3ヶ月に一度のメンテナンスは怠らないでください。
インプラントを検討されている方は、長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
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長崎県諫早市多良見町中里129-14
医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科
電話番号 0957-43-2212
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