ハニカミニュース7月号
知っていますか、歯の役割としくみについて
諫早ふじた歯科・矯正歯科の 院長の藤田です。今日は歯の役割と仕組みに関して解説します。
大人の歯(永久歯といいます)は上下あわせて「28本(親知らずを加えると32本)」あります。 歯にはそれぞれ名前がついていて、生えてくる場所によって名前が異なります。大きく分けると前歯は「切歯(せっし)」、 奥歯は「臼歯(きゅうし)」、糸切り歯は「犬歯(けんし)」と呼ばれ、それぞれ異なった形をしています。
歯の種類・配列と特徴
◆ 「切歯」 上下左右で合計8本あり、歯の先がノミ、あるいはシャベルのように平たく尖っている。
◆ 「犬歯」 上下で合計4本あり、先の尖った円錐形をしている。根が太く長く、最も長く残存する歯。
◆ 「臼歯」 小臼歯、大臼歯が上下左右で合計16本あり、親知らずが揃っている場合は20本になる。 噛み合わせの面はやや凸凹状で、臼のような形状をしている。
◇ 「前歯」
切歯と犬歯を合わせた総称で、上下合計12本ある。
◇ 「奥歯」
犬歯より奥にある臼歯のこと。小臼歯、大臼歯の総称。
歯が持つ大事な役割について
歯を見ていただくと、それぞれ大きさ・形が違うのがお分かりいただ けると思います。そしてそれぞれにしっかり役割分担があります。
◆ 切歯 食べ物を噛み切ったり、ちぎったりする役割があります。また、 切歯は顔の印象に大きな影響を与えるだけでなく、発音におい ても重要な役割を担っています。
◆ 犬歯 糸きり歯とよく呼ばれている歯です。犬歯は食べ物にかぶりつ いて切り裂く役割があります。犬歯はほかの歯よりも根が長く、 強度があるため、噛み合わせたときに前歯や奥歯に負荷がか かりすぎるのを防ぐ役割も担っています。
◆ 臼歯 臼歯は食べ物を噛み砕いたり、すりつぶしたりする役割を担っ ています。大臼歯は、第一大臼歯・第二大臼歯・第三大臼歯と あり、とくに第一大臼歯は噛み合わせの安定のために重要な歯 といわれています。虫歯になりやすい歯でもあるため、注意して 日々のケアを行うことが大切です。
快適な暮らしをもたらすために。
歯は、たった1本失われても、正常な働きができません。 例えば、大臼歯(奥歯)が1本なくなっただけで、ものを噛み砕く 能率は約40%も低下するといわれています。
また、上の前歯が抜けるとサ行、奥歯が抜け るとハ行、ラ行が発音しづらくなって、言葉が 不明瞭になったり、顔の輪郭が変わって、表 情が老けて見えたりします。
大切な歯を守るためには日々のケアが重要です。
長崎県諫早市多良見町中里129-14
医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科
電話番号 0957-43-2212