2024/07/19

根管治療とファイバーコア

長崎県諫早市多良見町 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

 

今回は、根管治療とその後の土台についてお話しします。

 

 

歯の構造について

歯にムシ歯ができると痛みを感じます。これは歯の中の歯髄(しずい)と呼ばれる部分に、神経が通っているからです。歯髄には神経の他に血管が通っており、歯に栄養を与えたり、酸素を運んだり、免疫などの防御反応を伝達するなど重要な役割があります。

諫早 ふじた歯科 矯正歯科

 

根管治療とは

神経にまでムシ歯が進行したり、外傷により神経が傷ついている時には、やがて神経が痛んで化膿し、場合によっては顔が腫れたり、菌が全身にまわり熱が出ることがあります。この被害を食い止めるために、歯の神経を取り除く治療が必要となります。

諫早 ふじた歯科 矯正歯科

神経の治療は、痛んだ神経を取り除き、消毒をおこない、バイ菌が入らないよう歯の根に防腐剤を詰め密閉する処置を行います。

神経の治療の後は、彼せ物(クラウン)を作ります。

 

歯の神経がなくなると

歯の神経がなくなると痛みは感じなくなります。しかし、歯の神経を取り除くということは、血管を含め歯髄全体を取り除くことを意味します。

そのため、神経を取り除いた歯は、血が通わなくなり栄養などが届かず、やがて歯本来の抵抗力がなくなり、枯れた木の枝のようにもろく欠けやすくなります。

 

根管治療後の土台(コア)

根管治療が終了したら、人工の土台(コア)で歯を補強する処置を行います。

土台(コア)は目立たない部分ですが、歯を長く保つためにとても重要な治療となります。一般的に使用されている金属の土台(メタルコア)は丈夫ですが硬すぎるため、強い力がかかったときに歯にヒビが入ったり割れてしまうことがあります。このような場合、歯の保存が難しい割れ方をすると歯を抜かなくてはいけません。そのため当医院では、歯の象牙質(歯の内側の部分)と同じくらいの硬さと弾性があり、歯への負担を大幅に軽減できるファイバーコアをお勧めしております。

 

ファイバーコアとは

ファイバーポストと呼ばれる材料を根管に立て、その周りに歯の色に似たグラスファイバー強化型プラスチックで固めてファイバーコアを作成します。

ファイバーポストは、グラスファイバーの繊維を樹脂で固めて作られた素材です。

諫早 ふじた歯科 矯正歯科

 

ファイバーコアの特徴

 透明感のある美しい歯を再現

歯は光を透過しますが、金属の土台(コア)はまったく光を透過しません。ファイバーコアは光の透過性があり

歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できます。また、金属の色が歯ぐきを透過して見える黒ずみの心配もありません。

歯に似たしなやかさ

ファイバーコアは、耐久性がある上に硬さや弾性がほぼ歯と同じであるため、歯にやさしく、歯が割れる(歯

根折)リスクも軽減できます。

金属をつかわないから

ファイバーコアはグラスファイバー樹脂だけでできているので腐蝕することはなく、金属の溶け出しによる歯

や歯ぐきの変色もありません。また、金属を一切使用せずに処置ができるため、金属アレルギーの心配がありません。

根管治療についてはこちらをご覧ください

 

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科

電話番号 0957-43-2212

ネット予約   https://fujitashika.com/yoyaku/