ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いは？

諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。今の矯正の主流、ワイヤー矯正とマウスピース矯正に関して記します。コロナの頃はマウスピース矯正が流行りましたが、今はワイヤー矯正もマウスピース矯正も患者さんにあった方法を選択することが重要と考えられてきています。そこで今日のブログです。

矯正治療に関心をお持ちのあなたに、ワイヤー矯正とマウスピース矯正という二つの主要な矯正治療の種類、それぞれの特徴、メリット、デメリット、そしてどのような方に適しているかをご紹介します。歯科医師として、この情報があなたの矯正治療に関する選択に役立つことを願っています。

▼ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、金属のブラケットとワイヤーを使用して歯を動かし、理想的な噛み合わせと美しい歯並びを目指す従来型の矯正治療です。この方法は長年にわたり実績があり、幅広い年齢層に適用可能です。特に、重度の咬み合わせの問題や複雑な歯列の不正を正す必要がある患者さんに推奨されます。

◎ワイヤー矯正のメリット

確実性：複雑な矯正が可能で、期待される結果を得やすい

固定式の装置：矯正装置を自分で着脱する必要がない 

◎ワイヤー矯正のデメリット

見た目：装置が目立ちやすいため、見た目を気にする人には不向き

お手入れ：ブラッシングやフロスの使用が難しく、口内衛生を保つのが大変

▼マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用し、歯を段階的に動かしていく治療法です。この方法は目立ちにくく、取り外しが可能なため、日常生活において大きな制限が少ないのが魅力です。

◎マウスピース矯正のメリット

目立たない：透明なマウスピースは目立たず自然

衛生的：食事や歯磨きの際に取り外しができるため、口内衛生を保ちやすい

◎マウスピース矯正のデメリット

コスト：ワイヤー矯正に比べ、費用が高くなることがあります。

自己管理：マウスピースを指定された時間、毎日着用する自己管理が求められる

▼裏側矯正

裏側矯正は、ワイヤー矯正の一種で、ブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着します。この方法の最大の特徴は、矯正装置が外から見えないことです。見た目を重視するお仕事をされている大人の患者さんや、公に立つ機会の多い方に特におすすめします。ただし、歯の裏側に矯正の装置がついているので、口の中が傷になりやすく不安を訴えられる方も多いです。当院は患者さんの余程の希望がないと選択肢に入れておりません。

▼それぞれどんな人に向いているか？

ワイヤー矯正：重度の歯列不正や咬み合わせの問題がある人

マウスピース矯正：目立たない矯正を希望し、比較的軽度〜中度の歯列不正を持つ人

裏側矯正：見た目に敏感で、矯正装置を目立たせたくない人

▼矯正治療の選択

矯正治療を選択する際は、治療の目的、期間、コスト、日常生活への影響など、様々な要素を考慮する必要があります。それぞれの矯正方法には、メリットとデメリットがあり、患者さん一人ひとりのニーズに最適な方法が異なります。

目的と期待値の明確化：重度の歯列不正や咬み合わせの問題を解決したい場合はワイヤー矯正が適している可能性が高く、見た目の自然さや日常生活への影響を最小限に抑えたい場合はマウスピース矯正や裏側矯正が良い選択かもしれません。

治療期間とコストの検討：矯正治療は数ヶ月から数年に及ぶことが多く、治療期間や全体のコストも大きく異なります。これらを事前に理解し、自分にとって最適な選択をすることが重要です。

日常生活への影響の考慮：矯正装置の見た目やお手入れのしやすさ、食事やスポーツなどの日常活動への影響も考慮する必要があります。

▼まとめ

矯正治療は、単に歯並びを美しくするだけでなく、噛み合わせを改善し、口腔健康にも寄与します。あなたのライフスタイル、ニーズ、期待する結果に基づいて、最適な矯正方法を選択することが重要です。私たち歯科医師は、あなた一人ひとりに合わせた治療計画を提案し、あなたが望む美しい笑顔を実現するお手伝いをいたします。矯正治療に関してご不明な点やご質問があれば、いつでもご相談ください。

矯正治療を始める一歩が、あなたの人生において大きな変化をもたらすことを心から願っています。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

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