2024/08/16

妊娠中のお口のトラブル

こんにちは 長崎県 諫早市 諫早ふじた歯科矯正歯科です。

 

みなさんは妊娠中虫歯や歯周病になりやすいということをご存じですか?

今回は妊娠中に起こるお口の中のトラブルについてお話ししたいと思います。

 

口腔内の変化

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妊娠中はホルモンバランスが変わるため口腔内の変化にも大きく影響されます。

そのためお口の中の病気にもかかりやすくなるのです。以下に主な影響があります。

 

1.虫歯のリスク増加

食事回数が増えたり、甘いものを欲することが多くなることで、虫歯のリスクが高まることがあります。また、つわりのために歯磨きが十分にできない場合もリスクが増します。

 

2.エナメル質の損傷

妊娠初期のつわりによる嘔吐や酸の逆流が頻繁に起こると、胃酸によって歯のエナメル質が侵されることがあります。これにより、歯が弱くなりやすくなります。

 

3. 唾液の変化

妊娠中は唾液の量や成分が変わることがあります。これにより、口の中が乾燥しやすくなったり、口臭が発生しやすくなったりすることがあります。

 

4. 妊娠性歯肉炎

妊娠中にエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが増加すると、歯肉が炎症を起こしやすくなります。これは妊娠性歯肉炎と呼ばれ、歯肉が赤く腫れたり、出血しやすくなったりします。

 

5. 妊娠性腫瘤(妊娠性エプーリス)

歯肉に小さな腫瘍状の塊ができることがあります。これは通常無害であり、出産後には自然に消えることが多いですが、出血や痛みがある場合は歯科医に相談しましょう。

 

妊娠中の口腔内の対策

 

このように妊娠中のお口の中では様々なトラブルが起きるのです。そのトラブルを対策するためにはいくつかの方法があります。

 

定期的な歯科検診

妊娠中も定期的に歯科検診を受けることで、早期に問題を発見し治療することができます。歯科医に妊娠中であることを伝え、安全な治療計画を立ててもらいましょう。

 

適切な口腔ケア

毎日のブラッシングとフロスの使用を徹底しましょう。歯ブラシは柔らかいものを使い、歯肉を傷つけないように注意します。

 

バランスの取れた食事

栄養バランスの良い食事を心がけ、特にカルシウム、ビタミンC、ビタミンDなどの口腔健康に必要な栄養素を摂取しましょう。甘いものや炭酸飲料は控えめに。

 

つわり対策

嘔吐が頻繁な場合は、口をよくすすぐことが大切です。嘔吐後はすぐに歯を磨くのではなく、水やマウスウォッシュで口をすすぎ、30分ほど経ってからブラッシングを行いましょう。

 

唾液の分泌を増やす

こまめに水を飲むことで口腔内の潤いを保ちます。また砂糖を含まないガムを噛むことで、唾液の分泌を促し口腔内の乾燥を防ぎます。

 

禁煙・アルコール中止

妊娠中は喫煙や飲酒を避けることが推奨されます。これらは口腔内の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、胎児の健康にも悪影響を与えます。

授乳中の方でも母乳を通じて赤ちゃんに悪影響を及ぼすため避けましょう。

 

出産後も親子でケアを

 

赤ちゃんが成長するにつれて、親子での口腔ケアの時間を大切にしましょう。

歯が生え始めたら、赤ちゃん用の歯ブラシで優しく磨いてあげることが大切です。

また授乳中の方は長時間の授乳をしてしまうと赤ちゃんの虫歯リスクが高まることがあります。

授乳後はガーゼなどで赤ちゃんの口を優しく拭いましょう。

 

妊娠中も定期的な歯科検診へ

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今回は妊娠中に起こるお口の中のトラブルと対策について解説してきました。

妊娠中はホルモンバランスが変化するため様々なトラブルが起こります。そのようになった場合お母さんだけでなく、赤ちゃんにも影響する可能性があります。そうならないためにも日々のブラッシングや歯科医院での定期的なメンテナンスが重要になります。

 

妊娠中の方や出産後の方、お口の中で少しでも何か気になることがあれば是非諫早ふじた歯科矯正歯科にご相談ください!

 

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科矯正歯科

電話番号 0957-43-2212

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