こんにちは、長崎県 諫早市 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
皆さんラバーダム防湿を知っていますか?
ラバーダム防湿とは
治療する歯を唾液から守ると同時に、唇・頬・舌から隔離する方法になります。
ラバーダム防湿の目的
・唾液、汚染物質からの隔離
・施術野の明視
・口唇、頬粘膜、舌の圧排と保護
・治療器具、補綴装置の誤飲誤嚥防止
・治療の効率化
ラバーダム防湿のメリット
・唾液、汚染物質の流入を防ぎ、無菌処置を行うことができる
・施術野が確保できるため、作業効率が上がる
・口腔内粘膜から隔離することで、損傷を防ぎ保護することができる
・治療の小器具、薬品の飲み込む偶発事故の防止ができる ラバーダム防湿のデメリット
・材質は、天然ゴムラテックス製が一般的であるため、ラテックスアレルギーのある患者様にはノンラテックスの製品を選択する必要がある
・口の大部分を塞いでしまうので、鼻づまりや鼻炎などで鼻呼吸が難しい患者様には使用ができない場合があります
ラバーダム防湿の手順
1準備物
①ラバーダムシート
②ラバーダムクランプ
③ラバーダムパンチ
④クランプフォーセップス
⑤ラバーダムフレーム
⑥排唾管(唾液の吸引に使用)
⑦充填器
2パンチでゴムのシートに穴を開けます
3歯牙にあったクランプを口腔内で試適後、ゴムシートにかける
4フォーセップスを使いクランプを歯に引っ掛ける
5ラバーダムフレームの装着
6該当歯のみ隔離するために、充填器を使用し隣接面に十分にシートを押し込む
7実際に口腔内につけた状態 紹介した流れでラバーダム防湿を行います。
写真のように処置歯のみ露出させた状態で治療を進めていくため、無菌状態での治療が可能になります。
ラバーダム防湿は無菌状態での処置が好ましい、根管治療に用いられることが多いです。
ラバーダム防湿法の使用率 ラバーダム防湿は一般的に自費診療での根管治療に用いられることが多いです。
現日本の歯科治療の現場におけるラバーダム防湿の使用率は低く、一般歯科では5%ほどと言われています。
理由としては保険診療ではコストがかかるなどが挙げられます。
しかし、根管治療では防湿が重要になるため、当院では必要に応じて保険診療でもラバーダム防湿を行うことができます。
ラバーダム防湿Q & A
Q1 痛くないですか?
A 多少の圧迫感がありますが、小児治療でも用いられる治療法です
Q2 口を覆われての治療は苦しくないですか?
A マスクをしている感覚に似ています 鼻呼吸が難しい場合には使用ができない場合があるため、治療前に必ず確認させて頂いています。
Q3 嘔吐反射がおりますが治療はかのうですか?
A お口の中を触れなくなるため、治療が楽に感じるかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。 諫早ふじた歯科・矯正歯科スタッフ一同お待ちしてます🦷
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