2024/12/06

妊娠中に歯が悪くなりやすいって本当?

こんにちは   諫早ふじた歯科矯正歯科です

 

妊娠中はホルモンバランスの変化や食生活の変化などにより、口腔内の環境が悪化するため、歯が悪くなりやすいと言われています。

よく「お腹の中の赤ちゃんに栄養を分け与えているため」と思われている方も少なくないと思いますが、実はそうではありません。

妊婦さんが歯が悪くなりやすいのには、妊娠期特有の理由があります。

まず、妊娠によるホルモンの変化(特にプロゲステロンやエストロゲンの増加)です。

女性ホルモンの変化により歯茎や歯の健康に影響を与えることがあります。

具体的な理由として次のようなことが挙げられます。

 

歯茎の炎症:妊娠中は歯茎が腫れたり、出血しやすくなったりする「妊娠性歯肉炎」が起こることがあります。

 ホルモンの影響で歯茎の血流が増え、炎症が起こりやすくなるためです。

食生活の変化:妊娠中に食欲が変わったり、甘いものを摂取することが増えたりすることがあります。

 糖分が多い食事が続くと、虫歯が進行しやすくなります。

つわり:つわりの影響で頻繁に吐き気が起こると、胃酸が口腔内に戻り、歯のエナメル質を弱める可能性があります。

 これにより歯が酸症を起こしやすくなります。

カルシウムの不足:妊娠中は赤ちゃんの発育に力ルシウムを使うため、母体のカルシウムが不足し、骨や歯に影響を及ぼすことがあります。

 

妊娠中のお口の中のケアについて

このように妊娠中の口腔ケアはとても大切です。

妊娠ホルモンの影響で、歯茎が敏感になり、虫歯や歯周病のリスクを高めることがあります。

次のようなことに注意していきましょう。

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歯磨きの徹底

妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯茎が腫れやすくなり、歯周病や虫歯のリスクが高くなります。

毎日の歯磨きでフッ素入りの歯磨き粉を使うこともおすすめです。

歯科検診の定期的な受診

妊娠中はホルモンの影響で歯周病が悪化することがあるため、定期的に歯科検診を受けることが大切です。

妊娠初期や後期でも、歯科治療は可能なので痛みや違和感を感じたら早めに相談しましょう。

つわりの対策

つわりの症状で吐き気がひどい場合、口の中が不快になりやすいですが、嘔吐後にすぐに歯磨きしない方がいいと言われています。

酸性の物質が歯のエナメル質を軟化させるため、少なくとも30分以上待ってから歯磨きをするようにしましょう。

栄養バランスを考えた食生活

妊娠中はカルシウムやビタミンD、ビタミンCなどバランスの取れた食事を心がけましょう。

甘いものやしょっぱい飲み物を控えめにすることで虫歯や歯周病の予防になります。

口腔ケアグッズの選び方

妊娠中は口腔ケアグッズに含まれる成分にも気を配りましょう。

例えば、アルコールや強い薬剤を含む口腔洗浄液は避けた方が良いです。

 

妊娠中のお口のケアは、母体の健康だけでなく、赤ちゃんの健康にもつながるので、定期的な歯科検診と適切なケアが大切です。

 

当院では、一般歯科や予防歯科、審美歯科、矯正治療など様々な分野に力を入れています。

お口のお悩み事は気楽にご相談ください^^ みなさまのご来院をお待ちしております♪

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