こんにちは。諫早市多良見町にある歯医者の諫早ふじた歯科・矯正歯科の高橋です。
今回は爪楊枝の使用について説明していきます。
食事した際に歯と歯の間に食べ物が挟まる事はよくあると思います。皆さんはその際どうやって取り除いているでしょうか。
目次
歯と歯の間に食べ物はなぜ挟まるのか
まずはなぜ歯と歯の間に食べ物が詰まるのかについて詳しく説明していきます。歯間に食べ物が挟まりやすい原因はいくつかありますが、主な原因は歯並びによって歯と歯の間のスペースが広いため、歯周病又は加齢などによって歯茎が下がっているため、また虫歯や歯の損傷によるものが原因とされています。
・歯間のスペースが広い
歯と歯の間のスペースが広いと食事をした際に歯間に挟まってしまいます。歯並びが悪い場合も同様にスペースがある事により挟まりやすくなります。隣り合っている歯と歯はしっかり接触しているのが理想のスペースです。
・歯周病または加齢によるもの
歯周病が進行したり、年を取るにつれて歯ぐきが下がってしまうことにより歯と歯との間に隙間が出来ます。これにより食べ物が挟まったり、引っかかりやすくなります。
・虫歯や歯の損傷によるもの
歯と歯の間に虫歯ができ、穴があいたような状態になると食事の際に食べ物が挟まってしまう原因になります。また、虫歯が進行すると歯の形態が変わってしまい、隙間が広がることもあります。
歯と歯の間に食べ物が詰まってしまった場合は多くの方は爪楊枝で取り除くと思います。爪楊枝は一時的に食べ物を取り除く道具としてはとても便利ですが、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。そのため、使い方には十分注意が必要です。
爪楊枝を使わない方がいい理由
・歯茎を傷つける可能性がある。
爪楊枝は先がとがっているため誤って歯茎をさしてしまったり、歯茎に強く押し付けることによって歯茎が傷つき、出血することがあります。
・詰まった食べ物を全て除去できない。
爪楊枝では一部分しか触れることができません。また、食べ物や汚れ(プラーク)は歯間部の奥深くや側面に残りやすく、爪楊枝では届きません。
・爪楊枝が折れてしまう可能性がある。
歯と歯の間の汚れを除去する際に強く押し付けたりすると爪楊枝が折れてしまい、破片が歯周ポケットに入ってしまうと取り除くのが難しくなってしまいます。また、破片が原因で細菌感染、膿瘍になってしまうこともあります。
解決策としては歯間ブラシやフロスを使用したり、歯科医師に相談し歯間のスペースの調整を行う、定期的に歯茎や虫歯の状態をチェックするようにしましょう。
また、食べ物のつまりが頻繁に起きる場合は、歯周病や虫歯の兆候である可能性もあるため、歯科医院で診てもらうことをおすすめします。
長崎県諫早市多良見町中里129-14
医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科
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