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何歳までよだれは出る??
ふじた歯科 ブログ
こんにちは、長崎県 諌早市 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
口腔筋(こうくうきん)とよだれについて
口腔筋は、口の周りや舌、顎などの動きに関わる筋肉のことを指します。具体的には飲み込む力や発音、よだれのコントロールが向上します。
よだれが出る年齢の目安
発達には個人差がありますが、
- 生後3〜6ヶ月ごろ
口の筋肉が未発達で、口を閉じる力が弱いため、よだれが垂れやすいです。
- 生後6ヶ月〜1歳ごろ
離乳食が始まり、口の動きが発達し始めますが、歯が生え始める影響でよだれが増えることもあります。
- 1歳半〜2歳ごろ
口腔筋の発達が進み、よだれの量が減ってきますが、集中しているときなどは口を閉じることを忘れることがあります。
- 3歳ごろ
ほとんどの子がよだれを垂らさなくなります。
4歳以上でよだれが多い場合は口腔筋の発達が遅れているか舌や口の使い方に癖がある場合があります。
よだれが気になる場合は、口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング をしましょ
口の周りの筋肉を鍛える方法
口の周りの筋肉を鍛えることで、よだれのコントロールや表情の引き締め、発音の改善になります。
- 口をしっかり閉じるトレーニング
- 唇を軽く閉じて、鼻呼吸を意識する
- そのまま5〜10秒キープ
- 力を抜いてリラックス → これを10回繰り返す
- 「い・う」体操(発音トレーニング)
- 「いー」と口を横に大きく広げる(5秒キープ)
- 「うー」と口をすぼめる(5秒キープ →これを10回繰り返す
- ほっぺた膨らませ運動
- 口を閉じたまま片方のほっぺに空気を入れて膨らませる(5秒キープ)
- 反対側も同じように膨らませる(5秒キープ)
- 口全体を膨らませて頬をパンパンにする(5秒キープ) →これを5回繰り返す
- 風船膨らましトレーニング
- 風船を口で膨らませる
- できるだけ大きく膨らませるように頑張る
- 1日3回ほど繰り返す
- 舌トレーニング
舌の力を付けることで、唾液を飲み込む力をつけます。
- 舌を前に思いきり出す(5秒キープ)
- 舌を鼻先に向かって伸ばす(5秒)
- 舌を顎に向かって伸ばす(5秒) →これを5回繰り返す
- あいうえお体操
- 「あー」と口を大きく開く
- 「いー」と口を横に広げる
- 「うー」と口をすぼめる
- 「えー」と口角を上げる
- 「おー」と口をしっかり丸める → それぞれ3秒キープし、5回繰り返す
これらのトレーニングをすることで、よだれのコントロールや口の引き締めに効果があります。
口腔筋が衰えてるか調べる方法
- 口を閉じる力のチェック
・ 無意識のときに口が開いていることが多い
・口を閉じたまま鼻呼吸をしようとすると疲れる
・唇を閉じた状態を10秒間キープしようとすると疲れる
- 唾液のコントロールチェック
・食事中やリラックス時によだれが垂れやすい
・話していると口の中が乾きやすい
・飲み物を飲むときに口の端からこぼれる
いくつか当てはまる場合は、日常的に口を閉じる意識を持ったり、口腔筋トレーニングを行うことで改善できるのでやってみましょう★