「入れ歯は毎日磨かないといけませんか?」という質問がありました
諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。義歯をお使いの患者さんから「入れ歯は毎日磨かないといけませんか?」と質問を受けました。これに対して、このブログで回答しようと思います。
入れ歯も毎日磨くことが大切です。入れ歯には食べ物のカスや細菌が付着しやすく、そのままにしておくと口臭や歯肉の炎症の原因になることがあります。また、カビや汚れがたまると、入れ歯の寿命が短くなってしまうこともあります。
入れ歯専用のブラシと洗浄剤を使って優しく磨き、毎日清潔に保つことで、お口の健康を守ることができます。しっかりお手入れをして、快適に使い続けられるようにしましょう。」
目次
入れ歯とは?
入れ歯(義歯)とは、歯を失った部分に装着する人工の歯のことです。食事をしやすくしたり、見た目を整えたり、お口の健康を維持するために使います。
入れ歯の種類
- 総入れ歯(フルデンチャー)
すべての歯を失った場合に使う入れ歯です。歯ぐき全体にフィットするように作られます
- 部分入れ歯(パーシャルデンチャー)
一部の歯を失った場合に使用する。 残っている歯に金属のバネをかけて固定します。
入れ歯を使うメリット
1️、食事がしやすくなる → 歯がない時より、噛めることで、消化を助ける。
2️、発音がしやすくなる → 失った歯があると発音しにくくなるが、入れ歯を入れると改善されることがあります。ご自分の本来ある歯よりは当然劣ります
3️、顔のバランスを整える→ 歯がないと頬がこけたり、シワが増えたりすることがあるが、入れ歯でサポートできる。
4️、残っている歯を守る → 部分入れ歯を使うと、残っている歯への負担を軽減できる。
入れ歯のお手入れ方法
- 毎日磨く! → 食べカスや細菌がたまるので、専用ブラシで優しく磨く。
- 就寝前は水につける → 乾燥すると変形することがあるので、専用の洗浄剤入りの水につける。
- 定期的に歯医者でチェック! → 口の形は少しずつ変わるため、定期的な調整が必要。
ところで入れ歯につく汚れとは?
入れ歯は毎日使うものなので、時間が経つとさまざまな汚れが付着します。適切にお手入れしないと、口臭や口内トラブルの原因になることもあります。以下のような汚れが付きやすいので、しっかりと理解して正しいケアを行いましょう。
入れ歯につく主な汚れの種類
① 食べカス(プラーク)
原因:食事の後に残った細かい食べ物のカス。
放置すると… 口臭や細菌の繁殖につながる。
② 菌の塊(バイオフィルム)
原因:細菌が集まって膜を作ったもの。
放置すると… 虫歯や歯周病と同じように、口内環境を悪化させる。
③ 茶しぶ・コーヒーの汚れ
原因:お茶やコーヒー、赤ワインなどの色素。
放置すると… 入れ歯が黄ばみ、見た目が悪くなる。
④ タバコのヤニ
原因:喫煙によるニコチンやタールの付着。
放置すると… 茶色い着色汚れがつき、取れにくくなる。
⑤ 石のような汚れ(歯石)これは意外と多いんですよ。
原因:入れ歯に付いたプラーク(歯垢)が固まったもの。
放置すると… 口臭の原因になり、専用のクリーニングでないと取れなくなる。
入れ歯の汚れを防ぐお手入れ方法として次を参考にしていただけると良いです
1、毎日専用のブラシで磨く→ 通常の歯ブラシではなく、入れ歯専用のブラシを使う。
2、入れ歯洗浄剤を活用する→ バイオフィルムや茶しぶを浮かせて落とす効果がある。
3、 寝る前に水や洗浄液につける→ 乾燥すると変形するので、水につけておく。
4、定期的に歯科医院でクリーニング→ 自分で落とせない汚れは、歯医者で専用の機械で除去してもらう。
毎日綺麗な義歯を使うことがお口の健康にもつながりますし、ひいては全身の健康につながります。美味しく食事をして、毎日を元気に過ごしましょう。
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