2025/04/08

歯茎がムズムズ、血が出る

歯茎がムズムズ、血が出る…それって歯周病のサインかも

こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

「最近、歯ぐきがムズムズする感じがする」
「歯みがきするとちょっと血が出るけど、気にしていなかった…」

そんな経験、ありませんか?

実はそれ、歯周病の初期症状かもしれません。
特に若い方ほど「まだ大丈夫」と放置しがちですが、歯周病は知らず知らずのうちに進行してしまう“サイレントディジーズ(静かなる病気)”と呼ばれています。

今回は、見逃しがちな歯周病のサインについて詳しくご紹介します。
気になる症状がある方は、この記事をきっかけにお口の健康を見直してみてくださいね。

歯周病

歯周病ってどんな病気?

まず、歯周病についておさらいしましょう。

歯周病とは、歯を支える骨や歯ぐきが炎症を起こし、次第に破壊されていく病気です。
原因は、歯に付着したプラーク(歯垢)の中に含まれる細菌。
この細菌が歯ぐきに炎症を起こし、進行すると歯を支える骨をも溶かしてしまいます。

最終的には、歯がグラグラしたり抜けてしまうことも

歯周病は虫歯と違って痛みが出にくいため、気づかないまま放置されやすいのが大きな特徴です。

歯ぐきが教えてくれる「最初のサイン」に注目!

歯周病の初期段階では、ささいな違和感が現れます。
以下のような症状、あなたにもありませんか?

■ 歯ぐきがムズムズ・かゆい感じがする

これは歯ぐきに軽い炎症が起きているサイン。
痒みというより“むずむずするような違和感”を感じる人が多いです。

■ 歯みがきのときに出血する

「強く磨きすぎたかな?」と思って見過ごしがちですが、これは非常に多い初期症状の一つ。
毎回少しずつでも出血するようなら要注意です。

■ 歯ぐきが赤く腫れている

健康な歯ぐきはピンク色で引き締まっています。
赤く腫れてきたら、炎症が進んでいるサインかも。

■ 朝起きたときに口の中がネバつく

これは、寝ている間に菌が繁殖している証拠。
歯周病菌の存在を疑ってみましょう。

なぜ放置してはいけないのか?

「ムズムズするくらいなら大丈夫」
「たまに血が出るけど、痛くないから問題ない」

そう思ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、ここで放っておくと…気づいた頃には手遅れということもあるんです。

歯周病が進行すると、

  • 歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」が深くなる
  • 歯ぐきが下がって歯が長く見える
  • 歯がグラグラし始める
  • 口臭が強くなる
  • 最終的には歯が抜ける

というように、お口の見た目・機能・ニオイに大きな影響が出てきます。

若い世代にも増えている歯周病

「歯周病って中高年の病気じゃないの?」と思っていませんか?

実は近年、20代・30代の若い女性にも歯周病が増加しています
その背景には、以下のような要因があります。

● 間食や糖分の多い食生活

甘い飲み物・お菓子が好きな方は要注意!
糖分は歯周病菌のエサになります。

● ストレスやホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンの変化(生理・妊娠・ピルなど)は歯ぐきに影響を与えます。

● 不規則な生活・睡眠不足

体の免疫力が下がると、歯周病も進行しやすくなります。

● 正しい歯みがきができていない

意外と多いのが「自己流の歯みがき」。
磨き残しがあると、そこから菌が繁殖してしまいます。

歯周病の進行ステージを知ろう

【ステージ1】 歯肉炎(初期段階)

・歯ぐきに炎症が起き、出血やムズムズ感あり
・この段階ならセルフケア+歯科でのケアで完治可能!

【ステージ2】 軽度歯周炎

・歯ぐきが腫れ、歯周ポケットができ始める
・歯を支える骨が少しずつ溶け始める

【ステージ3】 中等度歯周炎

・歯ぐきが下がってきたり、歯が少しグラつく
・口臭も強くなる

【ステージ4】 重度歯周炎

・歯がグラグラし、自力で噛むのが困難に
・歯を抜かないといけないケースも…

早期発見・早期治療がカギ!

歯周病は、初期の段階であれば簡単な処置と日々のケアで改善できます
逆に、放っておくと長期的な治療が必要になったり、失った歯のためにインプラントや入れ歯など高額な処置が必要になることも…。

だからこそ、「あれ?」と感じた今がチャンス!

今日からできる歯ぐきケア5つのポイント

① 正しいブラッシングを身につける

歯ブラシの持ち方・角度・力加減、意外と自己流になっていませんか?
当院では、ブラッシング指導も丁寧に行っています!

② フロスや歯間ブラシを活用

歯と歯の間は、普通の歯ブラシだけでは磨けません。
特に歯周病予防にはフロスの併用が効果的です。

③ 舌のケアも忘れずに

舌の表面にも菌がたまりやすいので、専用の舌ブラシで優しくケアしましょう。

④ 規則正しい生活を意識する

しっかり寝て、ストレスをためず、バランスの良い食事を。免疫力アップが歯ぐきの健康につながります。

⑤ 定期的な歯科検診を受ける

「今は痛くないから…」と遠ざからず、半年に一度のチェックがベスト!
プロのクリーニングでスッキリ感もアップします♪

まとめ:歯ぐきの小さなSOSを見逃さないで

「歯ぐきがムズムズする」「ちょっと血が出る」
それは、あなたの体が発している小さなSOSかもしれません。

歯周病は早めの対処が何より大切。
今ならまだ間に合います!

ちょっとした不安や違和感こそ、プロに相談してスッキリ解決しませんか?
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、丁寧なカウンセリングと女性に優しい診療でお待ちしています。

長崎県諫早市多良見町中里129-14

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科

電話番号 0957-43-2212

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