歯周病と虫歯、どっちがやばい?【意外と知らない大きな違い】
こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
患者さんからよく聞かれる質問のひとつが、
「歯周病と虫歯って、どっちがやばいんですか?」
というもの。
実はこの質問、とても深いんです。結論から言うと……
どっちもやばい。でも、**“気づきにくい怖さ”**では歯周病が上かも。
虫歯は痛みで気づきやすい病気。
でも歯周病は痛みがほとんどないまま進行し、気づいた時には手遅れということも少なくありません。
虫歯:歯そのものが壊れる
歯周病:歯を支える骨が溶ける
…つまり、歯周病が進むと歯がグラグラして、抜けてしまうのです。
しかも、歯周病は一度進行すると完全に元には戻せません。
虫歯の怖さとは?
虫歯は、細菌が出す酸によって歯が溶けていく病気。
初期なら白く濁る程度ですが、進むと黒くなったり、ズキズキ痛みが出たりします。
- 初期:自覚症状なし(でも進んでる)
- 中期:冷たいものがしみる、痛む
- 末期:神経が死ぬ、根の治療 or 抜歯が必要
虫歯は治療すれば元に戻せる可能性が高い病気ですが、治療が遅れると神経を取ったり、最悪抜歯になることも。
歯周病の怖さとは?
歯周病は、歯ぐきの腫れ・出血から始まり、歯を支える骨が少しずつ溶けていく病気です。
しかも…
- 痛みが出にくい
- ゆっくり進むので放置しやすい
- 一度失われた骨は基本的に戻らない
という特徴があります。
実際、日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。
30代、40代で歯を失い始める方も決して珍しくありません。
年齢によってリスクが変わる!
- 10代〜20代:虫歯が多い傾向
- 30代〜:歯周病が増えてくる
- 40代以降:歯周病での歯の喪失リスクが加速
若い頃は虫歯ケアばかりに意識が向きがちですが、30代以降は歯周病予防もマストです。
実は虫歯と歯周病、両方あるケースが多い!
歯周病が進むと歯と歯ぐきの間にすき間(歯周ポケット)ができます。
そこに汚れがたまると、虫歯にもなりやすくなるんです。
つまり、どちらか一方だけ気をつけていても不十分。
まとめ:どっちもやばい。でも「沈黙の病気」歯周病には特に注意!
項目 | 虫歯 | 歯周病 |
痛み | 早期に出る | ほとんど出ない |
原因 | 細菌+糖分 | 細菌+歯垢・歯石 |
進行 | 比較的早い | ゆっくり、でも確実に |
戻せる? | 早期ならOK | 進行すると不可 |
放置すると? | 神経を取る・抜歯 | 骨が溶ける・抜歯 |
どちらも日々のケアと定期検診で防げる病気です。
「痛くないから大丈夫」と思わず、半年〜1年に1回は歯医者でチェックを受けましょう。
ご相談はお気軽に♪
当院では、虫歯・歯周病のチェックはもちろん、予防ケアやセルフケアのアドバイスも行っています。
「最近、歯ぐきが気になるな…」「痛みはないけど大丈夫かな?」
そんな小さな気づきが、歯を守る第一歩です!
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、あなたの大切な歯をずっと守るお手伝いをしています。
長崎県諫早市多良見町中里129-14
医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科
電話番号 0957-43-2212