2025/04/28

3D口腔内スキャナーとは?

【最新技術】3D口腔内スキャナーとは?従来との違いやメリットを徹底解説!

諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。みなさんは「3D口腔内スキャナー」という言葉を耳にしたことはありますか?
最近では多くの歯科医院で導入が進んでいるこの機器は、これまでの歯科治療を大きく変える「次世代の診療ツール」として注目されています。当院では「iTero」と「プライムスキャン」という2種類の機器を導入しています。

本記事では、3D口腔内スキャナーの特徴や従来の型取りとの違い、導入によるメリット・デメリットなどをわかりやすくご紹介します。

iTero

■ 3D口腔内スキャナーとは?

3D口腔内スキャナーとは、患者さんのお口の中を小型カメラでスキャンし、コンピュータ上に3Dデータとして再現する機器です。従来のようにシリコンやアルジネートといったネバネバした印象材を使う必要がなく、非接触で精密な型取りが可能となります。

撮影されたデータはリアルタイムでモニターに表示されるため、患者さん自身もお口の状態を確認することができ、治療への理解と安心感につながります。

■ 従来の型取りとの違い

項目従来の型取り3D口腔内スキャナー
使用素材印象材(シリコン、アルジネートなど)非接触の光学スキャン
所要時間数分~10分数十秒~数分
精度材料の変形リスクあり高精度のデジタルデータ
不快感嘔吐反射が出やすい最小限で済む
保管石膏模型として保存デジタル保存が可能

従来の方法では「大きな型を口に入れるのが苦手」「嘔吐感がする」「長時間じっとしているのが辛い」と感じる方も多かったのではないでしょうか?
3Dスキャナーなら、口腔内をスムーズに撮影するだけなので、患者さんの負担も大幅に軽減されます。

■ 3D口腔内スキャナーの主なメリット

① 不快感がほとんどない

スキャンはカメラで行うため、嘔吐反射が出やすい方や小さなお子さま、高齢の方にも優しい方法です。

② 精度が高く、トラブルが減る

人の手による誤差や印象材の変形がないため、クラウンやインビザラインなどのマウスピース矯正装置の適合性が向上し、やり直しのリスクも減ります。

③ 治療がスピーディーに

デジタルデータは即時に技工所へ送信可能。従来よりも製作にかかる時間が短縮され、治療のスピードもアップします。

④ 保管・共有が簡単

デジタルデータはクラウドで管理できるため、再治療時にもすぐにデータを取り出せるほか、他院との連携にも便利です。

⑤ 説明がわかりやすくなる

スキャン結果をリアルタイムで3D表示できるため、患者さんにもお口の状況が伝わりやすく、治療内容の理解・納得につながります。

■ 使用されるシーン

3D口腔内スキャナーは、以下のような多くの治療で活用されています:

  • 詰め物・被せ物(補綴物)の作製
  • インビザラインなどのマウスピース矯正
  • インプラントのシミュレーション
  • 定期検診時の口腔内記録

スキャンデータは時間が経っても変化しないので、定期的に比較することでむし歯や歯周病の進行を早期に発見することも可能になります。

■ デメリットや注意点はある?

3Dスキャナーはとても便利な機器ですが、万能ではありません。以下の点には注意が必要です。

  • 金属の反射や唾液によって読み取りにくいことがある
  • 撮影には一定の技術と経験が必要
  • すべての症例で対応できるわけではない(大きな欠損や複雑な症例など)

しかしこれらも、医院の工夫やスキルによって十分にカバーできる範囲です。

■ まとめ:3D口腔内スキャナーは、より快適で精密な治療のための新常識!

これからの歯科治療は、「精密・スピーディー・快適」が当たり前の時代へと進んでいます。3D口腔内スキャナーはその中核を担う技術です。

諫早ふじた歯科・矯正歯科でも、この最新技術を導入し、患者さん一人ひとりに合わせた質の高い治療を提供しています。
「型取りが苦手…」「もっと楽に治療を受けたい」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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諫早ふじた歯科・矯正歯科

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