2025/05/19

今から始める歯周病予防

将来、歯を失わないために。今から始める歯周病予防

こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科です。歯を失うことになるかもしれない歯周病。

「年齢を重ねたら、歯が抜けるのは当たり前」
「年配の人の悩みでしょ?私はまだ大丈夫」

そんなふうに思っていませんか?

実は、歯を失う一番の原因は“虫歯”ではなく“歯周病”なのです。
そして、歯周病は40代以降に急増する病気でありながら、すでに20代・30代から静かに進行していることも珍しくありません。

将来、自分の歯でしっかり噛んで、美味しく食べて、笑って過ごすために――
今日からできる歯周病予防の大切さとその方法を、わかりやすくご紹介します。

歯を失う原因 第1位は「歯周病」

日本の成人が歯を失う原因を調査した結果、最も多いのは「歯周病」ということが分かっています。

歯を失う原因

割合(厚労省調査)

歯周病

40%

虫歯

30%

破折・外傷

15%

その他

15%

歯周病は、歯を支えている骨がじわじわと溶けていき、最終的に歯が抜けてしまう病気です。細菌感染症で細菌が原因です。
しかも、初期にはほとんど痛みがないため、「気づいたときには手遅れ」というケースがとても多いのです。

歯周病予防は「早ければ早いほどいい」

歯周病の怖さは「一度進行したら元に戻らない」という点。
溶けた骨は自然には回復しないため、進行する前に食い止めることが最大のポイントです。

「痛くないから大丈夫」
「まだ若いし、問題ないはず」

そう思っているうちに、歯ぐきの中では確実に変化が起こっているかもしれません。

だからこそ、今からできる「予防」が何より大切なんです。

歯周病の進行と、歯を失うまでのステップ

以下のように、歯周病は段階的に進行します。

長崎 諫早 歯医者 ふじた歯科 歯周病 歯槽膿漏 

  1. 歯肉炎(しにくえん)
    ・歯ぐきに炎症が起きる
    ・歯みがき時に出血することも
    ・まだ骨の破壊はない状態(この段階でのケアが重要!)
  2. 軽度歯周炎
    ・歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)が深くなる
    ・歯を支える骨が少しずつ溶け始める
  3. 中等度歯周炎
    ・歯ぐきが下がる
    ・歯がグラつき始める
    ・口臭が強くなることも
  4. 重度歯周炎
    ・歯を支える骨が大きく失われる
    ・歯が自然に抜ける、もしくは抜歯の対象に…

このように、気づかないうちに深刻な状態へと進行していくのが歯周病の特徴。
でも、逆に言えば――
「今ならまだ間に合う!」ということでもあります。

これだけで変わる!今日からできる歯周病予防5つの基本

① 正しい歯みがきをマスターしよう

歯周病予防の基本は「毎日の歯みがき」です。
ただし、磨き方が間違っていたり、磨き残しが多いと意味がありません。

歯ブラシはやわらかめを選ぶ
歯と歯ぐきの境目を意識する
力を入れすぎず“やさしく小刻みに”がポイント

当院では、個別のブラッシング指導も行っています。

② フロスや歯間ブラシを習慣に

歯ブラシだけでは60%しかプラークを落とせないと言われています。
残りの40%は、フロスや歯間ブラシでカバー!

特に歯と歯の間や、奥歯の周辺は歯周病の原因菌がたまりやすいポイントです。

③ 定期的に歯科検診・クリーニングを受ける

半年に1回の歯科検診で、歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さをチェック。
3ヶ月に1回のPMTC(専門家によるクリーニング)を受ける。どうしても自分では取れない歯石の除去や、見えない部分のクリーニングもプロにおまかせしたら大丈夫です。

④ 生活習慣を整える

不規則な生活やストレス、睡眠不足は免疫力を低下させ、歯周病が進行しやすくなります。
また、喫煙も歯ぐきの血流を悪化させ、症状に気づきにくくするので要注意。

⑤ 唾液の力を味方に

唾液は、口内の菌を洗い流し、歯周病予防に重要な役割を果たしています。
よく噛んで食べる、水分をこまめに摂る、ガムを噛むなどで唾液分泌を促しましょう。

歯を失うと、見た目・健康・人生にも影響が…

歯を1本失うだけで、周囲の歯が傾いたり、噛み合わせが崩れたりします。
さらに、複数本の歯がなくなると――

  • 入れ歯やインプラントが必要になる
  • 顔の輪郭が変わる(老け顔になる)
  • 食べ物がうまく噛めず、消化不良や栄養バランスの崩れが起こる
  • 発音が悪くなったり、人前で笑えなくなる

など、見た目にも、健康にも、メンタルにも大きな影響を与えます。

だからこそ、「自分の歯を守ること」は、未来の自分の人生を守ることにつながるのです。

インプラント治療で悪い歯並びを治して食事を楽しむ女性

まとめ:歯を失わない人生のために、今できることを

歯周病は、ゆっくり静かに進行する「気づきにくい病気」です。
でも、早く気づいて、正しいケアを始めれば――
一生、自分の歯で健康に過ごす未来も夢ではありません。

何歳からでも予防は始められます。
今この瞬間から、あなたの歯を守る第一歩を踏み出しましょう。

「最近、歯ぐきが腫れてきたかも」
「ちゃんと磨けているか不安」
「しばらく歯医者に行っていない」

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、やさしく丁寧にあなたのお口の健康をサポートいたします。

未来の自分のために、今できることを一緒に始めてみませんか?

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諫早ふじた歯科・矯正歯科

〒859-0405 長崎県諫早市多良見町中里129-14(駐車場28台完備)

JR長崎本線「市布駅」徒歩10分

長崎県営バス「喜々津橋」下車

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