こんにちは。長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」です。

白く美しい歯は、印象を大きく左右する重要な要素です。歯の黄ばみが気になり、ホワイトニングを検討している方も多いでしょう。
しかし、ホワイトニングには複数の種類があります。「どれを選んだらいいの?」「何が違うの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ホワイトニングの種類から選び方、注意点までくわしく解説します。ホワイトニングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ホワイトニングの主な種類

ホワイトニングには、主に4つの種類があります。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で行われるホワイトニング治療です。高濃度の薬剤を歯に塗布し、専用の光を照射して歯を白くします。歯科医師や歯科衛生士が施術を行うため、安全性が高く、自分で薬剤を扱う手間もかかりません。
1回の施術でも効果を実感できることが多く、結婚式や就職活動の予定があるなど、できるだけ早く歯を白くしたい方に選ばれています。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士による説明を聞き、患者さま自身が自宅で施術するホワイトニングです。薬剤を塗布したマウスピースを装着し、少しずつ歯を白くしていきます。
毎日、30分〜2時間ほどマウスピースを装着し、2週間から1ヶ月程度続けると効果を時間できることが多いです。
オフィスホワイトニングよりも濃度の低い漂白剤を使用するため、白くなるまでに時間はかかりますが、効果が長持ちしやすいとされています。できるだけ白さを維持したい方や、自分のペースで施術を行いたい方に選ばれることが多いです。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。歯科医院で施術を行ったあと、自宅でホームホワイトニングを継続します。両方のメリットを生かすことで、短期間で効果を得ながら、長期間にわたって白さを維持できます。
即効性と持続性のどちらの面でもメリットが大きい方法ですが、費用はほかの方法よりも高くなることが多いです。
セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは、エステサロンやホワイトニング専門店へ行き、自分で施術を行う方法です。ほかのホワイトニング方法とは異なり、使用する薬剤には漂白成分が含まれていません。
そのため、歯の表面の汚れを落とすことを目的としています。歯そのものを白くすることはできませんが、費用を抑えて気軽に試せる点がメリットです。
ただし、セルフホワイトニングを行っている店舗では、歯科医師や歯科衛生士にお口の健康状態をみてもらうことはできません。万が一トラブルが起きても、お店での治療はできないことを知っておきましょう。
自分に合ったホワイトニングの選び方

ホワイトニングの種類によって、効果が出るまでの期間や持続期間、費用などが異なります。自分に合った方法を選ぶために、以下のポイントを参考にしてみてください。
効果を実感できるまでの期間で選ぶ
短期間で効果を実感したい場合は、オフィスホワイトニングが向いているかもしれません。1回の治療で効果を感じやすく、プロに施術を任せるため色ムラが起こりにくいでしょう。
理想の白さになるまでには3〜5回程度の施術が必要になることが多いです。1週間に一度のペースで施術すると、3〜5週間程度かかる計算になります。
白さが持続する期間で選ぶ
白さが長持ちしやすい方法を選びたい方は、ホームホワイトニング、もしくはデュアルホワイトニングを検討するとよいでしょう。想定されている効果の持続期間は、以下のとおりです。
- オフィスホワイトニング:3〜6ヶ月
- ホームホワイトニング:6ヶ月〜1年
- デュアルホワイトニング:1〜2年
ホームホワイトニングは、低濃度の薬剤を使ってじっくりと歯に浸透させていくため、白さを維持しやすいとされています。2つの方法を組み合わせたデュアルホワイトニングは、さらに効果が長持ちしやすいでしょう。
予算に合わせて選ぶ
ホワイトニングの費用の相場は、以下のとおりです。
<ホワイトニングの費用相場>
| オフィスホワイトニング | 2〜6万円程度 |
| ホームホワイトニング | 初回2〜5万円程度 薬剤代のみ5,000円〜1万円程度 |
| デュアルホワイトニング | 5〜10万円程度 |
ホームホワイトニングは、初回にマウスピースを作成すると、以降は薬剤を購入するのみで継続できます。費用を抑えながら歯を白くしたい方にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。
費用が高くなっても早く効果を実感したい方はオフィスホワイトニング、即効性も持続性も求める方はデュアルホワイトニングを検討するとよいでしょう。
歯の状態に合わせて選ぶ
知覚過敏がある方は、ホームホワイトニングが向いているかもしれません。低濃度の薬剤を使用するため、歯や歯茎への刺激が少ないとされています。痛みが心配な方は、歯科医師に相談しましょう。
ホワイトニングを始める前に知っておきたい注意点

安全にホワイトニングの効果を得るためには、いくつかの注意点を理解しておくことが大切です。ここでは、施術を受ける前に知っておきたいポイントを紹介します。
虫歯や歯周病の治療が優先される
虫歯や歯周病がある場合は、先にその治療を行います。虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行うと、薬剤がしみたり炎症が悪化したりするリスクがあるためです。
ホワイトニングの前に歯科医師による診察を受け、治療を完了させてから開始しましょう。
知覚過敏が起こる可能性がある
ホワイトニングの薬剤は歯の表面に作用するため、人によっては知覚過敏の症状が出ることがあります。特に、冷たい飲み物や甘いものを口にしたときに痛みを感じることがあるため、不安がある場合は歯科医師に相談しましょう。
知覚過敏が強く出た場合は、薬剤の濃度を下げたり施術間隔を調整したりすることで対応できるかもしれません。
効果には個人差がある
ホワイトニングの効果は、歯の質や着色の原因によって個人差があります。特に、抗生物質の影響によって変色した歯は、効果が得られにくいです。また、詰め物や被せ物、神経が死んで変色した歯はホワイトニング剤の効果が期待できません。
ホワイトニングは、歯の表面のエナメル質に作用して白くするものです。虫歯や外傷によって神経が死んでいる場合は、歯の内部にある根管に薬剤を入れて漂白するウォーキングブリーチが検討されます。
また、詰め物や被せ物がある場合は、周りの歯と色の差が目立つようになる可能性があることに注意しなければなりません。
ホワイトニングができない人もいる
無カタラーゼ症の方や、妊娠中・授乳中の方は、ホワイトニングができません。無カタラーゼ症とは、ホワイトニングに含まれる過酸化水素を分解する酵素(カタラーゼ)がない病気です。過酸化水素を分解できず、口の中がただれたり、重篤な疾患を引き起こしたりする恐れがあります。
また、妊娠中や授乳中は、体調やホルモンバランスの変化によって歯や歯茎が敏感になっていることがあります。ホワイトニング薬剤の安全性について十分な研究結果がないため、この時期は施術を控えるのが一般的です。出産・授乳が終了してから開始しましょう。
ホワイトニングの効果を持続する方法

ホワイトニングで白くなった歯も、日常生活の中での習慣によっては色戻りすることがあります。効果を長持ちさせるために、以下のポイントを心がけましょう。
着色しやすい飲食物を控える
コーヒーや紅茶、ワインやカレーなど色の濃い飲食物は、歯を着色させる原因となります。完全に避けることは難しいかもしれませんが、口に入れる際は長時間口に留まらせないよう工夫しましょう。
摂取後はすぐに水でうがいをする、ストローを使って飲むなどの工夫をすると、色素が定着するのを防ぎやすくなります。
丁寧な歯磨きを習慣化する
毎日の歯磨きは、着色汚れを防ぐための基本です。歯と歯の間や歯茎の境目まで丁寧に磨き、毎日しっかりと汚れを取り除くことを習慣化しましょう。特に、色の濃いものを摂取した後はできるだけ早めに歯磨きを行ってください。
定期的にクリーニングを受ける
歯科医院でのクリーニングでは、自宅でのケアでは落としきれない歯石や着色汚れを取り除き、ホワイトニング効果を長持ちさせます。3〜6か月に一度のペースで受けることで、歯の健康と白さを維持しやすくなるでしょう。
タバコを控える
タバコに含まれるタールやニコチンは、歯が黄ばむ原因のひとつです。ホワイトニングの効果を長期間維持するためには、禁煙を心がけましょう。タバコをやめると、歯や歯茎の健康維持にもつながります。
まとめ

ホワイトニングには、即効性のあるオフィスホワイトニング、持続性の高いホームホワイトニング、そして両方の良い点を組み合わせたデュアルホワイトニングがあります。また、セルフホワイトニングは、歯の表面の汚れを落とすケアであり、歯を白くする効果はありません。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、効果の現れ方や歯の状態、予算などに合わせて選びましょう。
ホワイトニングの効果を維持するためには、毎日の歯磨きや生活習慣が大切です。ホワイトニングについて気になる方は、まず歯科医院で相談しましょう。
ホワイトニングを検討されている方は、長崎県諫早市にある歯医者「諫早ふじた歯科・矯正歯科」にお気軽にご相談ください。
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