目次
子どもの矯正治療は何歳頃から始めるのがベストですか?
歯並びを整える最適なタイミングを知ろう
はじめに
「子どもの歯並び、少しガタガタしてきたけど、まだ様子を見ても大丈夫?」
「矯正は大人になってからでも遅くないの?」
こうしたご相談を、当院でも多くいただきます。
実は、子どもの矯正治療は**「いつ始めるか」**がとても大切です。早すぎても意味がなく、遅すぎると治療が長引くこともあるため、適切な時期を見極めることが成功の鍵になります。
この記事では、子どもの矯正治療を始めるベストなタイミングと、年齢別の治療の目的、当院で行っている具体的な方法をわかりやすく解説します。
子どもの矯正治療には「1期治療」と「2期治療」がある
子どもの矯正は、大きく分けて2つの時期に分かれます。

1期治療(小児矯正)
対象年齢: 6歳〜10歳頃(乳歯と永久歯が混ざっている時期)
この時期は、あごの骨の成長を利用して歯がきれいに並ぶスペースを作ることが目的です。ワイヤー矯正のように歯を1本ずつ動かすのではなく、「あごの成長を正しい方向に導く」ことが主な目的です。
代表的な装置:
- 拡大床(あごを横に広げる装置)
- マウスピース型の矯正装置(寝ている間だけ使用)
- 機能的矯正装置(噛み合わせを整える)
早い段階で介入することで、将来抜歯せずにすむ可能性が高くなるのが大きなメリットです。
2期治療(本格矯正)
対象年齢: 11歳〜中高生(永久歯が生えそろった後)
この時期は、いわゆる「歯を1本ずつ動かす」本格的な矯正治療です。ブラケット矯正やマウスピース型矯正(インビザラインなど)を使って、歯並びと噛み合わせを仕上げます。
1期治療であごのバランスを整えておくと、2期治療がスムーズに進み、治療期間や負担が少なくなる傾向があります。
では、矯正治療を始めるベストタイミングは?
結論から言うと、6〜7歳頃(永久歯が生え始めた時期)に一度、歯科医院で相談するのがベストです。
この時期は、次のような変化が起きやすい時期です:
- 上の前歯と下の前歯が生え変わり始める
- あごの成長が活発になる
- 噛み合わせの癖が出やすい
早めに確認しておくと、将来の矯正方針が立てやすくなります。
早めに相談するメリット
- 成長を利用できるため、骨格のずれを整えやすい
- 永久歯が正しい位置に生えるよう誘導できる
- 抜歯のリスクを減らせる
- 早期発見で虫歯・歯周病の予防にもつながる
つまり、「早く始める = すぐ矯正装置をつける」ではなく、ベストな時期を見極めるために早く相談することが重要なのです。
年齢別の目安と注意ポイント
🔹 3〜5歳(乳歯列期)
この時期は「矯正治療」よりも、**「癖のチェック」**が大切です。
注意したい癖:
- 指しゃぶり
- 舌を前に出す癖
- 口呼吸
これらの習慣があると、将来の歯並びに影響します。
当院の対応: 口腔筋機能療法(MFT)を取り入れ、悪い癖の改善指導を行います。
🔹 6〜10歳(混合歯列期)
乳歯と永久歯が混在する時期。この段階で、1期治療を開始するかどうかの判断を行います。
治療を検討すべきケース:
- 前歯が出ている(出っ歯)
- 受け口(反対咬合)
- 歯が重なって生えている
- 片側だけ噛み合わせがズレている
これらの場合は、この時期に治療を始めると効果的です。
🔹 11歳以降(永久歯列期)
永久歯がすべて生えそろう時期です。この段階で歯列全体を整える2期治療に移行します。
ブラケット矯正やマウスピース型矯正など、見た目にも配慮した方法を選べます。当院では、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)を中心に行い、確実に歯を動かせる治療を重視しています。
子どもの矯正治療のメリット
1. 骨格の成長を利用できる
大人になってからでは難しい骨格改善が可能です。
2. 歯を抜かずに治せる可能性が高い
将来的に永久歯を温存しやすくなります。
3. 噛み合わせが整い、虫歯や歯周病予防にも
清掃しやすくなり、お口の健康が長く保てます。
4. 見た目のコンプレックスを解消し、自信が持てる
学校生活でも笑顔に自信が生まれます。
当院の矯正治療の特徴
✓ 成長に合わせた的確なタイミング提案
お子さんの骨格や歯の萌出状態をCTや模型で詳しく分析し、今すぐ始めるべきか、もう少し待つべきかを丁寧に説明します。
✓ ブラケット矯正を中心とした確実な治療
当院では、マウスピース矯正も扱っていますが、歯の動きを正確にコントロールできるブラケット矯正をメインに行っています。特に難しいケースでは、ワイヤー矯正の方が理想的な歯並びに仕上がります。
✓ 痛みを抑えた治療
細いワイヤーや新しい矯正素材を使用し、できるだけ痛みや違和感を減らしています。
✓ 予防と矯正を同時に
矯正中も虫歯予防や定期的なクリーニングを行い、お口全体の健康を守ります。
まとめ
子どもの矯正治療は、**「何歳から始めるか」**がとても重要です。
✔️ 押さえておきたいポイント
- 6〜7歳頃に一度相談するのがベスト
- 成長期を利用できるため、自然で理想的な歯並びへ導ける
- 放置すると将来、抜歯や長期治療が必要になる場合も
当院では、お子さん一人ひとりの成長スピードや生活スタイルに合わせて最適なプランをご提案します。
「うちの子はもう遅いかも…」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください。
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電話: 0957-43-2212
Web予約: https://fujitashika.com/yoyaku/
諫早ふじた歯科・矯正歯科
お子さまの将来のために、最適なタイミングでサポートいたします。

