目次
小児歯科と一般歯科の違いは?
子どもの歯を守るために知っておきたいポイント
諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。「小児歯科と一般歯科って、どう違うの?」
お子さんの歯の治療を考えたとき、こんな疑問を持たれる親御さんは多いのではないでしょうか。
どちらも歯医者さんですが、実は診療の目的や進め方、使う器具に大きな違いがあるんです。
今回は、小児歯科と一般歯科の違いをわかりやすく解説し、お子さんに合った歯科医院選びのヒントをお伝えします。
小児歯科ってどんなところ?
小児歯科は、0歳から中学生くらいまでのお子さんを対象とした歯科の専門分野です。

「小さな歯を治療するだけ」と思われがちですが、実はそれだけではありません。成長発育に合わせたお口の管理・予防・教育を行うのが小児歯科の大きな特徴です。
小児歯科でできること
- 乳歯や生え変わり期の永久歯のむし歯治療
- フッ素塗布・シーラントなどの予防処置
- 歯磨き指導(仕上げ磨きの方法も)
- 指しゃぶり・口呼吸・噛み合わせの指導
- 歯並びや顎の成長チェック
- 歯医者さんに「慣れる」ための練習
つまり小児歯科では、**「今ある歯を治す」よりも「これから育つ歯と口の成長をサポートする」という考え方が中心です。乳歯は「どうせ抜けるから」と軽く見られがちですが、永久歯の生える場所を確保する「道しるべ」**となる大切な役割を持っています。
一般歯科ってどんなところ?
一方、一般歯科は主に大人のむし歯や歯周病の治療を行う分野です。
年齢制限はありませんが、治療内容の多くは「すでに起こっているトラブルの改善」が目的になります。
一般歯科でできること
- むし歯・歯周病の治療
- 詰め物・かぶせ物・ブリッジ・入れ歯などの修復治療
- 根管治療(歯の神経の治療)
- 抜歯や外科的処置
- 定期検診・クリーニング
小児歯科が**”予防”や”成長サポート”重視なのに対し、一般歯科は“治療”や”維持管理”が中心**という違いがあります。
診療スタイルはどう違うの?
治療の進め方が違う
小児歯科では、お子さんのペースに合わせてゆっくり進めます。
初めての来院でいきなり治療することはありません。まずは「歯医者さんの椅子に座ってみる」「お口を開けてみる」など、慣れることから始めます。
「怖くない」「また来たい」と思ってもらうことを何より大切にしています。
一般歯科では、患者さんの理解を得た上で効率的に治療を進めます。
大人は治療の必要性を理解し協力してくれるため、複数の歯を同時に治療することもあります。
使う器具や設備が違う
小児歯科では、お子さんが怖がらない工夫がいっぱい。
- カラフルで楽しい雰囲気の診療台
- 小さなお口にも入れやすい治療器具
- アニメが見られる待合室
- 治療器具の音や見た目の説明・練習
一般歯科では、治療の精度を高める機器が中心。
- 精密なマイクロスコープ
- デジタルレントゲン
- 大人の治療に特化した専門機器
スタッフの対応も違う
小児歯科では、お子さんの心理面もしっかりサポート。
「上手にできたね!」「すごいね!」とポジティブな声かけをしながら、信頼関係を築いていきます。歯医者嫌いにならないための配慮が随所にあります。
一般歯科では、大人の理解力を前提にしたコミュニケーション。
治療の説明や予防管理は丁寧に行いますが、基本的には成人向けの対応です。
なぜ小児歯科が大切なの?
お子さんのお口は毎日成長しています。乳歯から永久歯への生え変わりや、顎の発達が進む大切な時期です。
この時期にトラブルがあると、永久歯の歯並びや噛み合わせにまで影響することがあります。
小児歯科に通うメリット
- むし歯を早期に発見・予防できる
- 正しい歯磨き習慣が身につく
- 歯並びの異常を早めに見つけられる
- 歯医者嫌いになりにくい
- 将来の矯正や抜歯のリスクを減らせる
乳歯は「どうせ抜けるから」と軽く見られがちですが、実は永久歯の道しるべになる大切な歯です。
乳歯が早く失われると、永久歯の生えるスペースがなくなり、歯並びが乱れる原因になってしまいます。
いつから一般歯科に移ればいいの?
よくある質問ですが、一般的にはすべての永久歯が生えそろう中学生前後がひとつの目安です。
ただし、お子さんの性格やお口の成長具合によっては、早めに一般歯科へ移行しても問題ありません。
当院では、小児歯科と一般歯科が連携しているので、成長に応じてスムーズに治療を引き継げます。
同じ医院で診療を続けることで、成長の記録がしっかり残り、将来の治療計画も立てやすくなりますよ。
当院の小児歯科での取り組み
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、小さなお子さんでも安心して通えるよう、こんな工夫をしています。
- 初診では「治療の練習」からスタート
- フッ素塗布・シーラントなど予防中心の診療
- 親御さんと一緒に歯磨き指導
- 口呼吸や指しゃぶりなどの癖を早期チェック
- 無理に治療せず、お子さんのペースを尊重
- 成長に合わせた矯正相談も可能
- 特に5歳以下の子供に虫歯はあえて削らず、進行度めを塗ってセメントを詰めます。小さい時に無理やり治療してトラウマになって大人になって困らないようにします。
診療中は保護者の方がそばで見守ることもできます。**「痛くない・怖くない・褒めて伸ばす」**をモットーに、お子さんの歯医者デビューをサポートします。
親御さんへ
お子さんの歯の健康は、家庭でのケアと歯科医院でのサポート、両方があって守られます。
むし歯になってから歯医者に行くのではなく、**「むし歯をつくらないために通う」**ことがとても大切です。
特に3歳〜6歳は、歯磨き習慣を身につける黄金期。
この時期に小児歯科で楽しく通う経験を重ねることで、大人になっても「歯医者=怖くない」という意識が根づきます。
まとめ
| 小児歯科 | 一般歯科 | |
|---|---|---|
| 対象年齢 | 0歳〜中学生 | 成人全般 |
| 主な目的 | 成長期の予防と育成 | 既存トラブルの治療 |
| 治療方針 | 慣れ・予防・教育中心 | 治療と維持管理中心 |
| 使用器具 | 小児向け・優しいデザイン | 精密機器中心 |
| 雰囲気 | 明るく親しみやすい | 落ち着いた臨床空間 |
小児歯科は**「将来の健康な歯を育てる場所」**
一般歯科は**「今ある歯を守り治す場所」**
目的は違いますが、生涯を通じて健康な歯を維持するためには、どちらも大切です。
お子さんの歯の健康を守るために
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、小児歯科から一般歯科、矯正・インプラントまで、家族全員が安心して通える総合歯科体制を整えています。
お子さんの初めての歯医者デビューにもぜひご利用ください。
「泣いてしまわないか不安…」という親御さんも、どうぞご安心を。スタッフ全員で笑顔でサポートいたします。
ご予約・お問い合わせ
📞 お電話: 0957-43-2212
💻 Web予約: https://fujitashika.com/yoyaku/
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