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妊娠中のレントゲン撮影は安全?赤ちゃんへの影響を優しく解説
こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
妊娠中は「赤ちゃんに悪い影響が出ないかな?」と、レントゲン撮影を心配される方が非常に多くいらっしゃいます。当院でも、妊婦さんから最も多くいただく質問の一つです。
この記事では、妊娠中の歯科レントゲン撮影がなぜ安全なのかを、分かりやすく解説します。

結論:歯科のレントゲン撮影は基本的に**「安全」**です
結論からお伝えすると、歯科でのレントゲン撮影は、妊娠中でも基本的に**”安全”**です。その理由は、以下の2点にあります。
1. 浴びる線量がとても少ないから
歯科で使うレントゲンの線量は、私たちが日常生活の中で浴びている自然放射線よりもずっと少ないレベルです。
| 項目 | 被ばく量(目安) |
| 歯科のデンタルレントゲン(小さな写真) | $0.01\sim0.02\text{mSv}$ |
| パノラマレントゲン(お口全体) | $0.02\sim0.03\text{mSv}$ |
| 日本の1年間の自然放射線量 | 約$2.1\text{mSv}$ |
歯科レントゲン1回分の被ばく量は、「飛行機で東京から沖縄へ1回飛ぶ」より少ない程度だとイメージしていただければ、その少なさが伝わるかと思います。
2. お腹の赤ちゃんにはほぼ届かない対策
歯科のレントゲンは、**頭部(口の中)**を撮影するため、お腹から離れています。
さらに、当院では以下の安全対策を徹底しています。
撮影中は**防護エプロン(鉛入り)**を必ず使用
X線の照射方向は「必要な部分だけ」に限定
これらの対策により、お腹の赤ちゃんがX線を受ける可能性はほぼゼロに近いとされていますので、ご安心ください。
ママと赤ちゃんのために:正確な診断のほうが安全

「できればレントゲンは避けたい」という気持ちは理解できますが、妊娠中は虫歯や歯周病が進みやすい時期でもあります。
つわりによる歯みがきの困難
ホルモン変化や食事回数の増加
免疫バランスの変化
特に、妊娠性歯周炎は早産リスクと関連があることが分かっています。
レントゲンがないと、むし歯の進行度や歯周病の骨の状態などが正確に判断できず、結果的に治療が遅れて状態が悪化してしまうこともあります。
必要な時期に適切な診断と治療を行うことは、ママと赤ちゃんの健康を守るためにも非常に重要なことです。
妊娠中に撮影を避けるケース
基本的に安全とはいえ、状況によっては「慎重に判断」します。当院では以下のような場合は、撮影を後回しにしたり、応急処置で対応したりすることも可能です。
妊娠初期(1〜3ヶ月)で、いますぐ治療が必要な緊急性がないケース
患者様ご本人が強い不安を感じている場合
他院や産科から特別な指示がある場合
当院での妊婦さんへの安全対策
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、妊婦さんの診療に特に配慮し、以下を徹底しています。
必要最低限の撮影のみを行う
防護エプロンを必ず使用
デジタルレントゲンで低線量撮影
体勢がつらくないよう治療時間を短めに調整
妊娠週数・体調を確認した上で診療計画を立案
「妊娠中なので不安…」という方でも、できるだけ安心して治療を受けていただけるよう努めています。

まとめ
| 項目 | 結論 |
| 歯科レントゲンは安全? | 基本的に安全 |
| 被ばく量は? | 自然放射線より少ない |
| 赤ちゃんに影響は? | ほぼゼロ |
| 防護エプロンは必要? | 必ず使用 |
| 避けるべき場合 | 妊娠初期で緊急性がない場合など |
妊娠中は、お口の健康状態が大きく変化する時期です。痛みや気になる症状があれば、無理せず早めにご相談ください。
諫早ふじた歯科・矯正歯科
📍 長崎県諫早市多良見町中里129-14
📞 0957-43-2212
妊娠中の歯やお口のことで、何かご不安な点があれば、お気軽にご連絡ください。

