こんにちは、長崎県 諌早市 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
「歯医者に行かなければならないんだけど…」「子供みたいって笑われるかもしれないけど…」出来れば行きたくないのが歯医者。
歯医者に対して恐怖心を持っている方は決して少なくないのではないでしょうか。
でも「大人だけど歯医者が怖い」は、あなただけではありません
当院でも初診時に「怖いけど勇気を出して来ました」と、話してくださる患者さんも多くいらっしゃいます。
今回はそんな『歯科恐怖症』についてのお話です。その様な方々が歯医者に行ける第一歩を踏み出せるきっかけになったらと思います。
◯歯科恐怖症の原因と症状
人それぞれに異なった経緯で発症するため、「これが原因」と、断定するのは難しい面がありますが、過去の治療によって生じたトラウマが関係しているケースが多いようです。
①治療で痛い経験をした
②長年通っていない、行ったことがない
③何をされているのか不安
④周りの人からネガティブな治療経験を聞いた
⑤担当医、スタッフに苦手意識を持った
虫歯や歯周病が進行している方の中には「こんなに悪くなるまで放置したことを先生に怒られるかも」、「全部歯を抜かれて入れ歯になったらどうしよう」といった不安から、受診を敬遠されるケースもあるかもしれません。
また、幼少期のトラウマが無意識に潜在している事も考えられる様です。
症状としては、
①大量の発汗、動悸やめまい、過呼吸が起こる
②歯を削るドリル音、独特の匂いを嗅ぐと身体がこわばる
③治療時に吐き気をもよおす
④診療台に落ち着いて座れない
このように治療について考えただけで身体に症状が現れたり、極端なケースでは治療中に意識を失ったりするケースもあります。
◯歯科恐怖症は『恐怖性不安障害』のひとつ
WHO(世界保健機関)は歯科恐怖症を『恐怖性不安障害』に分類しています。
これは高所、閉所恐怖症などの特定の状況や物事に対して極度の不安や恐怖を感じてしまう疾患と同じです。
パニック障害やうつ病とは異なり、「歯医者」という特定の場所が対象となっています。
◯歯科恐怖症の対処法
原因は様々なものがありますが、無理せず少しずつ苦手意識がなくなるのが1番だと思います。
子どもの頃のトラウマが原因となっている場合には、その頃と比べて現在の歯科治療は大幅に進歩しています。
痛みを少しでも和らげるため注射麻酔をする前に表面麻酔をしたり、刺されたのが判らないくらい注射針もかなり細く精密になってきているなど、少しイメージをポジティブに転換してみるのもおすすめです。
時代の変化とともに、痛みの少ない治療法が発展しているので、改めて調べてみるのも良いでしょう。
また、快適に治療を受けられるようにする笑気吸入鎮静法、静脈内鎮静法などの方法もあります。
当院では患者さまの不安や疑問を残したまま治療へ進んでしまうことはありません。
初診時、治療の途中でも構いません、不安な事がございましたら遠慮なくお声掛けください。
長崎県諫早市 諫早ふじた歯科・矯正歯科