2023/09/15

口の中の金属について

 

 

こんにちは。

長崎県 諫早市 多良見町 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

 

 

今回は、お口の中の金属の詰め物や被せ物についてお話ししていきます。

諫早ふじた歯科・矯正歯科

 

口の中の金属の詰め物は二次虫歯になりやすい

 

銀歯は素材そのものは丈夫ですが歯よりも硬いため、

経年変化で歯が摩耗してくると、銀歯と歯の間に隙間ができやすく、

その隙間に汚れが入り込み、虫歯が再発するリスクが高くなってしまいます。

銀歯の下は虫歯になっていることが多く、銀歯の寿命は約5年半程といわれています。

 

 

口の中の詰め物が金属アレルギーを起こすことがある

 

ネックレスなどの金属が肌に触れることで、

皮膚に湿疹やかぶれなどの症状を引き起こす金属アレルギー。

意外と知られていませんが、歯の治療で使用する銀歯や

歯の治療に使われる保険金属材料には、水銀アマルガムや金銀パラジウムなど、

アレルギーを起こしやすい金属が使われています。

この金属が唾液で錆びて溶け出してしまいやすく、金属イオンとなり、

歯肉に着色したり、身体に取り込まれてしまうことで、

体内でタンパク質と結合し、新しいタンパク質を作ります。

これが異物とみなされると、免疫が過剰反応し、アレルギー症状を引き起こします。

金属アレルギーには個人差があり、症状が出る方もいれば、自覚症状が全く出ない方もいます。

歯の治療では、金属の詰め物をして何年も経ってから突然発症することもあり、

すぐに症状が現れるとは限らないので、口の中の金属が原因だとは思いもしない人が多いようです。

 

 

金属アレルギーの症状の例

 

・顔や全身に発疹が出る

・手足の皮がむける

・舌が白くただれる

・味覚の異常

・口内炎、口唇炎

・頭痛、肩こり、立ちくらみ  など

 

 

金属アレルギーへの対策

 

まずは、かかりつけの皮膚科での正確な診断、原因の検索が必要です。

アレルギーの原因が歯科用金属であると判断された場合、

かかりつけの皮膚科にてパッチテストを行い、7日後の判定が必要不可欠となります。

皮膚科医の診断のもと、歯科で原因となる金属を取り除き、

アレルギーを起こしにくい材質のものと取り替える治療を行います。

(パッチテストの結果によっては、保険で治療が可能な場合もあります)

 

 

諫早ふじた歯科・矯正歯科

金属アレルギーや二次虫歯を心配されて

セラミックなどの材料にやりかえを希望される方ももちろんいますが、

金属だと黒っぽく見えてしまうことから見た目を気にされて

やりかえたいと希望される方も年々増えています。

 

口の中の詰め物・被せ物について気になる方はお気軽にご相談ください。

 

 

長崎県 諫早市 多良見町 諫早ふじた歯科・矯正歯科