こんにちは 長崎県諫早市多良見町の歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科です。
今回は『インレー(詰め物)の治療について』お話していきます。
目次
インレー(詰め物)の治療について
インレーは主に奥歯の比較的小さな虫歯治療に用いられる部分的な詰め物のことで、噛み合わせの部分や隣の歯と接している部分に使用されます。
インレー(詰め物)治療の流れ
治療回数は基本的に2回です。
①麻酔
歯の神経が残っている場合はそのまま治療をすると痛みが生じることがあるので麻酔をします。
②虫歯を削る
虫歯を取り残さないよう虫歯の部分を染め出しながら虫歯を取り除きます。
③歯の神経を保護する
虫歯が歯の神経の近くまで進行している場合は歯の神経を保護するために材料を詰めます。
④歯の形成
しっかりとお口の中で機能するインレー(詰め物)を作るために歯の形を整えます。
⑤ 型取り
インレー(詰め物)を作るために歯型を採得し、その歯型を元に歯科技工士がインレー(詰め物)を作製します。
⑥インレー(詰め物)の装着(2回目)
歯科技工士が作成したインレー(詰め物)を調整して装着します。
インレー(詰め物)の治療をした後に歯がしみることがあるのはなぜ?
虫歯の深さによってはインレー(詰め物)と神経の距離が近くなり噛んだ時の刺激や熱が神経に伝わりやすくなります。
そのため、インレー(詰め物)の治療をした後に熱いものや冷たいものがしみたり軽い痛みがでることがあります。
歯は詰め物と神経の距離を遠くするために少しずつ神経を保護する層(第2象牙質)を作り始めます。
この第2象牙質が完全に完成するまでには6か月ほどかかると言われています。
しみたり痛みがなくなるまでの期間は歯の状態によって様々で通常1週間~2週間で治まりますが、半年以上かかる場合もあります。
特に治療後は、熱いもの冷たいものはできるだけ避けて、あまり神経質にならずに気長に治るのを待ってみてください。
ただし、1週間~2週間ほど経過しても改善がみられずズキズキ痛みがある場合は神経を取り除く治療が必要な場合があります。
治療した歯のかみ合わせが高く感じる場合やしみる症状や痛みが強い場合はお気軽にご相談ください。