2024/10/02

保険料も安くなる!?認知症と歯の健康の関係

 

こんにちは。院長の藤田です。
10月には「スポーツの日」があります。

 

スポーツを通して
健康な心と体を作ろう、
という日ですが、
もともとは「体育の日」と
呼ばれていました。

 

1964年に日本で初めて開催された
東京五輪を記念して制定された
国民の祝日でしたが、
2020年に現在の「スポーツの日」に
名前が変更されました。

 

健康な体といえば、
実は「歯」の本数が
認知症と深い関係があることが、
近年の研究で
明らかになってきました。

 

 

歯の本数が認知症リスクに関係? 驚きの研究報告

 

脳の健康と歯の健康、
一見すると
無関係に思える両者ですが、
実は深い関係があると
いわれています。

 

たとえば、ある研究では、
20本以上歯がある人と比べて、
歯が数本しかなく、
入れ歯も使用していない人は
認知症になるリスクが約2倍も高い
という結果が出ています。

 

 

 

他の研究でも
同じような結果が報告されていることから、
歯の健康が認知症に何らかの影響を
及ぼしていると考えられます。

 

 

なぜ、歯の健康が認知症に関係するの?

 

では、なぜ歯の健康が
脳に影響を与えるのでしょうか。
これには2つの理由が考えられています。

 

まず1つは、
咀嚼(そしゃく)による脳への刺激です。

 

食べものを噛むという行為は
脳に刺激を与え、活性化させる効果が
あることがわかっています。

 

そのため、歯が少なくなると
脳への刺激が減ってしまい、
認知機能が低下してしまう
可能性があるのです。

 

 

 

もう1つは、歯周病による影響です。

 

歯周病は近年、
全身の病気の発症や進行にも
影響を及ぼすことが
明らかになっています。

 

アルツハイマー型認知症もそのひとつで、
歯周病の原因菌が血流に乗って
脳に達すると炎症を起こし、
それが結果的に
認知機能の低下につながると
考えられています。

 

 

歯が20本以上あると、保険料が安くなる?

 

このように「歯と全身との関係」が
科学的に明らかになるにつれ、
国内の生命保険会社も
歯の健康に注目しはじめています。

 

最近では、ある大手保険会社が
歯の健康度に応じた保険料割引を導入したことが
話題となりました。

 

これは、70歳の時点で
自分の歯が20本以上残っている場合、
認知症保険の保険料を
割り引くというものです。

 

人生100年時代に突入した今後は、
経済的にも歯の健康を保つことが
重要なポイントになってくるでしょう。

 

 

 

若いうちから口腔ケアに取り組むことは、
単にむし歯や歯周病を防ぐだけでなく、
生涯にわたり健康的な生活を送るうえで
とても重要です。

 

お口の健康を保つことで
高齢になってからの病気リスクを
減らすことができるほか、
将来にかかる医療費の節約にもつながります。

 

そのような意味において、
定期的な歯科医院でのチェックは
「未来の自分への投資」といっても
過言ではありません。

 

歯が痛くなってからではなく、
健康なうちから歯科医院に通う習慣を
ぜひはじめていきましょう。

 

 

 

諫早ふじた歯科・矯正歯科
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