こんにちは。

長崎県諫早市多良見町　諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

先日、抜歯をしていく予定の患者様より

「歯を抜いた後はそのままにしていたらどうなりますか」と質問がありました。

歯を失ってしまったら、人工的な歯で補う治療が必要です

健康な状態のお口の中は、

歯がすき間なく並び、バランスを保ち安定しています。

歯が無くなったことにより、

全体の噛み合わせのバランスが崩れはじめます。

抜いたあとそのままにしておくと、

お口全体にさまざまな障害が現れてきます。

・奥歯の噛み合わせが低くなり、前歯が出っ歯になります。

・噛み合わせが乱れ、食べにくくなります。

・歯のすき間に食べかすがたまり、むし歯や歯周病がひどくなります。

・姿勢が崩れ、肩こりや頭痛、腰痛、顔のゆがみなど、全身的に影響が及びます。

歯を補う治療法には、ブリッジ・入れ歯・インプラントの３種類があります

それぞれの治療方法の違いや特徴について紹介します。

【１】ブリッジ

歯のない部分の両隣の歯を削り、連結した形の冠を被せます

長所

・治療期間が短い

・固定式で違和感が少ない

・銀色なら保険治療できる

・審美性にすぐれた素材を使用できる（保険治療外）

短所

・両隣の歯を土台とするため、むし歯でない歯を削る必要がある

・両隣の歯に負担がかかる（将来、歯根破折の可能性がある）

・土台となる歯の状態により、ブリッジができない場合がある

【２】入れ歯

歯のない部分に取り付ける、取り外しのできる入れ歯を製作します

長所

・治療期間が短い

・両隣の歯を削る必要がない

・保険治療できる

・清掃しやすい

・薄い金属の板で作る入れ歯は異物感が少ない（保険治療外）

短所

・異物感がある

・噛む力は天然歯の３０％ほど

・審美性において劣る

・取り外しの必要がある

・将来、歯ぐきがやせていく

【３】インプラント

外科手術により人工の歯根を顎の骨に埋め込み。その上に人工の歯を固定します

長所

・自分の歯と同じように噛める

・両隣の歯を削る必要がない

・他の歯に負担をかけない

・審美性に優れている

・固定式で違和感がない

短所

・外科手術の必要がある

・保険治療できない

・治療期間がブリッジや入れ歯や比べると長い

・骨や全身の状態によってはできない場合がある

・タバコを吸う人にはおすすめできない

どの方法にも利点と欠点が混在しております。

それぞれの特徴をよく把握して

ご自身のライフスタイルと今後の食生活を考えて選択していきましょう。

インプラントについてはこちら

入れ歯についてはこちら

何かわからないことがありましたらお気軽にお尋ねください。

長崎県諫早市多良見町　諫早ふじた歯科・矯正歯科