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歯周病治療は痛いですか?
不安を解消するやさしい解説と諫早ふじた歯科・矯正歯科の取り組み
「歯周病の治療って痛いんじゃないですか?」
この質問は、歯科医院に来られる患者さんからよく聞かれるもののひとつです。
テレビやネットで「歯をガリガリ削る」「歯ぐきをめくる」などの言葉を目にして、怖いイメージを抱いてしまった方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、治療法の選択肢や段階によって、痛みの感じ方は大きく異なります。
この記事では、歯周病治療の流れや内容を分かりやすく解説しながら、痛みを最小限に抑えるための当院の工夫についてもご紹介いたします。
歯周病とはどんな病気?
まず前提として、歯周病は「歯を支える骨や歯ぐき」が炎症を起こして破壊されていく病気です。進行すると歯がグラグラになり、最終的には抜けてしまうこともあります。
歯周病の進行段階
歯肉炎:歯ぐきが赤く腫れ、出血しやすくなります
軽度歯周炎:歯周ポケットが深くなり、歯を支える組織が徐々に破壊され始めます
中等度歯周炎:歯槽骨が明らかに吸収され、歯が動揺し始めます
重度歯周炎:骨の大部分が失われ、抜歯が必要になることもあります
進行すればするほど治療も複雑になりますので、早期発見・早期治療が大切です。
歯周病治療の内容と痛みの程度
「治療の痛み」は、以下の治療内容ごとに異なります。順を追ってご説明します。
1. スケーリング(歯石除去)
痛みの程度:ほとんどなし〜軽い刺激程度
軽度の歯周病でよく行われるのが、歯の表面や歯ぐきの上に付着した歯石やプラークを除去する処置です。専用の器具で表面をなぞるように清掃します。
歯石自体は硬いので、器具が触れると「ガリガリ」とした音や振動を感じるかもしれませんが、痛みは少なく、我慢できる程度のことがほとんどです。
ただし、歯ぐきが腫れていたり、歯がしみやすい方はやや痛みを感じることもあります。
2. ルートプレーニング(深い歯石の除去)
痛みの程度:やや強めだが、麻酔でコントロール可能
歯ぐきの奥にある「歯周ポケット」内の歯石や感染組織を丁寧に取り除く処置です。やや深い部分に器具が届くため、麻酔をして行うことが一般的です。
麻酔をすれば痛みはかなり軽減され、「押されるような感覚」だけで済む方がほとんどです。
治療後に軽い痛みや出血があることもありますが、1〜2日で治まります。
3. 歯周外科処置(フラップ手術など)
痛みの程度:処置中は無痛、術後にやや痛み
中等度〜重度の歯周病では、歯ぐきを切開して奥深くの歯石を取り除く「歯周外科手術」が必要になる場合もあります。
この処置では局所麻酔をしっかり効かせて行いますので、処置中は痛みを感じません。
術後は縫合した歯ぐきが数日ジンジンすることもありますが、痛み止めの内服でほとんどの方が快適に過ごされています。
4. メインテナンス(定期的な管理)
治療後も、再発を防ぐために定期的なクリーニングとチェックが必要です。
この段階では、痛みはほとんどありません。
痛みが不安な方への当院の配慮
1. 電動麻酔でチクッとしない注射
当院では、麻酔の痛みに配慮し、電動麻酔注射器を導入しています。麻酔薬を一定の圧でゆっくりと注入することで、「チクッ」とした刺激を最小限に抑えられます。
2. 笑気麻酔でリラックス治療
どうしても歯科治療が怖いという方には、笑気吸入鎮静法もご用意しています。リラックスした気分で治療を受けられ、痛みに対する不安が軽減されます。
3. 痛みの少ない器具と技術
経験豊富な歯科医師と歯科衛生士が、患者さん一人ひとりの感覚に合わせて丁寧に処置を行います。無理に強くこすったり、不要な刺激を与えることはありません。
痛みより怖いのは「放置すること」
「治療が怖いから、まだ行かなくていいや」と思ってしまうお気持ちはよくわかります。
しかし、歯周病は放置するほど進行し、結果的に痛みや出血、抜歯などの深刻な結果に繋がる病気です。
初期であればあるほど、治療も軽く済み、痛みも少なくて済みます。
また、当院では治療前にしっかり説明を行い、不安を取り除くカウンセリングも大切にしています。
まとめ:歯周病治療=痛い、は誤解です
歯周病治療といっても、内容や進行度によって痛みの感じ方は大きく異なります。
現代の歯科医療では、痛みを最小限に抑える方法がしっかり整っています。当院では、「痛くない、怖くない歯周病治療」を目指して、さまざまな取り組みを行っています。
もし、少しでも歯ぐきの腫れや出血、口臭が気になる方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
📍 諫早ふじた歯科・矯正歯科
長崎県諫早市多良見町中里129-14
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