2025/08/25

虫歯予防にフッ素


フッ素塗布は何歳から可能ですか?安全性と効果を徹底解説

~子どもの虫歯予防に、フッ素は本当に安全?~

諫早ふじた歯科・矯正歯科の藤田です。今日は虫歯予防に有効な フッ素 に関してです。

「フッ素塗布って何歳からできるの?」
「小さい子どもに使っても本当に安全なの?」

お子さまの歯を守りたいと願う保護者の方々にとって、フッ素塗布の効果や安全性は気になるポイントですよね。
インターネット上では、「フッ素は危険」という情報も一部にあり、不安になってしまう方も少なくありません。

そこで今回は、歯科医院で行うフッ素塗布について、「何歳から可能なのか」「どれだけ安全なのか」「どんな効果があるのか」などをわかりやすくご紹介します。

 フッ素


フッ素塗布とは?

フッ素(フッ化物)は、歯の表面のエナメル質を強くし、虫歯になりにくくする働きがあります。
歯科医院では、濃度の高いフッ素を直接歯に塗布することで、虫歯の予防効果を高める処置を行っています。

特に乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいため、フッ素塗布は子どもの虫歯予防に非常に有効です。


フッ素塗布は何歳から可能?

■ 結論:生え始めの乳歯からOK(1歳頃〜)

一般的には、1歳~1歳半頃、乳歯が生え揃い始めた時期からフッ素塗布が可能です。
歯の本数やお口の発達状況にもよりますが、歯科医院で安全に処置を行うことができます。

当院では、歯が4本以上生えてきた時点でフッ素塗布をおすすめしています。
また、地域の1歳半健診や3歳児健診などでも、フッ素塗布を実施している自治体もあります。


■ 年齢に応じた塗布方法の工夫

小さなお子さまには、以下のような配慮を行っています:

  • 泣いても短時間で終わるよう、迅速に対応

  • 味付きのフッ素で嫌がりにくい工夫

  • 絵本やぬいぐるみなどでリラックスできる環境づくり

初めての歯医者さんでも、お子さまのペースに合わせて優しくサポートいたします。


フッ素は本当に安全なの?

■ 適切な濃度と使用方法であれば、安全性は確立されています

フッ素の安全性については世界中で長年にわたって研究されており、正しい方法・適切な濃度で使用すれば安全であることが確認されています。

歯科医院で使用するフッ素塗布剤(フッ化ナトリウム)は、厚生労働省の認可を受けたものです。
また、1回に使用する量は非常に少なく、誤って飲み込んでしまっても問題がないよう設計されています。


■ 「フッ素中毒」は心配ありません

よくインターネット上で「フッ素中毒が起こる」といった情報が見られますが、これは大量にフッ素を飲み込んだ場合の話です。
実際のフッ素塗布で使う量はごくわずかであり、中毒になるような量とはまったく異なります。

具体的には、子ども1人あたりの塗布量は0.25ml前後。歯の表面に塗るだけなので体内に吸収される量はごく微量です。


フッ素塗布の主な効果

■ 1. 歯を強くして虫歯を予防

フッ素は歯の表面(エナメル質)に働きかけ、再石灰化(酸で溶けた歯を元に戻す力)を促進します。
これにより、虫歯菌が出す酸に強い歯を作ることができます。


■ 2. 初期虫歯を修復する力がある

虫歯になりかけた初期の段階であれば、フッ素の力で進行を止めたり、自然治癒を促すことも期待できます。


■ 3. 虫歯菌の活動を抑制

フッ素は、虫歯の原因となる細菌の働きを抑え、口内の虫歯リスクを下げる働きも持っています。


フッ素塗布の頻度はどのくらい?

歯科医院でのフッ素塗布は、年に2~4回が目安です。

  • 虫歯リスクの高いお子さま → 3ヶ月ごと(年4回)

  • 虫歯の少ないお子さま → 6ヶ月ごと(年2回)

加えて、自宅でもフッ素入りの歯みがき粉やジェルを使うことで、日常的に虫歯予防を強化することができます。


フッ素塗布と一緒に大切なこと

フッ素塗布はとても効果的な虫歯予防法ですが、フッ素だけに頼ってはいけません。
以下のような習慣がセットで重要です。

  • 毎日の歯みがき(仕上げみがきを保護者が行う)

  • 甘いもの・飲み物の摂取のコントロール

  • 定期的な歯科検診

  • 正しい食習慣の確立

フッ素塗布は「魔法の予防薬」ではありません。
ですが、毎日のケアと組み合わせることで、お子さまの歯を一生虫歯から守るための強力な味方になります。


当院でのフッ素塗布について

諫早ふじた歯科・矯正歯科では、以下のような形でフッ素塗布を行っています:

  • 1歳頃から塗布可能

  • お子さまの成長に合わせた優しい対応

  • 虫歯リスクに応じた頻度のご提案

  • フッ素使用法や自宅ケアのアドバイスも実施

また、兄弟・姉妹での同時来院も歓迎しております。
歯医者が苦手なお子さまも、少しずつ慣れていただけるような雰囲気づくりを心がけています。


まとめ:フッ素は何歳からでも安全に始められる、強い味方です

  • フッ素塗布は、乳歯が生え始めた1歳頃から可能です。

  • 歯科医院で使用するフッ素は、ごく少量・安全性の高い製剤を使っており、安心して受けられます。

  • 虫歯予防には、フッ素+毎日のケア+定期検診の3本柱が欠かせません。

  • 当院では、お子さまの成長に合わせて最適なケアをご提案します。


ご予約・ご相談はこちらから

📍 諫早ふじた歯科・矯正歯科
長崎県諫早市多良見町中里129-14
📞 [0957-43-2212]
🌐 Web予約はこちら → https://fujitashika.com/yoyaku/

「いつからフッ素塗布を始めればいい?」「どれくらいの頻度がベスト?」
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