2025/09/17

セラミック治療のメリットとデメリット

セラミック治療のメリットとデメリット|諫早ふじた歯科・矯正歯科

はじめに

虫歯治療や審美治療の際、歯に「被せ物」や「詰め物」を選ぶ場面があります。その選択肢の中で人気が高いのが セラミック治療 です。白く自然な見た目に仕上がり、金属を使わないため安心感がある一方、費用や取り扱いには注意点もあります。

この記事では、セラミック治療のメリットとデメリット、保険適用治療との違い、そしてどのような方に最適な治療なのかについて解説します。


セラミック治療とは?

セラミック治療とは、セラミック(磁器)製の被せ物や詰め物を用いる治療法で、虫歯治療や欠損歯の補綴に用いられます。


金属を使用する「銀歯」とは異なり、白く美しい見た目が特徴で、前歯から奥歯まで幅広く用いられています。

セラミック

主な種類

  • オールセラミッククラウン:すべてセラミック素材で作られた被せ物

  • ジルコニアセラミック:強度の高いジルコニアを使用

  • セラミックインレー:虫歯を削った部分に詰めるタイプ

  • ラミネートベニア:前歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける方法


セラミック治療のメリット

① 自然で美しい見た目

セラミックは天然の歯と同じような透明感や光沢を持ち、周囲の歯と調和します。
特に前歯など目立つ部分では、笑った時の印象を大きく改善できます。

② 金属アレルギーの心配がない

保険診療の銀歯は金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
セラミックは金属を含まないため、 アレルギーのリスクがゼロ。体にやさしい治療法です。

③ 変色や劣化が少ない

プラスチックを含む「コンポジットレジン」は時間が経つと黄ばみやすいですが、セラミックは 長期間白さを保てる ため審美性に優れます。表面がツルツルしているので、舌触りは最高です。そのためプラーク(歯垢)が付きにくい というメリットがあります。

④ 歯や歯茎にやさしい

金属の被せ物は経年劣化により歯茎が黒ずむ「メタルタトゥー」を引き起こすことがあります。

「メタルタトゥー」とは、金属製のクラウンを使用すると、時間の経過とともに歯茎が黒ずんでいく現象です。セラミッククラウンは歯茎への影響が少なく、自然な口元を保つことができます。

⑤ 精密な適合性

これまでのアナログ的な型取りや、作成に比べて、CAD/CAMシステムなどのデジタル技術を応用することで、正確なフィット感を実現できます。二次虫歯のリスクも軽減します。


セラミック治療のデメリット

① 保険が適用されない

セラミック治療は 自由診療(自費治療) となるため、銀歯やレジンに比べて費用が高額になります。
当院では1本あたり数万円〜十数万円が目安です。(小さい詰め物〜大きい被せ物によって違います)

② 割れるリスクがある

強度の高いジルコニアも登場していますが、セラミックは陶器のように硬い反面、強い衝撃で欠けたり割れたりすることがあります。
特に食いしばりや歯ぎしりの強い方は注意が必要です。できればナイトガードの使用がおすすめです。

③ 調整や修理が難しい

金属の被せ物であれば削って調整しやすいのに対し、セラミックは加工が難しく、一度破損すると再作製が必要になる場合があります。

④ 治療期間がやや長い場合も

型取りや技工所での作製が必要なため、治療完了まで数回の通院が必要になることがあります。


保険診療(銀歯・レジン)との違い

項目セラミック治療銀歯(保険)レジン(保険)
見た目天然歯に近い白さ銀色で目立つ白いが変色しやすい
耐久性高い(変色しにくい)金属疲労あり摩耗・劣化しやすい
体への影響金属アレルギーなしアレルギーのリスクあり少ない
費用高額(自費)安価(保険適用)安価(保険適用)

セラミック治療が向いている人

  • 銀歯が気になり、人前で自然に笑いたい方

  • 金属アレルギーが心配な方

  • 長く美しい歯を保ちたい方

  • 結婚式や就職活動など、大切な場面で第一印象を良くしたい方


治療の流れ

  1. 初診・カウンセリング(希望や不安の確認)

  2. 虫歯や土台の治療

  3. 型取り・色合わせ

  4. 技工所でセラミックを作製

  5. 装着・噛み合わせ調整

当院では3D口腔内スキャナー(iTero、プライムスキャン)を導入しており、従来の粘土のような型取りではなく 快適なデジタル印象 が可能です。


当院のこだわり

諫早ふじた歯科・矯正歯科では、セラミック治療において以下を重視しています。

  • 審美性だけでなく 噛み合わせや耐久性 を考慮した設計

  • 歯をなるべく削らない 低侵襲治療(Minimal Intervention)

  • CAD/CAMを活用した 高精度な補綴物 の提供


費用について

当院ではセラミック治療の費用を明確に提示しています。

  • セラミックインレー(部分的な詰め物):約5〜8万円(税込)

  • オールセラミッククラウン:10〜15万円(税込)

  • ジルコニアクラウン:12〜16万円(税込)

※症例や部位により異なる場合があります。


まとめ

セラミック治療には「自然な美しさ」「アレルギーの心配がない」「長持ちする」といったメリットがある一方、「保険がきかない」「割れる可能性がある」といったデメリットも存在します。

大切なのは、ご自身に合った治療法を選ぶことだと思います。

セラミック治療は、見た目を良くし、丈夫で自然な歯を長く保ちたい方にとって、非常に効果的な選択肢です。当院では、患者様のご要望を丁寧にお伺いし、最適な治療法をご提案いたします。

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当院でセラミック治療をお考えの方へ

諫早ふじた歯科・矯正歯科では、患者さまの 「見た目」「噛みやすさ」「長持ち」 をすべて大切にした治療を心がけています。

「銀歯を白くしたい」「人前で自然に笑いたい」「結婚式や就活前に歯をきれいにしたい」
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