2025/11/17

子どもの矯正治療いつから始める?

子どもの矯正治療は何歳頃から始めるのがベストですか?

歯並びを整える最適なタイミングを知ろう

はじめに

「子どもの歯並び、少しガタガタしてきたけど、まだ様子を見ても大丈夫?」
「矯正は大人になってからでも遅くないの?」

こうしたご相談を、当院でも多くいただきます。

実は、子どもの矯正治療は**「いつ始めるか」**がとても大切です。早すぎても意味がなく、遅すぎると治療が長引くこともあるため、適切な時期を見極めることが成功の鍵になります。

この記事では、子どもの矯正治療を始めるベストなタイミングと、年齢別の治療の目的、当院で行っている具体的な方法をわかりやすく解説します。

子どもの矯正治療には「1期治療」と「2期治療」がある

子どもの矯正は、大きく分けて2つの時期に分かれます。

小児矯正 1期2期治療

1期治療(小児矯正)

対象年齢: 6歳〜10歳頃(乳歯と永久歯が混ざっている時期)

この時期は、あごの骨の成長を利用して歯がきれいに並ぶスペースを作ることが目的です。ワイヤー矯正のように歯を1本ずつ動かすのではなく、「あごの成長を正しい方向に導く」ことが主な目的です。

代表的な装置:

  • 拡大床(あごを横に広げる装置)
  • マウスピース型の矯正装置(寝ている間だけ使用)
  • 機能的矯正装置(噛み合わせを整える)

早い段階で介入することで、将来抜歯せずにすむ可能性が高くなるのが大きなメリットです。

2期治療(本格矯正)

対象年齢: 11歳〜中高生(永久歯が生えそろった後)

この時期は、いわゆる「歯を1本ずつ動かす」本格的な矯正治療です。ブラケット矯正やマウスピース型矯正(インビザラインなど)を使って、歯並びと噛み合わせを仕上げます。

1期治療であごのバランスを整えておくと、2期治療がスムーズに進み、治療期間や負担が少なくなる傾向があります。

では、矯正治療を始めるベストタイミングは?

結論から言うと、6〜7歳頃(永久歯が生え始めた時期)に一度、歯科医院で相談するのがベストです。

この時期は、次のような変化が起きやすい時期です:

  • 上の前歯と下の前歯が生え変わり始める
  • あごの成長が活発になる
  • 噛み合わせの癖が出やすい

早めに確認しておくと、将来の矯正方針が立てやすくなります。

早めに相談するメリット

  1. 成長を利用できるため、骨格のずれを整えやすい
  2. 永久歯が正しい位置に生えるよう誘導できる
  3. 抜歯のリスクを減らせる
  4. 早期発見で虫歯・歯周病の予防にもつながる

つまり、「早く始める = すぐ矯正装置をつける」ではなく、ベストな時期を見極めるために早く相談することが重要なのです。

年齢別の目安と注意ポイント

🔹 3〜5歳(乳歯列期)

この時期は「矯正治療」よりも、**「癖のチェック」**が大切です。

注意したい癖:

  • 指しゃぶり
  • 舌を前に出す癖
  • 口呼吸

これらの習慣があると、将来の歯並びに影響します。

当院の対応: 口腔筋機能療法(MFT)を取り入れ、悪い癖の改善指導を行います。

🔹 6〜10歳(混合歯列期)

乳歯と永久歯が混在する時期。この段階で、1期治療を開始するかどうかの判断を行います。

治療を検討すべきケース:

  • 前歯が出ている(出っ歯)
  • 受け口(反対咬合)
  • 歯が重なって生えている
  • 片側だけ噛み合わせがズレている

これらの場合は、この時期に治療を始めると効果的です。

🔹 11歳以降(永久歯列期)

永久歯がすべて生えそろう時期です。この段階で歯列全体を整える2期治療に移行します。

ブラケット矯正やマウスピース型矯正など、見た目にも配慮した方法を選べます。当院では、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)を中心に行い、確実に歯を動かせる治療を重視しています。

子どもの矯正治療のメリット

1. 骨格の成長を利用できる

大人になってからでは難しい骨格改善が可能です。

2. 歯を抜かずに治せる可能性が高い

将来的に永久歯を温存しやすくなります。

3. 噛み合わせが整い、虫歯や歯周病予防にも

清掃しやすくなり、お口の健康が長く保てます。

4. 見た目のコンプレックスを解消し、自信が持てる

学校生活でも笑顔に自信が生まれます。

当院の矯正治療の特徴

✓ 成長に合わせた的確なタイミング提案

お子さんの骨格や歯の萌出状態をCTや模型で詳しく分析し、今すぐ始めるべきか、もう少し待つべきかを丁寧に説明します。

✓ ブラケット矯正を中心とした確実な治療

当院では、マウスピース矯正も扱っていますが、歯の動きを正確にコントロールできるブラケット矯正をメインに行っています。特に難しいケースでは、ワイヤー矯正の方が理想的な歯並びに仕上がります。

✓ 痛みを抑えた治療

細いワイヤーや新しい矯正素材を使用し、できるだけ痛みや違和感を減らしています。

✓ 予防と矯正を同時に

矯正中も虫歯予防や定期的なクリーニングを行い、お口全体の健康を守ります。

まとめ

子どもの矯正治療は、**「何歳から始めるか」**がとても重要です。

✔️ 押さえておきたいポイント

  • 6〜7歳頃に一度相談するのがベスト
  • 成長期を利用できるため、自然で理想的な歯並びへ導ける
  • 放置すると将来、抜歯や長期治療が必要になる場合も

当院では、お子さん一人ひとりの成長スピードや生活スタイルに合わせて最適なプランをご提案します。

「うちの子はもう遅いかも…」と悩む前に、まずはお気軽にご相談ください。

📞 ご予約・お問い合わせはこちら

電話: 0957-43-2212
Web予約: https://fujitashika.com/yoyaku/

諫早ふじた歯科・矯正歯科
お子さまの将来のために、最適なタイミングでサポートいたします。