2025/12/12

妊娠中に歯科を受診しても大丈夫?

妊娠中に歯科を受診しても大丈夫?

赤ちゃんとお母さんのための正しいガイド

 

「妊娠中に歯医者へ行っても赤ちゃんに影響はない?」 「レントゲンは大丈夫?麻酔は?」 「つわりで歯磨きがつらい…どうしたらいい?」

妊娠

妊娠中は、このような不安を抱えながらも口腔トラブルは起こりやすく、歯科受診を迷う方が非常に多いです 。

 

しかし、結論からお伝えすると、妊娠中の歯科受診は安全であり、むしろ積極的に受診すべきです 。治療を先延ばしにすると症状が悪化し、妊娠中の健康管理に悪影響を及ぼす可能性があります 。

 

この記事では、妊娠中の歯科治療の安全性、治療の適切な時期、注意点などをまとめました。


 妊娠中に歯科トラブルが増える4つの理由

 

妊娠すると、ホルモンバランスや生活リズムの変化により、お口の中の環境が悪化しやすくなります 。

 

  1. つわりで歯磨きが十分にできない

     

    • 匂いや歯ブラシの刺激で気持ち悪くなり、磨き残しが増え、虫歯・歯周病のリスクが上昇します 。

       

  2. ホルモン変化で歯ぐきが腫れやすい

     

    • 女性ホルモンの増加により、妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリス(歯ぐきの良性の腫瘤)が起こりやすくなります 。

       

  3. 食事回数が増え間食が増える

     

    • 胃が空になると気持ち悪くなるため、間食や甘い物をとりやすくなり、虫歯が増えやすい状態になります 。

       

  4. 免疫力が低下しやすい

     

    • 免疫バランスの変化により歯周病菌が増えやすくなります 。

       

歯周病は早産・低体重児出産のリスクを高めると言われており、妊娠中の「予防と早期治療」が非常に重要です 。

 


妊娠中の歯科治療は安全です!

妊娠中の歯科治療

多くの妊婦さんが不安に感じるレントゲンや麻酔についても、当院では安全性を確保した上で実施しています 。

 

1. 妊娠中のレントゲン撮影は大丈夫?

 

はい、大丈夫です 。

 

  • 歯科レントゲンは被ばく量が極端に少なく、胎児に影響が出るレベルには全く達しません 。

     

  • 自然界で1日浴びる放射線(約$0.005\sim0.01\text{mSv}$)と比べても、歯科レントゲンの放射線量(約$0.01\sim0.02\text{mSv}$)は微量です 。

     

  • さらに、当院では防護用の鉛エプロンを使用し、X線が腹部には届かない機械構造となっており、妊婦さん用に特別に配慮して撮影しますのでご安心ください 。

     

2. 妊娠中の麻酔は大丈夫?

 

はい、安全性が確認されています 。

 

  • 歯科で使う局所麻酔(リドカイン)は、日本産科婦人科学会や世界中のガイドラインで「通常量であれば胎児への影響はほとんどない」と明記されています 。

     

  • 麻酔を我慢してストレスや痛みから身体に負担がかかるよりも、必要な場合は麻酔を使った方が安全です 。

     


妊娠中の時期ごとにできる治療

 

妊娠期は大きく3つに分けられ、それぞれ治療の適切な時期が異なります 。

 

時期週数特徴と治療のポイントできること(中心)
妊娠初期〜12週

つわりが強く、身体が不安定な時期 。無理せず応急処置が中心です 。

 

痛みや腫れの応急処置、カウンセリング、ブラッシング指導、短時間の治療 。

 

妊娠中期13〜27週

もっとも治療に適した「安定期」 。

胎盤が完成し、母体も安定しているため、ほとんどの歯科治療が安全に可能です 。

 

虫歯治療、歯周病治療、根管治療、抜歯(必要な場合)、クリーニング、X線撮影 。

治療プランはこの時期に集中的に行います 。

 

妊娠後期28週〜

お腹が大きくなり、仰向けがつらい時期 。無理のない範囲で治療を行います 。

 

むくみや腰痛に配慮し短時間で終了 。

仰向け姿勢がつらい場合は体勢を調整します 。

緊急時を除き、出産後に回すこともあります 。

 


妊娠中の歯科受診で気をつけること

 

安心して治療を受けていただくために、ご来院の際には以下の点をお知らせください。

  • 妊娠していること、週数、つわりの有無を必ずお伝えください 。

     

  • 体勢がつらい場合は、遠慮なくお申し出ください 。

     

  • 妊婦検診の結果や内服薬があれば共有してください 。

     

  • 出産予定日を伝えていただくと、無理のない治療計画が立てやすくなります 。

     

当院では、妊娠中の患者様を多数診ています 。無理のない姿勢で、短時間で安全に治療・クリーニングを行いますのでご安心ください 。

 


セルフケアのちょっとした工夫

 

つわりなどで歯磨きがつらい時のセルフケアのポイントです。

  • 歯ブラシを変えてみる:つわり時は小さめヘッド+柔らかめブラシがおすすめです 44。奥歯が気持ち悪い場合は、前歯中心でもOKです 。

     

  • うがいだけでもOKな時期がある:匂いに弱い時は、水やフッ素洗口液でうがいだけでも十分です 。

     

  • 間食の内容を意識:飴やジュースを控え、ナッツやチーズなど虫歯になりにくい食品を選ぶようにしましょう 。

     

  • フッ素を活用:妊娠中でもフッ素は安全です。子ども用の低濃度のものでもOKです 。

     


諫早ふじた歯科・矯正歯科から妊婦さんへ

 

妊娠中の早期発見・早期治療は、ママと赤ちゃん両方を守る**「大切な健康管理」**の一つです 。

 

妊婦さんの口腔ケアは、赤ちゃんの健康にも直結すると言われています 。

 

  • 歯周病は早産・低体重児のリスクを上げます 。

     

  • お母さんの虫歯菌は、出産後の母子感染のリスクとなります 。

     

妊娠中の不安を少しでも軽くし、安心して出産を迎えられるようサポートいたします 。

 

気になる症状があれば、いつでもご相談ください。

「妊娠中なのですが…」とお伝えいただければ、できるだけ負担の少ない時間帯にご案内します 。

 

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