2026/04/08

抜歯即時インプラントとは?

諫早市で信頼される歯科医療を。こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

「インプラントを検討しているけれど、治療期間が長くて踏み出せない……」そんなお声を、患者さまからよくいただきます。実は近年、**抜歯と同じ日にインプラントを埋入できる「抜歯即時インプラント」**という治療法が注目を集めています。従来の方法と何が違うのか、どんな方に向いているのか、今回はその基本知識をわかりやすく解説していきます。


1. 抜歯即時インプラントとは?

抜歯即時インプラントとは、歯を抜いた当日に、そのままインプラント体(人工歯根となるチタン製のネジ)を顎の骨に埋め込む治療法です。

通常のインプラント治療では、歯を抜いた後に顎の骨が回復するまで3〜6ヶ月待ってからインプラントを埋入します。しかし抜歯即時インプラントでは、この「待機期間」を省くことができるため、治療全体のスケジュールを大幅に短縮できます。

「抜いてすぐに埋めて大丈夫なの?」と不安に思われるかもしれません。実はこの方法、適切な条件と技術があれば従来法と同等の成功率が報告されており、世界中の歯科臨床で広く採用されています。諫早ふじた歯科・矯正歯科でも、患者さまの口腔内の状態を精密に診査したうえで、適応と判断された場合にご提案しています。


2. 従来のインプラント治療との違いを比較

抜歯即時インプラントと従来法の違いを、以下の表で整理してみましょう。

比較項目従来のインプラント抜歯即時インプラント
抜歯からインプラント埋入まで3〜6ヶ月の待機期間あり抜歯当日に埋入
治療期間の目安約1年〜1年半約6ヶ月〜1年程度
手術回数抜歯+埋入で最低2回抜歯と埋入が1回に
通院回数多い比較的少ない
適応条件広い条件あり(骨量・感染状態など)
費用標準的術式によって変動あり

従来法では抜歯後に骨の治癒を待つ期間が必要なため、どうしても治療期間が長くなります。一方、抜歯即時インプラントは手術回数・通院回数・治療期間のすべてを短縮できる可能性があります。ただし、すべての方に適応できるわけではなく、骨の状態や感染の有無などによって判断が必要です。


3. 抜歯即時インプラントのメリット

抜歯即時インプラントには、患者さまにとって嬉しいメリットが複数あります。

① 治療期間の大幅な短縮 従来法では1年以上かかることもある治療が、条件が整えば半年程度に短縮できます。「早く普通に食事がしたい」「見た目を早く整えたい」という方にとって、大きなメリットです。

② 手術回数・通院負担の軽減 抜歯とインプラント埋入を同日に行うため、外科処置の回数が減ります。仕事や子育てで忙しい方、通院に時間がかかる諫早市外からいらっしゃる方にも、負担が少ない選択肢といえます。

③ 骨や歯茎の吸収を抑えられる可能性 歯を抜いた後、時間が経つにつれて顎の骨や歯茎は少しずつ痩せていきます(骨吸収)。抜歯直後にインプラントを埋入することで、この骨吸収を最小限に抑える効果が期待できます。特に審美的に目立つ前歯では、この点が非常に重要です。

④ 心理的な負担の軽減 「歯のない状態で長期間過ごさなければならない」という不安が少なくなります。仮歯を装着することで、見た目への影響も最小限に抑えることができます。


4. 抜歯即時インプラントのリスクと注意点

メリットがある一方で、注意しておきたい点もあります。正しく理解したうえで治療を検討することが大切です。

① すべての方に適応できるわけではない 抜歯の原因が歯周病による重度の感染や、骨が大きく失われているケースでは、即時埋入が難しい場合があります。事前のCT検査(三次元的な骨の状態確認)と診査が不可欠です。

② 高い技術と精密な計画が必要 抜歯窩(抜いた後の穴)にインプラントを正確に埋入するには、豊富な経験と最新設備が求められます。当院では歯科用CTによる精密なシミュレーションを行い、安全性を最大限に高めたうえで治療を進めています。

③ 術後の安静と管理が重要 即時埋入後は骨とインプラントが結合するまでの期間(オッセオインテグレーション:インプラントと骨が一体化するプロセス)、過度な負荷をかけないよう注意が必要です。食事内容の制限や定期的な経過観察が欠かせません。

④ 骨造成が必要になる場合もある 骨の量が不足している場合には、骨を補う処置(骨造成)を同時に行うことがあります。この場合、治療期間や費用が変わることがあります。


5. 抜歯即時インプラントが向いている方・向いていない方

では、実際にどのような方が抜歯即時インプラントの候補になるのでしょうか。

向いている方の目安

  • 抜歯原因が歯周病ではなく、歯根破折や虫歯などである
  • 抜歯部位の周囲に十分な骨量がある
  • 感染や炎症が軽度またはコントロールされている
  • 全身的な基礎疾患がない、またはコントロール良好である
  • 治療期間をできるだけ短縮したい
  • 喫煙していない(または禁煙できる)

向いていない方の目安

  • 重度の歯周病による感染が広範囲にある
  • 骨が著しく吸収・喪失している
  • 糖尿病や骨粗しょう症などが未コントロールの状態にある
  • 重度の喫煙習慣がある

「自分は当てはまるかどうか分からない」という方こそ、まずは当院でのカウンセリングとCT検査をお受けください。詳細な検査データをもとに、患者さま一人ひとりに合った治療プランをご提案します。


6. 抜歯即時インプラントの治療の流れ

実際の治療がどのように進むのか、大まかな流れをご説明します。

STEP 1|初診・カウンセリング 口腔内の状態を確認し、治療のご希望やお悩みをお伺いします。インプラントが適応かどうかの初期判断を行います。

STEP 2|精密検査(CT撮影・口腔内検査) 歯科用CTで顎の骨の量・形・神経の位置を三次元的に確認します。当院ではCTシミュレーションを治療費に含む形でご提供しており、より安全・精密な計画立案が可能です。

STEP 3|治療計画の説明・同意 検査結果をもとに治療計画・費用・期間をご説明します。ご不明な点はこの段階で何でもご質問ください。

STEP 4|抜歯+インプラント埋入(同日) 局所麻酔のもとで抜歯を行い、そのままインプラント体を埋入します。必要に応じて骨造成や膜の設置も同時に行います。手術後は仮歯を装着することが多く、見た目への影響を軽減できます。

STEP 5|治癒期間(骨結合の待機) インプラントと骨がしっかり結合するまで、数ヶ月の経過観察を行います。この間も定期的に通院いただき、状態を確認します。

STEP 6|最終的な被せ物(上部構造)の装着 骨結合が確認できたら、最終的な人工歯を装着して治療完了です。

STEP 7|定期メンテナンス インプラントを長持ちさせるために、定期的なクリーニングと検診が重要です。当院では治療後のメンテナンスもしっかりサポートしています。


7. 費用について

当院における抜歯即時インプラントの費用は、**基本的に通常のインプラント治療と同様の1本484,000円(税込・CTシミュレーション含む)**を基準としています。ただし、以下の場合は追加費用が発生することがあります。

追加処置の例概算費用
骨造成(GBR法など)約5万〜15万円
仮歯の作製約2万〜5万円
抜歯処置(難抜歯の場合)別途費用が発生する場合あり

また、インプラント治療は医療費控除の対象となります。1年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告によって税金の一部が還付されます。領収書は必ず保管しておきましょう。

費用についてご不安な方には、**デンタルローン(分割払い)**もご案内しています。月々の負担を抑えながら治療を始めることが可能ですので、お気軽にご相談ください。


まとめ

抜歯即時インプラントは、「歯を抜いた当日にインプラントを埋入する」治療法で、治療期間の短縮・手術回数の軽減・骨吸収の抑制といった多くのメリットがあります。一方で、適応条件の見極めや高度な技術・設備が必要な治療でもあります。

大切なのは、「自分がその適応かどうか」を正確に判断してもらうこと。そのためには、CTを含む精密な検査と、経験豊富な歯科医師によるカウンセリングが欠かせません。

諫早でインプラントを検討されている方は、ぜひ一度、諫早ふじた歯科・矯正歯科にご相談ください。あなたのお口の状態に合った最善の治療プランを、丁寧にご提案いたします。


諫早ふじた歯科・矯正歯科で、まずは相談を

「抜歯即時インプラントが自分に向いているか具体的に知りたい」 「費用や期間について相談したい」

そんな不安をお持ちの方は、ぜひ当院のカウンセリングをご利用ください。無理な勧誘は一切ありません。納得のいくまで丁寧にご説明させていただきます。

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