2026/05/11

抜歯即時インプラントの治療の流れ

諫早市で信頼される歯科医療を。こんにちは、諫早ふじた歯科・矯正歯科です。

「抜歯即時インプラントって、1日でどこまで治療が進むの?」「当日の流れが分からなくて不安……」と感じている方は多いのではないでしょうか。治療の流れをあらかじめ知っておくことで、当日の不安を大きく和らげることができます。今回は、抜歯即時インプラントの治療開始前から完了までの全体の流れを、当日に何が行われるのかを中心に丁寧に解説します。


 

治療開始前|カウンセリングと精密検査

抜歯即時インプラントは、事前の準備が治療の成否を大きく左右します。当日の手術に向けて、以下のステップを踏みます。

初診・カウンセリング

まずは口腔内の状態を確認し、患者さまのお悩みやご希望を丁寧にお伺いします。「どの歯をどうしたいのか」「治療期間や費用についての希望」なども含め、じっくりお話しいただける時間を設けています。当院では無理な勧誘は一切行わず、納得のいくまでご説明することを大切にしています。

歯科用CT検査・口腔内検査

初診または次回来院時に、歯科用CTによる三次元画像診断を行います。顎の骨の量・形・厚み、神経や血管の位置、上顎洞(鼻の奥の空洞)との位置関係などを詳細に確認します。この情報が、安全な埋入計画の土台となります。

また、歯周組織検査(歯茎の状態・歯周ポケットの深さの確認)も合わせて行い、感染の有無を丁寧に評価します。

治療計画の説明・同意

検査結果をもとに、抜歯即時インプラントが適応かどうか、治療のステップ・期間・費用の見通しをご説明します。疑問や不安はこの段階で遠慮なくご質問ください。内容にご同意いただいてから、手術日の予約を取ります。


手術当日の朝|来院前に準備しておくこと

手術当日を安心して迎えるために、事前に確認しておきたいポイントをまとめます。

  • 食事について:局所麻酔の場合、特別な絶食は不要なことが多いですが、事前に指示があればそれに従ってください。全身麻酔や静脈内鎮静法(点滴で眠った状態にする方法)を使用する場合は、手術前数時間の絶食が必要です。
  • 服装:締め付けの少ない楽な服装が望ましいです。袖をまくりやすいものが適しています。
  • お薬の服用:普段から薬を服用している方は、事前に歯科医師へご相談ください。血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)などは、手術前に休薬が必要なケースがあります。
  • 来院手段:麻酔の影響が残る場合があるため、車の運転は控え、ご家族の送迎や公共交通機関のご利用をおすすめします。
  • 体調管理:発熱・体調不良がある場合は、必ず事前にご連絡ください。手術日を変更する場合があります。

手術当日|1日の流れを詳しく解説

いよいよ手術当日です。「1日でどこまでできるのか」を時系列でご説明します。

STEP 1|来院・最終確認(所要時間:約15〜30分)

来院後、体調確認と口腔内の最終チェックを行います。治療内容の最終確認をし、ご不明点があれば再度ご説明します。

STEP 2|麻酔の投与(所要時間:約10〜15分)

局所麻酔(治療部位周辺への注射麻酔)を行います。ご希望や緊張が強い方には、静脈内鎮静法(リラックスした半意識状態にする点滴麻酔)を組み合わせることも可能です。麻酔が十分に効いたことを確認してから、次のステップに進みます。

痛みへの不安が強い方も、麻酔がしっかり効いた状態で行いますのでご安心ください。

STEP 3|抜歯(所要時間:約15〜30分)

対象の歯を丁寧に抜歯します。できる限り周囲の骨や歯茎を傷つけないよう、慎重に処置します。抜歯後の穴(抜歯窩:ばっしかそう)の状態を確認し、感染や骨の状態をチェックします。

STEP 4|インプラント埋入(所要時間:約30〜60分)

抜歯窩の形状・深さに合わせて、インプラント体を正確な位置・角度・深さで埋入します。このとき、CT検査で作成した治療計画をもとにミリ単位の精度で行います。

必要に応じて、この段階で骨造成(骨が不足している箇所に人工骨や自家骨を補う処置)や膜(メンブレン)の設置も同時に行います。メンブレンとは、骨が正しく再生されるよう保護するための特殊なシートのことです。

STEP 5|縫合・創部の処置(所要時間:約15〜20分)

埋入が完了したら、歯茎を縫合して創部を閉じます。状況によっては一部を開放創にすることもありますが、歯科医師が最適な方法を選択します。

STEP 6|仮歯の装着(条件による)

骨の固定状況が十分な場合(初期固定が得られている場合)、当日に仮歯を装着することが可能です。仮歯があることで、見た目への影響を最小限に抑えられます。ただし、仮歯は最終的な被せ物とは異なり、硬いものを噛むためのものではありません。噛む力を分散・軽減するための暫定的なものとお考えください。

STEP 7|術後の説明・帰宅(所要時間:約15〜30分)

術後の過ごし方・注意事項・お薬の説明を行い、帰宅していただきます。当日の手術にかかる合計時間は、およそ2〜3時間程度が目安です(骨造成の有無や複数本の埋入など、処置内容によって変わります)。


手術当日の「1日でできること・できないこと」

抜歯即時インプラントで当日に完了することと、できないことを整理しておきましょう。

項目当日できること当日できないこと
抜歯✅ 当日実施
インプラント埋入✅ 当日実施
骨造成(必要な場合)✅ 同時実施可能
仮歯の装着✅ 条件が整えば当日装着
最終的な被せ物(人工歯)の装着❌ 骨結合後に実施数ヶ月後
通常の食事(硬いもの)❌ しばらく制限あり治癒後に可能

最終的な人工歯(上部構造)の装着は、インプラントと骨がしっかり結合してからになります。この結合期間(オッセオインテグレーション)は一般的に3〜6ヶ月程度かかります。当日に「完成した歯」になるわけではありませんが、仮歯を装着することで見た目と機能を一定程度保ちながら治癒を待つことができます。


手術当日の注意事項|帰宅後にやること・やってはいけないこと

手術後の過ごし方は、インプラントの成否にも関わる大切なポイントです。

当日〜数日間の注意事項

やること

  • 処方された抗生物質・痛み止めは指示通りに服用する
  • 術後は安静にし、頭を高めにして休む
  • 口の中が気になっても、舌や指で触れない
  • 処方されたうがい薬を使用し、口腔内を清潔に保つ

やってはいけないこと

  • 強いうがい(血餅=かさぶたが取れる原因になる)
  • 喫煙(骨結合を著しく妨げる)
  • 飲酒(血流に影響し、腫れや出血を助長する)
  • 激しい運動やサウナ(血圧上昇・出血リスク)
  • 硬い食べ物・粘着性の強い食べ物を患部で噛むこと

腫れ・痛みについて

術後1〜3日は腫れや痛みが出ることがありますが、これは正常な反応です。処方された鎮痛剤で対処できる範囲であれば問題ありません。ただし、強い痛み・出血・発熱が続く場合は早めにご連絡ください。


手術後〜治療完了までのスケジュール

当日の手術が終わっても、治療はまだ続きます。抜歯即時インプラントの全体的なスケジュール感を把握しておきましょう。

時期内容
手術当日抜歯+インプラント埋入(+必要に応じ骨造成・仮歯)
術後1〜2週間抜糸・経過確認
術後1〜3ヶ月定期的な経過観察(骨結合の進行を確認)
術後3〜6ヶ月骨結合の確認・最終的な被せ物の型取り
術後4〜7ヶ月頃最終的な人工歯(上部構造)の装着・咬み合わせ調整
以降定期メンテナンス(3〜6ヶ月ごと)

従来のインプラント治療では抜歯後に3〜6ヶ月の待機期間が加わるため、全体のスケジュールはさらに長くなります。抜歯即時インプラントではこの待機期間を省くことができるため、治療完了までの期間を大幅に短縮できる可能性があります。

諫早ふじた歯科・矯正歯科では、治療完了後も定期的なメンテナンスで長期的にサポートしています。インプラントを長持ちさせるためにも、定期検診は欠かさず受けていただくことをお勧めしています。


まとめ

抜歯即時インプラントの当日は、抜歯とインプラント埋入を1回の手術でまとめて行うのが最大の特徴です。条件が整えば仮歯の装着まで当日に完了することも可能で、歯のない期間を最小限に抑えられます。ただし、最終的な人工歯の装着には骨結合を待つ期間が必要であり、「当日に全部終わる」わけではありません。

治療の流れを事前に把握しておくことで、当日の不安が大きく軽減されます。「自分の場合はどんな流れになるのか」を具体的に知りたい方は、ぜひ一度当院のカウンセリングにお越しください。諫早で安心してインプラント治療を受けていただけるよう、丁寧にサポートします。


諫早ふじた歯科・矯正歯科で、まずは相談を

「抜歯即時インプラントの当日の流れや自分のケースについて具体的に知りたい」 「費用や期間について相談したい」

そんな不安をお持ちの方は、ぜひ当院のカウンセリングをご利用ください。無理な勧誘は一切ありません。納得のいくまで丁寧にご説明させていただきます。

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