体に優しいインプラント治療方法
長崎インプラント研究所では、外科的負担の少ない、患者様にやさしい手術法を絶えず研修、選択しています。
ドリルを使わないOAMインプラント
インプラントの手術をする場合は、ドリルで骨に穴を開け、そこにインプラントを埋め込むというものでした。
その為、骨幅が狭くインプラントのドリルが使えない場合や、ドリルを使うことを怖がる患者さんには手術ができないという欠点がありました。
ところが、OAMインプラントが、解決しました。ついに極力ドリルを使うことなしに、インプラントを埋め込むことができるようになったのです。
OAMインプラントは、ドリルを使うより少しだけ時間はかかりますが、怖がりの患者さんにとってはとっても朗報となりました。
また、OAMインプラントは、骨の幅を拡げる効果もありますので、従来のような骨を増やす特殊な手術
(GBR法、骨移植、スプリットクレスト法など)をしなくても骨の幅を増やすことができるようになりました。
また、この方法では骨密度もあげることができるため、よりインプラントの手術適用が増えました。
OAMインプラントの手術法
- まず、インプラントを埋め込む場所に最初のマーキングとして直径0.3mmの極めて小さいドリルで印をつけます。通常のドリルのような負担はほとんどなく、しかもドリルを使うのはこの最初のステップだけです。
- 歯の根っこの治療用のファイルと呼ばれる器具を用い、所定の長さまで骨に穴を開けます。麻酔も効いているし、振動もないのでまったく何も感じません。
- オーギュメーターという器具を使い、順次インプラントを埋め込むための穴を拡大していきます。
- 直径0.5→0.7→0.9→1.2→1.4→1.6というふうにゆっくり穴を拡大していきます。この際、骨の幅も同時に拡がり、骨密度も上がります。
- 拡大を続けていき、埋め込む予定のインプラントの太さまで穴を拡大します。(通常は3.2mmまで拡大します。)
- インプラント体を埋め込み、手術完了です。
OAMインプラントの特徴
従来の方法では、骨がすごくやせてしまった方にインプラントを埋め込むのは不可能でした。
またどうしてもインプラントしたい場合は、骨を作るための手術が必要となりました。
自分の骨をどこか他の場所(下顎の奥の方や、腰の骨など)から採取してそれをインプラント埋入部位に移植したり(骨移植)、わざと骨を骨折させてそこに骨を増やすような処置(スプリットクレスト法)をほどこしたり、色んな手術が必要となりました。
そこまでしてインプラントをする勇気のある方は少なかっと思われます。
ところがOAMインプラントは、そういうすごくやせてしまった骨の場合でも、不可能を可能にしたのです。
OAMインプラントでは、オーギュメーターという器具を使って糸のような穴をすこしずつ拡げてインプラントを埋める穴を作ります。
糸のような穴なら骨の幅が1mmしかない患者さんでもつくることができるのです。
人間の骨は弾性があるため、その穴を少しずつ拡げることができます。
そうすることにより、わざわざ骨を増やす大がかりな手術をする必要が無く、たった1回で終わらせることができるようになります。
しかも傷口も小さいため術後の腫れも少なく、治りも早いようです。
また、骨を少しずつ拡げることにより、骨密度も上がりますので、骨そしょう症のような骨密度が低い方にも適応になりました。
また怖がりの方の中には、骨を削る時の不快な音や振動がいやだと言われます。
オーギュメーターでを使用すると、時間はかかりますが、静かに手術できるため、インプラント手術がより快適なものに改善されるのです。
よって、患者さんは、苦痛なくより安心して手術を受けることができるようになりました。
但し、例外として、骨密度が極端に高い方の場合、OAMインプラントが適用できない場合もあります。
いわゆる岩盤ようなの固い骨の方には従来のドリルを使うこともあります。
身体に負担をかけない生体親和インプラント
自分の歯のように違和感なく食事ができるインプラント。その快適さとともに体への負担が気になっていました。
長崎インプラント研究所では、身体に親和する材料を吟味して、全身の健康に配慮した「生体親和インプラント治療」を行っています。
OAMインプラントの特徴
- 歯茎を切らずにインプラント埋入が可能です
- 歯を抜いてすぐにインプラントが可能です
- 治療期間の短縮
- 骨が少ないため困難な上の奥歯にもインプラントが可能
長崎インプラント研究所では臨床的に優れた骨伝導能をもつHAインプラントを使用しております。
治療期間の短縮
インプラント治療の治療期間が大幅に短縮されました。
特に歯を抜いてすぐインプラント埋入ができるケースでは、約2∼3ヵ月後には最終のかぶせ物の装着が可能です。
従来の治療では約10ヶ月近くかかっていたのが、大幅に短縮されました。
従来の治療 | 抜歯後、約2ヶ月後インプラント治療 6ヵ月後、2次オペ後、仮歯装着 さらに2ヵ月後セラミックスのかぶせ物装着 |
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当院の治療 | 抜歯と同時にインプラント埋入 すぐに仮歯装着 2∼3ヵ月後セラミックスのかぶせ物装着 |
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歯茎を切らずにインプラント埋入が可能
以前は、全てのインプラントで歯茎を切ってインプラント治療を行っていました。
歯茎を切ると腫れや痛みの原因になります。当院ではなるべく歯茎を切らずにインプラント治療を行っています。
特に歯を抜いてすぐインプラント治療を行う場合は、ほとんどのケースが可能です。 【手術は麻酔をして行いますから痛みは心配ありません】 手術前に注意事項をお話しますが、綿密な計画の下で行いますので、手術時間については事前の審査診断により決定しますが、1時間から2時間くらいです。
HAインプラント
HAインプラントの特徴
従来のインプラントは、全材質がチタンで構成されているチタンインプラントが主流でした。
しかし、現在HAインプラントが脚光を浴びています。
HAインプラントは、材質が2重構造になっており、インプラントの中心部はチタン、そしてその周りにハイドロキシアパタイト(歯や顎と同じ成分)があり、いままでのチタンインプラントでは、抜歯と同時にインプラントを埋入することが困難と云われてきた弱点を補うすばらしいインプラントなのです。
歯周病や歯根破折により、骨が大きく失っているケース
骨がやわらかくインプラントを埋入しても、動いてしまうケース
(初期固定が取れないケース)
上顎洞まで顎の骨の厚みが5ミリ以下の場合
以上のような症例でも、HAインプラントは、埋入する前に特別な骨造成術(GBR)を行う必要はなく抜歯と同時にインプラントを埋入することが可能です。
また上の奥歯の場合は、上顎洞まで5ミリ以下の場合には、チタンインプラントでは、上顎洞に4ヶ月∼6ヶ月間かけて一度骨を再生してからインプラントを埋入していましたが、HAインプラントは上顎度まで1ミリであっても、上顎洞内に骨を填入しながら、インプラントを埋入することができます。(ソケットリフトインプラント)
そのために、HAインプラントは、チタンインプラントと比較して次の点が優れています。
1. 治療期間の減少
今まで別々に行ってきた治療方法が同時にできますので、HAインプラントは手術回数が減り、治癒期間が短くなります。
つまり、患者様の外科的、精神的な負担が減ることになります。
2. 審美的な修復
インプラントの手術はとても繊細さを要求されます。
特に上の前歯のように審美性が大変重要視されるところは、同じ部位を何度も手術を行うことにより、歯肉が壊死や裂開をおこす可能性があります。
そうなると審美的に取り返しのつかない場合も生じる可能性があります。
その点、HAインプラントは処置が同時に行えるので、そのようなトラブルを防ぐことができますし、その日に歯が入ることにより審美的な問題も解決します。
3. ストレスの減少
1本のインプラントを埋入するために、何度も同じ部位を手術することは、患者さんにとっては大変なストレスになります。
手術回数が少なくなることは、患者さんにとってストレスの軽減につながります。
抜歯即時インプラント
以前は、インプラントする場合、歯を抜いてから骨の回復を待つため、数ヶ月から半年くらい待ってインプラントをしていました。
というのは歯を抜いた後は骨が一次的に無くなるため、骨が回復するの(骨の量は減ります)を待つため、また、歯ぐきが治るのを待つためです。
長崎インプラント研究所(諫早ふじた歯科・矯正歯科併設)では、歯を抜くのと同時にインプラントを埋め込んでおります。
こうすることにより、手術回数を減らし(2回が1回に減る)、骨の減量を防いでいます。
結果的に患者様の外科的負担が減少しています。
この方法のメリットは、自然の治癒過程を積極的、最大限に利用できるという点です。
というのは抜歯直後が生体の治癒能力がもっとも旺盛、最大になります。
治癒の機構がもっとも早く、ドラマティックに起こるのが抜歯直後なのです。
つまり治りが早くなります。その時期を利用したのが、抜歯即時インプラントなのです。
また、当たり前のことですが、抜歯後骨や、はぐきの治るのを待つ期間が無いため、トータルの期間。最終的に歯が入るまでの期間も短くなります。
つまり、本来なら、抜歯して、歯ぐき、骨が安定するのを待つのが6ヶ月、インプラントして歯を入れるのが4ヶ月とすると、合計10ヶ月必要だったのが、この方法なら、抜歯して4ヶ月で歯が入り半分以下に期間が短縮されます。
注意:通常、歯を支える骨(歯槽骨)は、抜歯後回復はしますが、量が減って治癒します。
抜歯と同時にインプラントすることにより、骨の減少を、最小にすることができます。
ちなみに1回の手術で最低、高径1ミリから2ミリの骨の減少があるといわれています。
ソケットリフト・インプラント
上あごの骨の量がすくない場合の新しいインプラント法
上あごの奥歯の骨の上には、上顎洞といった副鼻腔があります。
歯をなくして長時間経過した場合や、歯槽膿漏で歯をなくした場合、骨の垂直的な高さが減って、インプラントしたくてもできない場合があります。
こういう時、一般的な歯科医院では、インプラントが不可能な時があります。
また、可能な長崎インプラント研究所でも、サイナスリフトといって、上顎洞を持ち上げる手術をしています。
この方法は、患者様の上あごの歯の根っこの先の部分から歯ぐきをはがし、骨に穴を開け、骨を他の場所から移植をするという、患者様にとっては非常に負担がかかり、大変な治療です。
手術後も腫れや痛みが長く続き、鼻血も出ます。
長崎インプラント研究所では、従来サイナスリフトしかできなかった手術に、ソケットリフトという、きわめて簡単で患者様に負担のかからない方法で、十分な効果を挙げております。
なおかつ、サイナスリフトに比べて治療期間も約半分以下になりました。患者さんに優しいインプラント治療法です。
CGF治療
諫早ふじた歯科・矯正歯科では、インプラント、歯周外科、口腔外科治療などの手術の際、骨や歯周組織の再生療法を実施しております。骨や歯茎などが足りない場所に最先端の技術を使用しております。その中でも今現在、最も期待されているのがCGFです。
CGFは従来のPRPにかわる次世代の血小板濃縮フィブリン製剤として、歯科分野や再生医療分野など多くの分野での応用が期待されております。CGFは患者さんご自身の血液を専用の遠心分離機にかけることで抽出されます。添加物を一切用いない完全自己血液由来の血小板や成長因子を多く含んだフィブリンゲルです。
手術前に患者さんの血液を採取し、CGF(concentrated growth factors)を作ります。このフィブリンゲルは、他の骨補填剤と違って、何より完全自己血液なので感染症についても安心度が高い治療法なのです。
手術の創傷治癒効果を促進させたり、人工の骨補填材のかわりに使用したり、人工のメンブレン(骨を増やすための膜)のかわりに使用したりし、骨を同時に増やすインプラント治療を行っております。
そのため、他院にて、骨が薄いためインプラントを断念された患者さんにも対応いたしております。
MEDIFUGE(メディフュージ) CGF専用遠心分離機
CGF作製専用遠心分離機「メディフュージ」を使用し、CGFを作製します。
血液中の凝固因子が自然に刺激され、遠心分離により赤血球が分離されるとともに、成長因子や血小板を多く含むフィブリンゲル、CGFが形成されます。
形成されたフィブリンゲル、CGFは凝固剤・トロンビン・CaCl2等の添加物を一切用いておりません。そのため感染のリスクを低減させることができます。
CGFの使用例
1.骨補填材と混ぜて使用
CGFを骨補填材と混ぜて使用します。当院ではβーTCPという人工骨を使用しますが、
CGFに成長因子と血小板が多く含まれているので、骨補填剤単独で使用するのに比べ、創傷治癒の促進が期待できます。そのため治癒機関が短くなります。
2.骨補填材のかわりに使用する
上顎洞底挙上(サイナスリフト、ソケットリフト)の際に、CGFのみを骨補填材のかわりに使用することができます。一切の人工物を使用しないのでより安心できます。
3.メンブレンのかわりに使用する
CGFを滅菌ガーゼではさみ、プレスするとメンブレン状になります。
GBRや歯周外科の際にメンブレンの変わりに使用することで、スペースメーキング機能やフィブリン本来のバリア機能により感染を防ぐなどの効果が期待できます。
またCGFは完全自己血液由来なので、免疫拒絶反応がなくより安全なのです。
無痛インプラント治療
麻酔専門医による無痛インプラント治療を実施しています。
静脈内鎮静法
諫早ふじた歯科・矯正歯科ではご希望の方に対して、インプラント手術はもちろんのこと、抜歯などの外科処置などに必要があれば静脈内鎮静薬などを用いた治療(セデーション)を実施いたします。
この方法は、治療に不安を持っている患者さんや長時間のインプラント外科手術に最適な方法です。全身麻酔とは異なり、うたた寝をしているような感じで不安や恐怖心が取れ、とてもリラックスした状態で治療を受けることができる方法です。 眠っているとほぼ同じ状態にしたままなので、いつの間にかインプラント外科手術が終了しているといった感じです。
静脈内鎮静法方法は、腕の血管(静脈)に点滴で麻酔液を入れます。そのコントロールは熟練した麻酔専門医により行われます。5~10分程度で麻酔が効きます。その後はインプラント治療が終了するまでうたた寝している状態です。
当院では、提携している長崎大学の麻酔科より来ていただき実施いたします。全身状態や使う薬剤の特徴に熟知している歯科麻酔認定・専門医が立会いのもと、全身状態を管理しながら行っていますのでご安心ください。
静脈内鎮静法終了後は、自分で歩けますが完全に切れるまで時間がかかりますので、車の運転や自転車での帰宅はできません。家族のお迎えやタクシーで帰宅して頂きます。
患者様の感想として、最も多いのが、
『いつの間に手術が終わったのか分からなかった』 というものですが、
『手術が終わるも何も、いつの間に始まったのか分からなかった』 と言う方もいます。
静脈内鎮静法でインプラント手術を行った方は、次にまたインプラント手術を行う時には 再度静脈内鎮静法でやりたいと希望されます。
長崎県 諫早市でインプラント手術を受ける方は、遠慮せず 歯科医師に「静脈内鎮静法はできますか?」と聞いてみて下さい。きっと安心なインプラントが受けられると思います。
インプラントの安全性
インプラント手術自体は無痛治療で何のお痛みも無く受けていただく事ができます。
術後のお痛みもほとんどありません
インプラント手術というと、骨を削って金属のスクリューを打ち込んで・・
と恐怖心をお持ちの患者様が多くいらっしゃいます。
個人差はありますが、術後のお痛みもほとんどなく、術後数日で落ち着いてきます。
入院の必要もないので翌日から通常の生活ができます。
使用されているインプラントは純チタン、チタン合金を材料としたもので、骨結合型が一般的です。
チタンは無害で発癌性もなく腐食しません。
また、生体との親和性が高く、アレルギー反応を生じさせません。
予後10年でインプラント生存率は世界平均で95%という治療は、歯科だけではなく、医科の分野においてもそんなにある治療ではなく、歯科治療でこれだけ信頼性のある治療は他に見られません。
インプラントの挿入本数、症例数ともに増えています
インプラントは入れ歯やブリッジに比べて、
・違和感が少なく、見た目がきれい
・健康な隣の歯を削ったり、痛めたりしない
・天然歯(自分の健康な歯)と同じ手入れでよい
・インプラント義歯(インプラントに上に義歯を固定)では、義歯は顎の骨に固定され力を入れて噛むことができる
等の、多くの利点があるために、インプラントの症例、本数が年々増えています。
こういう経験から、あなたがインプラント治療を受けるにあたって、知っておいて欲しいことをお話ししたいと思います。
私は、インプラント治療は患者さんにとって大きなメリットのある非常に素晴らしい治療だとつくづく感じています。
その高い成功率、治療効果、そして治療成績の確実性を多くの患者さんで実感しているところです。
なによりも、インプラントを入れた多くの患者さんから、
「10歳は若返りました!」
「先生には本当に感謝しています!」
「ごはんがおいしい!」
「笑顔が自然にでてきます!」
という声を、本当に数多く戴いております。
それほどインプラントは、お口の悩みを持っている患者さんにとって大きな福音になるようです。
このホームページを通して、インプラントについてあなたが抱いていた疑問や不安が、かなり解消していることと思います。
インプラント治療を受けるために大切なことを、理解できていることでしょう。
長崎インプラント研究所ではホームページを見て共感していただいた方がメールで相談し来院されたりするケースもありますが、多くの患者さんは実際に長崎インプラント研究所でインプラントをされた患者さんの紹介です。
但し、インプラントは、決して万能ではありません。しかし、その弱点を補って余りあるほど、インプラントには「あなたの生活を変える力」があります。
適切なメンテナンスをしっかり行えば、10年後でもまるで違和感なく自分の歯のように機能するでしょう。
成功のポイント
インプラント治療を成功させるには、医院選びはもちろんのこと担当する歯科医師の治療経験や技術を見極めていただくことも大切です。
その1.インプラントの経験が豊富な歯科医
インプラントの症例数が多ければ多いほど、成功の確率が高くなってくるのは当然ですが、インプラント治療の経験豊富な先生にお願いすることがとても大切です。
ズバリ、どのくらい経験があるのか、成功率はどの程度なのかを、質問してみると良いでしょう。
誠実な先生であれば、快く答えてくれるはずです。
諫早ふじた歯科・矯正歯科でのインプラント治療の実績は年間100本以上、10年生存率は95%以上となっております。
また、ICOIという国際的なインプラント学会に所属し、指導医の資格も取得しています。
その2.滅菌や感染対策を十分に行っている医院を選ぶ
インプラント治療の失敗の原因のひとつに‘感染‘の問題があります。
すべての歯科治療にも言えることですがインプラントも例外ではありません。
器具をアルコールなどで清拭する「消毒」
全ての菌を死滅させる「滅菌」
この2つ似ているようで大きく違います。
諫早ふじた歯科・矯正歯科ではインプラント治療だけでなく全ての治療で患者様ごとに滅菌された器具を使用し、グローブも患者様ごとに変えて使用しています。
そんなことは当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが歯科医院により滅菌対策への意識はそれぞれというのが現状です。
インプラント治療は歯茎を開き骨を削ったりといった外科処置になりますので、この滅菌・感染予防対策が非常に重要になります。
器具だけが滅菌されていればよいのではなく、部屋にほこりがあると空気中に細菌の舞った環境で処置することになります。
清潔に保たれたオペ室は必要になると思います。
オペ中は、術者のみならず介助者も滅菌ガウン・滅菌グローブを使用することも大切です。
滅菌器もその精度により分類されていますが、諫早ふじた歯科・矯正歯科では最高峰とされるクラスBに分類される滅菌器を使用しています。
安全に手術を行い、かつインプラント治療を成功に導くためには滅菌は必要不可欠です。
徹底した滅菌対策をとっている歯科医院を選ばれることを強く勧めます。
その3.予防・メンテナンスを心がける
インプラント治療を成功に導く3つ目のポイントは、定期的なメンテナンスと自宅でのセルフケアです。
インプラントを入れればそれだけで何年も問題なく使えるかというとそうではありません。
インプラント入れてしっかり噛めるようになる、ここまでは我々歯医者の責任で行われます。
ただ、その状態を5年・10年・20年キープできるかは患者様の努力にかかっています。
というのもインプラントも自分の歯と同様歯周病になることがあるからです。
自身の歯というのは非常に優れたものです。自身の歯の代用として現在行える最高の治療はインプラントだと思いますが、それでも自身の歯と同じようにはできません。
インプラント治療は、その優れた自身の歯を何らかの原因で抜かなければならなくなった場所に行います。
その原因をそのままにしていてはインプラントも自身の歯と同じ運命をたどってしまいます。
歯を抜く多くの原因は虫歯や歯周病です。
それらを予防するには、
日々のブラッシングを徹底する。
他の歯にも歯周病があるならそこを治療しておく。
定期的にメンテナンスを行い歯石を除去する。
これしかありません。
どれひとつ欠けても長期的にインプラント治療を成功させることはできないでしょう。
どれだけ長持ちするかは、患者様の予防・メンテナンスへの取り組みにかかっています。
自分の健康は自分で守る心がけが大切です。