2017/02/17

健康長寿への道

長崎県諫早市の歯医者 「諫早ふじた歯科・矯正歯科」 理事長の藤田です。

先日の日曜日、朝から何気なくテレビを見ていると、『健康の時間』という番組が放送されていました。私も健康オタクの一人ですが、その時は元気な百寿者に関する話題でした。100歳を超えた方を百寿者というのですが、番組ではセンテナリアンと表現していました。意味は1世紀を生きる(ワン センチュリー)人 という意味だそうです。

番組では、寿命の要因は環境因子が重要で、遺伝に関する要因は25パーセント以下だそうです。生きていく上でその環境が長寿に影響するのですね。

慶応義塾大学には百寿総合研究センターという機関があるそうですが、健康長寿の研究をされており、百寿者や高齢者の血液が集められていて、その分析から慢性炎症が少ない方が長生きできるという結論になったそうです。

慢性炎症とは急性炎症と違い、ひどく症状は出さないのだがじわじわ細胞を痛めていく炎症で、原因として 肥満、喘息、歯周病な度があります。私が日々格闘している歯周病も慢性炎症の一つです。最近歯周病が全身疾患に影響するという事実が、広まってだいぶ国民の皆様に知られてきましたが、作用機序は慢性炎症が歯茎だけに留まらず、全身に広がるということです。このように全身に慢性炎症が全身に広がるのを防ぐ、もとより慢性炎症を抑えることができれば、健康長寿への道が開かれます。

幾つかのポイントとして食生活、適度な運動、幸福感、テロメアの長さなどが挙げられます。やはりEPA、DHAが豊富な魚が良いのと、やはり幾つになっても過度な脂肪を避けるために適度な運動は必要、そして好きなことに没頭して今が幸せだと思う、心の問題が重要だと言うことでした。病的に長生きしても仕方ないと思いますので、なんとか健康で長生きしたいものですね。

医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科
理事長 藤田浩一