2022/07/16

ハニカミ(歯に噛み)ニュース 7月号

諫早市の歯医者  「諫早ふじた歯科・矯正歯科」  理事長の藤田です。

ハニカミ(歯に噛み)ニュース 7月号ができました。今月号は知覚過敏のお話です

知覚過敏とは?歯がしみる原因と治療法 

諫早 歯医者 諫早ふじた歯科・矯正歯科 ハニカミニュース 

むし歯じゃないのに歯がしみるように痛む…という方は、知覚過敏かもしれません。知覚過敏は、日本人の3人に1人 は感じたことがある痛みといわれています。 

知覚過敏によって引き起こされる主な症状には、冷たいものや甘いもの、風などがしみることや、歯に響くような痛 みが挙げられます。知覚過敏の発症につながる、その主な原因として以下のようなことが挙げられます。 

1 、酸蝕症によるもの

酸蝕症は、歯の表面を守っているエナメル質という層が、食べ物や飲み物、胃液 などに含まれる酸によって溶かされることで引き起こされます。 

 

2、歯茎の退縮(歯茎下がり)

歯と歯茎の境目のあたりは「歯頸部」とよばれ、 エナメル質が薄く象牙質がむき出しになりやすい箇所です。 

歯肉退縮の代表的な原因とされるのが、歯周病です。また、 歯周病のほか、歯茎退縮は加齢によっても進行していきます。

 

3、くさび状欠損

くさび状欠損とは、歯と歯茎の境目部分に見られるくさび状の 磨り減りのことです。くさび状欠損の原因のひとつとして挙げら れるのが、過度なブラッシングによるものです。その他、眠って いる間のブラキシズム(食いしばりや歯ぎしり)による強い咬合力も、くさび状欠損の形成につながります。 

 

知覚過敏の改善方法 

知覚過敏になってしまっても、適切な治療と歯磨きで改善していくことは可能です。

◇ 誤ったブラッシング方法を治しましょう

歯ブラシが硬すぎると歯を傷つける恐れがあります。やわらかめのものを選び、歯ブラシの毛先が広がらない

程度の軽い力で優しく磨いてあげると良いです。

◇ 歯磨き粉を変えて痛みを軽減 研磨剤を含まないものや、低研磨性の歯磨き粉、 

知覚過敏防止歯磨きがオススメです。あるいは、歯磨き粉を使用せずにブラッシングのみでケアしてもいいでしょう。

◇ マウスピースでブラキシズム予防

歯ぎしりや食いしばりなどで歯のエナメル質が はがれることが原因の知覚過敏も多く、この場合にはマウスピースを用いた治療となります。

◇ 酸蝕歯の予防策

炭酸飲料や果汁の入ったジュース、 酸性の食べ物などは、エナメル質を 溶かしてしまう原因のひとつです。 飲食の時間を決める、普段の水分補 給は水やお茶に切り替えるなど、生活習慣の見直しも大切です。 

歯科医院で知覚過敏予防 

知覚過敏による痛みがある場合は、知覚過敏用の薬剤やコーティング剤を塗り込んだり、削れた部分にプラスチックを充填したりといった治療を行います。知覚過敏以外にも、口周りにはむし歯や歯周病などのトラブルリスクが潜んでいるもの…。定期的に検診を受けて、トラブルの早期発見・早期治療に活かしましょう。

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