諫早市の歯医者 『諫早ふじた歯科・矯正歯科』の藤田です
ハニカミニュース6月号です
今月号は フッ素に関してです。
むし歯予防のできる、フッ素の使い方
フッ素(フッ化物)とは、私たちの身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれています。 フッ素はむし歯予防に欠かせないだけでなく、丈夫な歯や骨をつくるために大切な役割を果たしています。
フッ素の3つの働き
1 歯を強くする
酸に負けないように、⻭の質を強くしてくれます。
2 再石灰化の促進
再石灰化とは、飲食するとお口の中が酸性になり⻭が溶けて(脱灰) しまったところに、カルシウムやリンを補給し、⻭を元の健康な状態に 戻すことです。初期むし⻭を修復する働きがあります。
3 細菌の酸産生抑制
歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中に潜んでいる むし歯原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。
フッ素にはむし歯の原因菌の働きを弱め、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進し、歯の表面を強化してむし歯になり にくくする働きがあります。 歯を強くする視点から考えると乳歯や萌出中・直後の永久歯は非常に弱く虫歯になりやすいのでこの時期にフッ素を応用することは 特に有効と考えます。大人になると、不規則な生活や、歯科治療などにより2次むし歯(治療済の歯が再度むし歯になる)になりやすく、 むし歯リスクが上昇することがあります。また年齢が進むにつれ、歯周病によって歯茎が下がってしまい、セメント質とよばれる表面が 弱い部分が露出し、むし歯になりやすくなります。 歯科研究では、フッ素配合ハミガキ剤を使うと歯の根元のむし歯を67%も抑制可能という結果も存在します。 フッ素ケアは大人にも非常に大切なケア方法なのです。
毎日の食事にフッ素は含まれています
フッ素は、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの 食品に含まれており、ビタミン類の様に、 毎日摂らなければならない必須の栄養
素に位置付けられています。
毎日の食事で意識して、フッ素が含 まれる食品を摂るようにしましょう。
フッ素の効果的な使い方
・ フッ素塗布 ⻭科医院の定期健診などでフッ素を直接⻭に塗ります。 乳幼児からフッ素を塗布することができます。
・ フッ素が配合された⻭磨きペースト 様々なフッ素濃度のものがあります。年齢によって 適切な使用量や濃度が違いますので注意しましょう。 子供に使用する際は、必ず保護者が仕上げ磨きに 使いましょう。フッ素の効果を高めるには、⻭みがき 後のうがいはできるだけ少なくしましょう。
・ フッ素が配合された洗口液 ⻭みがき後などお口の中を清潔にした後に、決められた容量の洗口 液用いて、お口の中全体に行き渡るようにうがいをします。
お口の中にフッ素が⻑時間とどまることで、より効果を発揮します。 そのために、上記のどの方法にも共通して、フッ素を使用した後 は1時間程度は飲食を控えましょう。また、就寝前に使用するとフ ッ素が⻑時間口の中にとどまるため、とても効果的です。 適切なフッ素の量や、正しい使い方がわからない方は諫早ふじた歯科・矯正歯科のスタッフまでご相談くだ さい。
長崎県諫早市多良見町中里129-14
医療法人 夢昂会 諫早ふじた歯科・矯正歯科