治療が終わるまで、どのくらいの期間がかかりますか?
治療期間は症例に応じて異なりますが、インビザラインライトの場合で約半年ほど、インビザラインフルでは1~3年ほどになることが多いと言えます。
審美治療とは具体的にどんなことをするのですか?
審美治療は、歯や口元の見た目を美しく整えることを目的とした歯科医療です。例えば、歯の形や色を整えるホワイトニングやセラミック治療、歯並びの改善、歯ぐきの色素除去などが含まれます。機能面の治療と異なり、患者さんの「美しさ」や「笑顔」に焦点を当てるのが特徴です。自然で清潔感のある口元を作るために行います。
ホワイトニングとクリーニングの違いは何ですか?
ホワイトニングは歯を専用の薬剤で内部から白くする治療で、黄ばみを改善したい方に適しています。一方、クリーニングは歯の表面に付着した歯垢や着色汚れを除去する処置で、歯本来の色に戻すものです。つまり、ホワイトニングは「漂白」、クリーニングは「掃除」と考えると分かりやすいです。
ホワイトニングはどれくらい白くなりますか?
効果には個人差がありますが、1回の施術でも数段階明るくなる方が多いです。特に、エナメル質が厚い方や、加齢による黄ばみが原因の方には効果が出やすいです。ただし、食生活や生活習慣によって後戻りすることもあるため、定期的なメンテナンスやホームホワイトニングとの併用がおすすめです。
セラミックの被せ物にはどんな種類がありますか?
主に使用されるのは「オールセラミック」「ジルコニアセラミック」「メタルボンド」の3種類です。オールセラミックは審美性が高く、透明感のある仕上がりが魅力です。ジルコニアは強度と美しさを兼ね備え、奥歯にも適しています。メタルボンドは金属の上にセラミックを焼き付けたもので、耐久性がありますが、歯ぐきとの境目が黒く見える場合もあります。
セラミック治療のメリットとデメリットは?
メリットは自然な見た目と高い耐久性、金属アレルギーのリスクがないことです。変色もしにくく、長期間美しい状態を保ちます。一方で、デメリットは保険適用外で費用が高額になりがちな点、強い衝撃で割れる可能性がある点です。ただし、適切なメンテナンスを行えば10年以上使用することも可能です。
審美治療に健康保険は適用されますか?
基本的に審美目的の治療は保険適用外で、自費診療となります。たとえばホワイトニングやセラミッククラウン、ガミースマイルの改善手術などは全て自己負担です。ただし、機能改善が主目的とされる場合(例:虫歯治療で金属の代わりに白い歯を使用)は、一部保険適用となることもあります。詳しくは歯科医師にご相談ください。
歯の隙間が気になるのですが、治療法はありますか?
歯の隙間は「ダイアステマ」と呼ばれ、審美的なコンプレックスになることがあります。治療法には、レジンによる隙間の充填、ラミネートベニア、矯正治療などがあります。隙間の大きさや原因によって最適な方法が異なるため、まずは精密な診断を受けて、自然な見た目と機能を両立した治療を選ぶことが大切です。
ラミネートベニアって何ですか?
ラミネートベニアとは、歯の表面を薄く削り、その上にセラミックの薄片(ベニア)を貼り付ける治療法です。歯の色や形、隙間を整えるのに適しており、短期間で美しい仕上がりが得られます。芸能人やモデルが多く利用している方法としても知られています。ただし、歯を削る量は少ないものの、不可逆的な処置である点に留意が必要です。
ガミースマイルは改善できますか?
ガミースマイル(歯を見せて笑うと歯ぐきが多く見える状態)は、ボトックス注射や歯ぐきの切除、矯正治療などで改善可能です。原因が骨格や筋肉、歯ぐきの形状によって異なるため、正確な診断が不可欠です。美容的な悩みだけでなく、笑顔に自信を持つためにも専門的な治療を受けることをおすすめします。
審美治療のメンテナンスは必要ですか?
はい、審美治療後も定期的なメンテナンスは非常に重要です。ホワイトニングは色戻りを防ぐために数ヶ月おきの再施術が必要ですし、セラミックなどの被せ物も定期的なチェックやクリーニングで長持ちさせることができます。また、日常のブラッシングや食生活の見直しも、美しい口元を保つためのポイントになります。